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---Quest For Rainbow---
A Travel to UK and France 2002
Lead-Time 準備編


マンハッタンカフェ凱旋門賞へ、のニュースとともに、バタバタと旅の計画は決まりました。遠征は来年だと思っていたのでのんびりしていたのですが、急遽今年になったということでかなりあせりました。まず、大問題なのが仕事です。いきなり言って休めるのだろうか?とかなり言い出すのに勇気が要りました。おりしも不況のど真ん中、もしかしたら休みをくださいと言ったら辞めてくれと言われたりするんじゃないかと不安でしたが、当たって砕けろ。砕けたら砕けたでなんとかなるだろう(笑)。と思いつつもやっぱり恐る恐る休みを申請したら「休んでいる間は無給」を条件にOK。ちょうど、仕事と仕事の谷の期間だったのが幸いしました。つまり、早い話が会社的にヒマだったんです(爆)。
最初は馬のことは黙って、フランスで絵画や建物をゆっくり見てこようかと・・・なんて言い訳して(爆)。もちろん後にバレてしまい、「ああー馬か。そうか。」と苦笑いされましたが、休みをもらったらもうこっちのもんです(笑)。もちろん自分的にはメインは馬、でしたが、もう自分もあまり冒険のできる歳でもないし外国にひとり旅ができるのも最後のチャンスなのではないかなぁと思って、長めに2週間の休みを申請しました。
2週間の無給休暇は来月のお給料が悲しいことになるけれど、でもまぁいいや!お金なんかはあとでどうにでもなる。今しかできないことをするんだわ!と思って、この際だからずっと訪れたいと思っていたところにも行く事にして、たっぷりと楽しんでこようと決めました。

悩んだ末、旅の期間は9泊11日になりました。2週間休みがあるのでほんとうはもうちょっとゆっくり旅したかったのですが、ラウルスがいるので、日本を離れている間の土日は1週だけとしたかったのです。(ラウルスは親孝行なことに(笑)この週の土日のレースを除外になりました。)
飛行機代が9月中よりも1万円安くなる10月1日(火)を出発の日とし、帰りは11日の金曜日に成田に着くような工程を組みました。そうすれば10月12,13日のどちらかにラウルスが福島で走ったら見にいけるという寸法です。そして、ラウルスはほんとうに10月13日に福島で走りました(笑)。

”ずっと訪れたいと思っていたところ”とは、まずイギリスはニューマーケット。これは前述にもあるとおり、レインボウクエストに会いに行きたいからです。レインボウクエストは、ニューマーケットにある種馬場に繋養されています。そして、取って付けたような”次にずっと訪れたいと思っていたところ”(笑)が、会社を休む大義名分としても活躍してくれた(?)フランスの建築家「ル・コルビュジエ」の作品、ロンシャン礼拝堂です。
この礼拝堂は、
フランスのその名もやはりロンシャンという村にあります。(競馬場はLongchampでこの村はRonchampですが)わたしは落ちこぼれながら学生時代に建築を学んでいたので、このロンシャン礼拝堂を訪れるのがずっと夢でもありました。18歳のころ・・・コルビュジエについて友達と熱く語り合ったもんです。うーん、若かったなぁ。何年前だ〜(笑)その他にもフランスにはコルビュジエの作品がかなりたくさん残っているので、見れるだけ見てこようと思いました。


そういうわけで、この旅はフランスとイギリス、2カ国を訪ねる旅となりました。
そうと決まれば早速手配。格安航空券で成田−ロンドン往復+ロンドン−パリ往復がついて11万5千円というチケットを発見。激安〜!!!しかもこのチケットはロンドン−パリ間はユーロスターでもOKということだったので、ロンドンからパリへの往路だけユーロスターを選びました。凱旋門賞を見るまでは絶対死ねないと思ったからです。ユーロスターだったら墜落の危険がないから(笑)。←飛行機嫌い(^_^;
そして復路はドゴール空港からヒースロー乗り継ぎで成田、というルートを選びました。ユーロスターより断然飛行機のほうが早いんですよね。怖いけど。

