疑問2の解決

 やはりシールドライガーの最大の疑問点と言えば、あの尻尾。今にもギミックで動き出しそうな構造になっているにもかかわらず、かろうじて手動で上下に動いてポージングン出来るようになっているだけというものである。もしこれが動いたら・・・・・、と何度思わされたことか。改造するからには、これを可動ギミックに変更します。 

 

 まずはパワーユニット。

口の開閉のためのギミックスライドを動かすためにのびてきている回転動力を部分の真後ろに、幅5mmの溝を作ります。つまり、口の開閉ギミックから動力を取り出し、尻尾の動きに変えようと言うわけです。

シールドライガーのパワーユニットの上面には、メカっぽいモールドがあります。後ほどここに5mmのプラ角棒を通すことになるので、少し太めの6mmの溝を作ります。グレートサーベルのように、完全にまっ平らにしてしまっても良いのですが、シールドライガーの場合は、ミサイルポッドを展開すると、パワーユニット上面が完全に露出するため、ここに全くモールドがないのは興ざめなので、あえて、プラ角棒の通り道のみ平らにすることにしました。もちろん作業は、このままではなく、ビスを外してから行うのがベストです。

 

尻尾を支える円柱の一部にある、円柱の太さを確保する盛り上がりを削り取って、尻尾が簡単にぐらぐら動くようにします。この盛り上がりは、No.3(B3)パーツの円柱にあり、パワーユニットよりの部分にあるはずです。

尻尾を支える円柱の部分の幅にあわせて、ふさいである壁のような部分を削り取ります。

もちろん反対側も行います。

ここまでの作業は仮組みをしながら、本当に尻尾が簡単にぐらぐら動くようになっているか確認しながら行うのがよいです。

尻尾が動くようになったら、今度は尻尾の円柱を左右のパーツとも、上1/3位の所を3mmほど削りこみます。この部分は、後に尻尾にネジ止めをするようになるので、そのネジの頭がぶつかって、スムーズな動きを妨げることがないようにするための処置です。ですから、正確な数字は必要ないのですが、削った後の削りかすはしっかりと取り除いて、尻尾のスムーズな動きを確保します。

左図の矢印の部分をほんの1ミリ弱ほど削ります。ここは後ほど5mmのプラ角棒の通り道となるので、要は左右で仮組みをして、5mmの幅が確保できればよいわけです。もちろん5mmあるからと言ってどちらかに偏るのではなく、中心になるようにします。

尻尾そのものを加工します。

尻尾の付け根の上側に当たる部分の、歯車の歯のような所は削り落とします。

削り取った部分に1.6mmの穴を開けます。位置は、最も尻尾が下がったと思える位置を水平としたときに、少し後ろよりと思える部分がよいです。そして、そのちょうど対角線の部分にも、3mmほどの穴を開けます。

上側1.6mmの穴の方には、およそ5mmに切った3mmのプラ棒を1.7mmの皿ネジで止めます。この時、皿ネジは、円柱の円の裏側から通します。先ほど対角線に3mmの穴を開けたのは、この1.7mmの皿ネジをしめるためのドライバーの通り道です。

 こうして取り付けた3mmのプラ棒は、この切り込んだ隙間にぶつからないようにしながら出来るだけ長い長さを確保します。結果的にはおよそ3mm程度の長さになるはずです。もちろん作業は仮組みをして、確認しながら行います。

 

 尻尾のギミックに関する既存部品への加工はこれで終わりです。これからは、実際の動きを尻尾に伝えるための部品の作成に入ります。

 

 

続くnext

前ページに戻る

タイトルページに戻るback