ヤクートGIGA |
高機動重砲型 |
JagdGIGA |
共和国 |
型式番号 |
RZ-064-J |
シリーズ |
B/O |
タイプ |
<ギガノトサウルス型> |
発売 |
- |
全長 |
39.6m |
定価 |
- |
全高 |
20.1m |
オペレーション |
バッテリー |
全幅 |
16.5m |
ライト点灯 |
有(発光ダイオード) |
重量 |
231t |
使用電池 |
単3×2 単4×2 |
最大速度 |
168km/h |
部品点数 |
- |
乗員 |
1名 |
ゴムキャップ |
|
搭載ビークル |
無 |
主成形色 |
- |
主要目的 |
駆逐 |
キャッチフレーズ |
戦場を駆けめぐる重砲型メカ |
ギミック |
首を左右に振り、口を開閉、両腕を上下にしながら前進する。背中のキャノン砲を左右に動かします。 |
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その他 |
- |
装備
装備名 |
搭載数 |
特徴 |
ギガクラッシャーファング |
1 |
口腔内の牙。 |
ハイパーEシールドジェネレータ |
1 |
胸部に装備。エネルギーシールドを発生させる装置。 |
ハイパープレスマニピュレータ |
2 |
両腕。 |
テイルスタビライザー |
2 |
尻尾先端に装備。 |
長距離キャノン砲 |
2 |
背中に装備。 |
特徴
共和国反攻作戦の切り札として開発されたゴジュラスGIGAをベースに、その機動性に遠距離からの打撃力を持たせた機体。
ヤクートGIGAは、格闘モードで必要となる装備、クラッシャーテイル用加速ロケットブースター、補助アンカー、32門ゾイド核砲のそれぞれを排し、長距離キャノン砲を2門装備しながらも機動力を失わないような措置が施された。そうした重量軽減措置を施したにもかかわらず、長距離キャノン砲の大きさと装備重量や機体バランスのためのバラストの追加、なおかつ重心位置の上昇から、全備重量の上昇と最大速度の低下を招いた。しかしながら、キャノン砲用の高速移動砲台とも言える運用を考えていた共和国軍にとっては、許容できる範囲の性能の低下にとどまった。 |
掲載バトルストーリー
- |
ゴジュラスGIGAには、当初から長距離キャノン砲を装備するための部品が用意されていましたが、当然のごとく、この部品は差し込んで組み上げるだけで、動きが導かれているわけではありません。既に、ゴジュラスMk-2の改造で長距離キャノン砲に動きをつけている私からしますと、ゴジュラスGIGAに長距離キャノン砲を装備するのであれば、何らかの動きをつけ加えたいと考えるようになり、それをどのように実現するかが大きな課題となるわけです。
どのような動きを表現するかは、すぐに考えがまとまりました。ゴジュラスGIGAは、首が大きく動くので、この首の動きとキャノン砲の動きを連動させるようにしようと考えました。つまり、首を向けた方向に長距離キャノン砲を向ける、と言う動きです。首の動きをうまく取り出すことが出来れば、そんなに難しくない改造では無かろうか・・・・・、との考えがまとまり始めました。更に欲が出てきて、出来れば上下にも動かしたい、と思ったのですが、長距離キャノン砲のアームの関係から、上下の動きを導くことは難しいとあきらめることにしました。
では、その表現したい動きを実際にどうやってギミックにするか、ですが、これは、パワーユニットの構造を見て、すぐに解決しました。パワーユニットの首のギミックにかかわる部分を分解したとき、まるで、私がやろうとしていた改造をやって下さいと言わんばかりの構造になっていたのです。首のギミックにまつわるギミック部品を取り外すのに、ネジ2本を外したところ、ギミック部品にかかわる部品だけがきれいに外れ、他の部分やカバーが外れてしまうことがなかったのです。もしかしたら、トミーでも同じ事を当初は考えていたのでは無かろうか、と思いたくなってしまうほど、やりやすい構造でした。
ここで動きについて説明しますと、首が左を向けば長距離キャノン砲も左を向き、首が右を向けば長距離キャノン砲も右を向きます。