一番最近の海外旅行は既に5年前。おまけに、海外をひとりで見てまわるというようなことはいまだかつて経験がない私。最初はツアー参加も考えましたが、団体行動が苦手なことと料金が自分にとっては高かったこと、それに何よりも今回はイギリスにもどうしても行きたかったことから、個人旅行にすることになりました。今まで3回の海外旅行も自分で航空券やホテルを手配しての個人旅行でしたが、毎回友達と一緒だったり現地の人に案内していただいたりしていたので、完全にひとり旅なのは今回が初めて。
昔はかなりの鉄砲玉だったのですが、歳とともにかなり冒険心も薄れるものです。実は出発前も結構不安になったりしましたが・・・「まぁなんとかなるでしょ!」という持ち前の楽観主義で、その不安を乗り切りました。ああ、結局鉄砲玉ぶりは健在だったのです。・・・良いんだか、悪いんだか(笑)。
でも、あとで知ったのですが、「武豊ツアー」なるものもあったそうです。武豊を囲んでの夕食会が企画されてたらしい・・・ちっ、それにすればよかったかなぁ。←ミーハー(笑)。

各国間の移動手段が決まり、チケットを手配したら次は泊まるところの確保です。旅程はそれこそ練りに練って、最初の2日がニューマーケット泊、後の7日がパリ泊ということになりました。宿はすべて自力で手配しました。インターネットが大活躍。世の中便利になったもんです。宿の次はニューマーケットへの足の確保。こちらも、オンラインでイギリスの長距離バスを予約し、日本にチケットを郵送してもらいました。そして、レインボウクエストの見学の申し込みも、メールで問い合わせました。これで、とりあえずすべての手配は完了。

でも、外国のことですから、準備万端にして行っても何が起こるかわからない。テロなんかも不安ですしね。もしかしたらどっかで飛行機でも落ちて死んじゃうかも知れないよなぁ・・・なんて思って、それとなく旅行前に友達に会っておこう!(笑)と思いつき、出発の前日に友達を誘ってランチをすることにしました。
ちょうど、レンタル屋さんでとある旅行用品を借りる予約をしてあって、そのレンタル屋さんの近くの街で働いている友達に声をかけたら集まってくれました。で、わいわいランチを食べつつ、
何を借りに行くのかかなりつっこまれたので白状することに。・・・一体わたしが何を借りたかというと・・・「トラベルクッカー」というもの。(左下画像参照)海外旅行用の電気式鍋みたいなやつです。これさえあれば、お茶も沸かせるしご飯だって炊けてしまうスグレモノ!!!(笑)・・・でも、これを持ってくって言ったら友達にはめちゃめちゃ笑われてしまった・・・たはは(^_^;。
元来わたしは海外に行くと元気になる性質で、行った先の環境に順応するのも早いし、どの国に行っても食べられないものはない、と思っていたんですが、でもこの旅行に行くことになり、ふと考えてみたときにそれはどうやら若い頃の話だけだったんじゃないかと思うようになったのです。
・・・だから、今回の旅行にはどうしてもお米と梅干を絶対持って行くんだ!と固く心に決めていたんですよね。パリでご飯を炊いて食べたかったの。どうしても。・・・人間、歳をとると頑なになるもんです(笑)。

で、そのトラベルクッカー、買うとかなり高いのでレンタル屋さんを調べてレンタルすることにしたんですが、レンタル料金は2100円でございました。この値段で、6種類の変換プラグをおまけでレンタルしてくれたのです。こちらも買うと結構高いので助かりました。海外は日本のプラグとは形状が違うので、変換プラグが必要なんですね。変圧器なんていうのも必要なこともあるんですが、今回はデジビやデジカメの充電器とかが既に240VまでOKという規格になっていたので変圧器は持って行きませんでした。イギリスもフランスも、プラグが2,3種類あって、現地に行ってプラグの形状を見るまではどの方式だかがわからないということで、6種類すべてを持っていくことになりました。ちなみにこれもわたしのスーツケースが重くなった理由のひとつ。・・・(^_^;

ランチを終えて友達はそのまま午後の仕事へ。貴重な昼休みだったのに来てくれた友達には感謝感謝!
さぁ、これで友達にも会えたし、思い残すことはないぞ(笑)。帰宅して早速スーツケースへのパッキング作業を始めましたが、悲しいことにスーツケースが閉まらない(T_T)。普段、1泊の北海道旅行でも7,8キロの荷物を背負ってフラフラしながら出かけるわたしです。荷物が異常に多いんですよねぇ・・・案の定、ギュウギュウに詰めてもスーツケースのフタは閉まりませんでした。トラベルクッカー(1キロくらいあるし非常にがさばる)を諦めようかと思いましたが、せっかくレンタルしてきたのだからとトラベルクッカーはやっぱり持っていくことに。そのぶん、洋服を少なくしました。お米も、3合持っていくつもりが2合になったりして。ううむ。・・・え?余計なものが多すぎるんじゃないかって?・・・いいのいいの!(^_^;無理矢理上に乗ったりしてやっとスーツケースを閉めました(笑)。さーて、いよいよ、明日は出発!

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