現場にいち早く駆けつけるには interceptor
飛行ゾイド。もちろんおもちゃ的に飛ぶわけではないゾイドであるが、翼のはばたきはお約束ギミックであった。
飛行ゾイドのゾイドらしい特徴は、サラマンダーを筆頭に、羽ばたくと同時に翼が開閉することであった。もちろん、上から下まで、また、全期間を通じて、例外がないと言うわけではないが・・・・・、これがあるかないかで、ゾイドらしい飛行ゾイド、のゾイドらしさの意味が違ってくるのである。
そこで、今回はサラマンダーの小型版といえる、プテラスに、翼の開閉をさせるようにしてみたいと思います。使用するのは、もちろん新シリーズのキット。せっかく売り出されたのであるから、しばらくは新シリーズにラインナップされた機体を改造していきたいです。
今回の改造の用いた部品 プラパイプ 直径5mm プラ棒 直径3mm 直径1.7mmの皿ネジ コトブキヤ・ポリユニットD-308(ないしD-108) ×2 D-103 ×1 ウェーブ・丸バーニア |
プテラスの翼に開閉機能を持たせる、と言っても、そんな新しい機構を設計できるだけの頭もないので、サラマンダーの開閉方法をそのまま縮小して移植するような感じにしてみました。で、なおかつ、出来るだけ手に入りやすい部品を使おうとしたつもりです。
まず最初に、コトブキヤ・ポリユニットD-308のダブルジョイント部分を加工して、こんな風にします。これを7個作ります。
これは、ゾイドのゴムキャップと同じ役割を果たします。後での分解組立を可能にするために、このポリジョイントで部品を止めるようにするわけです。
プテラスの外翼のゴムキャップで止める部分の穴を大きくして、ぐらぐら簡単に動くようにします。
左の図の矢印の位置に、1.7mmの穴を開けます。ここには、1.7mmの皿ネジを通します。この穴の裏側(翼下面)は、皿ネジの頭がしっかり収まるように、皿状に穴を広げます。
約7mmに切った3mmのプラ棒を1.7mmの皿ネジで止めます。 |
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もちろん反対側の翼にも同じ加工を施します。 |
D-103のジョイント径3mmの方を使用します。片側を削り落とします。左が加工前、右が加工後です。
D-308のジョイントを加工して取り付け軸の外側に出ている部分を削り落とします。その後、この穴3mmの穴を大きくします。左が加工前、右が加工後です。
できあがった各ジョイントは、プテラスの背中の空対空ミサイルを取り付けるハードポイントにこのように取り付けます。D-308ジョイントは、互い違いになっていることがわかりますか。この段階では仮組みです。
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翼の支持棒を作ります。 単に5mmのプラパイプを35mmの長さに切って使うだけでもギミック的には稼動します。しかし、ちょっとした装飾の意味を兼ねて、こんな風に作りました。 5mmのプラパイプと3mmのプラ棒、そして一番最初に作ったジョイント部品を使ってこんな支持棒を作ります。端から端までの全長は35mmになっています。前後の5mmのプラパイプを使っている部分に後でポリジョイントを差し込むわけです。 |
そして両端にポリジョイントを取り付けます。
先ほど加工したD-308をこのように互い違いになるように取り付けます。
反対側には、D-103の3mm径の方を取り付けます。取り付けの際、プラパイプよりはみ出る部分の片側は切り落としました。また、内径の3mmでは、ジョイントが固定されてしまうためギミックにならないので、3.5mmのドリルを通して、穴を大きくしてあります。
D-308のジョイントに3mmのプラパイプを継ぎ足します。ジョイントに2mmの穴を開け、2mmのプラ棒を通して3mmのプラパイプを継ぎ足します。3mmのジョイントの穴も大きくして簡単にぐらぐら動くようにします。
D-103の3mm径のパイプ部分を半分に切って、ウェーブのバーニアを取り付けます。あまり大きすぎるとメインエンジンのように見えてしまうので、補助エンジンのイメージにしたかったので、一番小さいのを取り付けました。
ここまで加工したモノを仮組みするとこんな感じです。