これは、以前に行ったバリゲーターの改造と同じなのですが、生物としての自然な動き、を意識したつもりです。視線を向けた方向に武器を向ける、武器を向けた方向を見る、という無意識の自然な動きを、ギミックに表現出来たと思っています。つまるところ、長距離キャノン砲を動かすためのアイディアがまとまったことが、改造を手に付けるきっかけとなりました。
今回のゴジュラスGIGAは、もう一つのテーマとして、旧シリーズのゴジュラスMk-1を意識した作りにしようと思っていました。旧シリーズの共和国ゾイドと言えば、むき出しの構造。ゴジュラスGIGAは、やはり新しい時代のゾイドであるため、とても洗練されたラインと表面になっています。そこで、各所にジャンクパーツを貼り込み、また一部には開口した上でのパーツの貼り込みで、ゴチャゴチャ感を演出し、むき出し構造の共和国ゾイドを表現する努力をしてみました。これに合わせて、デカールを細かく貼り付けることでよりゴチャゴチャ感を強調させてみました。
デカールと言えば、今回も長距離キャノン砲には、シャークマウスをあしらいました。構造むき出しの共和国ゾイドにして、数少ない平面部分なので、一番カラーリングで表現しやすい部分ととらえています。
左側はオーソドックスなシャークマウスに、「ARMY」の文字と機体番号「12803」。更にその後ろには、ピンナップガールを入れてありますがわかりますか? 見る人が見ればどこから彼女を連れてきたかわかるでしょう。
右側は、グロテスク感のあるシャークマウスと「ARMY」の文字と機体番号「12803」。こちらにはピンナップガールは入れていません。長距離キャノン砲にシャークマウスは、すっかりお気に入りの演出なので、手持ちのデカールがある限り続けていきたいと思っています。
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「ARMY」の文字と機体番号「12803」については、足もとの装甲にもあしらってあります。上部の砲身の機体番号は、出撃後に自分を認識させるためのもの、足もとの機体番号は、基地での格納中に自分を認識させる番号、つまり整備やなんやらで足もとを移動している人からも機体番号をわかりやすくするためのものと言うことになります。 あまり実用的ではありませんが、尻尾のスタビライザーにも、機体番号の下3桁の「803」だけ入れておきました。ここは、航空機の尾翼のマーキングの王道をまねしてみただけで、実際貼っているマークもアメリカの空軍機のデカールを持ってきているだけです。 ちなみに機体番号の「12803」には特に意味はありません。長距離キャノン砲、足の装甲、尻尾のスタビライザーの3ヶ所に機体番号を入れることにしたので、3ヶ所そろえられて、大きさのそろう数字を適当に集めた結果、これらの番号が集まってしまっただけです。 |
今回は、以前から疑問に思っていた長距離キャノン砲の後端部分やアームの肉抜き穴についてしっかりと加工できた事には充分満足しています。 |
コクピットもある程度は作ってみましたが、ここもデカールを貼るつもりでいますから、その為の平面を作るように作業しています。立体感はでませんが、雰囲気のみ演出できればと思っています。
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やっと完成したゴジュラスGIGAですが、カラーリングの演出のためであったり、見えないところでボディーとパワーユニットを固定したりと、とにかく大型のB/Oゾイドにしては細かなパーツが多くて驚きました。それでいてゾイドの弱点である、パーツ数を減らすための複雑な形と複雑なパーティングラインの走るパーツも有り、最初の整形にものすごい時間がかかりました。これだけパーツが多いところに加えて、私がジャンクパーツを貼り込むなんて演出をしたものですから、完成に一年近い期間を要してしまいました。大型ゾイドの完成後の迫力はたまりませんが、完成まで1年かかるとなると途中で投げ出したくなりますね。今後もB/Oゾイドは作っていきますが、もう少し作業のペースを上げられるような工夫を考えていきたいです。