防御が最大の攻撃ならば盾は最強の火器である-10

shield is the lethal weapon-10

 

 塗装を終えましたので、各パーツを持ち手から取り外し、マスキングテープを外していきます。マスキングテープの粘着剤が残ってしまうことがありますので、場所によってはセロハンテープの粘着面を使って取り除きます。また、マスキングテープで隠しきれず、塗料が回ってしまったところは、筆と薄め液を使って落とします。そんな作業をしながら、組み上げていきいます。

 

 まずは、パワーユニット。

 塗装のため一度取り外したカバーを取り付け、電池入れて、動くことを確認します。

フレームを組み立てます。パワーユニットを内蔵し、既存の口開閉のギミック部品、新たに作った尻尾を上下させるギミック部品、キャノンビーム砲を動かすギミック部品、そして、胸部のスカスカ部分を埋めるジャンクパーツで作った部品を全て内蔵します。

 フレームを組み上げた時点で、スイッチを入れて、全てのギミック部品がスムーズに動くことを確認します。

 ここで引っかかりを感じたら、原因を調べ取り除きます。原因としては、ギミックで本来滑るべき部分に塗料が回ってしまって落とし切れていないか、マスキングテープの粘着材が残ってしまっている事が考えられます。

先に足を組み上げてしまいます。動くおもちゃであることを考えますと、ゾイドは、必ずしも説明書通りに組み上げるのではなく、予め足や腕を組み上げておいて、それをそのまフレームに取り付ける方法を理解しておくと、後のメンテナンスが楽に出来ます。

フレームに足を取り付けたら、再びスイッチを入れて動きを確認します。

頭、コックピットを組み上げます。

内部はシートのみ塗り分け、後は、手持ちの航空機モデル、主に1/72の計器デカールを当てはめていきます。よく見ると針のあるアナログ計器が並ぶわけですが、雰囲気優先です。

 

牙だけは、金色にしました。

 頭を取り付けたら、スイッチを入れて、口の開閉を確認します。

 背中の連装ビーム砲を取り付け、キャノンビーム砲につながるギミック部品を取り付けます。

予めキャノンビーム砲を組み上げます。

見ての通り、金ではなく白にしました。

そして、キャノンビーム砲を取り付けますと、

シールドライガーMk-2の完成です。設定→●

 口の開閉に合わせて、尻尾を上下に動かし、キャノンビーム砲を上下に動かすシールドライガーMk-2が出来上がりました。

 本来のシールドライガーMk-2とは、キャノンビーム砲の装備位置が異なりますが、ギミック優先のため納得できる範囲です。

 十数年前に腕が未熟だったために出来なかったことを克服し、現時点で出来ることを盛り込んで完成させました。

 特にMk-1の時にひどかったのは、コックピットです。単にシートを塗っただけで済ませてしまいましたが、大型キャノピーを持つシールドライガーでは、内部の様子が見えますので、模型として完成度の低い作品になってしまっていました。その後、航空機モデルの計器デカールでコックピットを表現する方法を自分なりに確立できましたので、以前よりは見栄えする様には出来たと思っています。次回は、説得力のある操縦管を作るようにはしたいです。

 今回は、かなり強引な方法で作業を始めました。キャノンビーム砲に動きを導く方法が決まっていないうちに作業を初めて、現物を計りながら決めていこうと言う方針を採りました。で、結局やってきたとおりのギミックになったわけですが、アイディア不足感が否めません。キャノンビーム砲の展開収納の手動ギミックを省いたのは良いとしても、もう少し加工が簡単で確実に動きを伝えられる方法を考えたいです。どっかで再挑戦しなければなりませんね。

 完成しないと不都合がわからない。今回は、暫定的な完成作品となっています。再挑戦を誓いたいです。

 

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