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---Quest For Rainbow---
A Travel to UK and France 2002
Epilogue


旅行から約1年かけてようやく完成した旅行記ですが・・・いかがでしたでしょうか(*^o^*) 。
我ながらほんとにドタバタの連続だったなぁ、と思います。でも、一応無事に帰ってこれたし(笑)、自分自身はこの旅行を通じて前向きに生きなくちゃと思うようになったので、その事が一番大きな収穫ではなかったかと思います。待っているだけでは何も始まらない、欲しいものは求めなければ与えられない。タクシーを呼んでくれと頼んでおいたのにひと晩経つとキレイさっぱり忘れてしまうフランス人のオッサンからは多くのことを学びました(笑)。
英語もろくろく、フランス語に至っては全く喋れないという状態で、旅行に出る前は実はとても不安でした。でも、一歩ひとりで外に歩き出してみると、自分でも驚くほどに自分が強くなっているのを感じました。困難にはまずぶつかってみる。わからないことがあったら恐れずに聞いてみる。言葉は通じなくとも、心が通じ合う出来事がたくさんありました。そして競馬を始めた頃には遠い夢でしかなかったレインボウクエストに会うということも、やってみたら案外簡単に実現できました。
何事も、やらなければできない。やって出来ないことなどない。そう思いました。
プロローグでも書きましたが、ローレルの走るレースを見れなかったことを後悔し(今でも後悔しています)、もう二度とあんな後悔はするまいと思って今回の旅に出ることを決めました。マンハッタンカフェの走る凱旋門賞をどうしてもこの目で見たかったのです。・・・残念ながらマンハッタンは力を出すことができませんでしたが、彼が凱旋門賞に出たということ、それは本当にすばらしいことだったと、今でも誇りに思っています。階段はひとつひとつ上ってこそ、面白いんですよね、きっと。
今後もまた、日本の馬が・・・できることならローレルの子供、そして小島太厩舎の馬が、また凱旋門賞に挑戦するチャンスが来てくれればいいと願っています。そしてその時にはまた飛んでいけるように(^^)またお金を貯めておかなくっちゃ。
平凡な生活を送っていると、あんまり身近には壮大な夢を持つことができないものですよね。私も実に平凡な人間ですから、自分自身の夢と言われてもすぐに思いつく壮大な夢はありません。でも、馬は、その「夢」を私にたくさん与えてくれるんだなぁ、と改めて思いました。夢を持つのは素晴らしいことです。そして、誰かの壮大な夢にそっと寄り添わせてもらうことも、私はとてもステキなことだと思っています。
平和で自由が保障されている国に生まれ、健康で、飢えることなく生きている。自分が今こうして日本で平凡に暮らしていることは、実はものすごく恵まれていることなんだな、と思います。世界中にはそうじゃない人がたくさんいるのですから。だから、恵まれた立場の人間としてはやっぱりしっかり生きて社会を作っていかないといけないと思うし(私は全くの役立たずではあるけれど(笑))、せっかく運良く恵まれた立場に生まれて来させてもらったのだから、後悔の無いように人生を満喫しなければいけないと思うんですよね。人間の人生なんて本当に短くて、儚いものだから。
ラウルスを引き取ったときにもそう強く思いましたが、自分の人生なんだから人に迷惑をかけない範囲でいろいろ経験して、満喫して、後悔のないように生きないともったいないですもんね(^_^)。

最後に・・・この旅でお世話になったすべての皆様に心から感謝申し上げます。日本人の方、イギリス人の方、フランス人の方・・・いろいろな方のご親切や優しさに、何度救われたかわかりません。そして、日本に居る家族や友達と電話やFAXやメールでいつでも連絡を取ることができ、それはひとりで旅をしているようでも決してひとりではないと思え、とても心強かったです。
みなさん、本当にありがとうございました!(^0^)

ええと・・・この旅行記には実は続きがあります。
旅行7日目の10月7日にパリの郵便局から日本の自宅へ向けて発送した荷物が、2日後に届くはずだったのですがその後全く届かないのです。これには正直参りました。高価なものは何も入っていませんでしたが、大切なお土産がたくさん詰まっていたからです。
10月7日に発送し、届く予定だった日が10月9日。フランスの郵便局の中でも特に早く届くと評判?のクロノポストという小包を利用していました。帰国したのが10月11日。まぁ、そのうち届くだろう・・・としばらく暢気にしていましたが、さすがにヤバいかも、と思ってクロノポストに問い合わせたのが10月14日。FAXで「荷物がまだ届かないんだけど」という手紙を送りました。15日に返事が来ましたが、「一度差出人宛てに返送されたが差出人不明のためクロノポストの配送所に戻り、そこで留め置かれている」とのことでした。差出人とはもちろん私。私は既に日本に帰国しているので差出人がホテルにいるわけがありません。(^_^;でも、とにかく、行方不明になっていなくて良かった・・・。でもここでひとつ問題が発生しました。INVOICEを送れ、というのです。ん?INVOICEってなんだ?(笑)。ということで自分が持っている送り状のことかなぁと思い、それをまたFAXでクロノポストへ送りました。そうしたら、16日になって「送り状じゃなくてINVOICEを送ってよ」と再び連絡が来ました。・・・INVOICEって送り状のことじゃないらしい・・・と、ここで協力な助っ人Kさんが登場!(^_^)Kさんはお仕事柄輸出入のことについてお詳しかったので、INVOICEって何ですか?とお聞きしたら、わざわざお仕事で使われているINVOICEなるものの書式を添付ファイルにして送ってくださいました。お仕事中に、です。感激しました。Kさんありがとうございました!(^^)そして、Kさんのお陰でINVOICEなるものの正体がやっとわかりました。物を輸出入するときに必要な内容証明書みたいなものでした。クロノポストによると、書式はどんなのでもいいからとにかく中に入ってる物が何なのか書いて送れ、とのこと。ふむふむ・・・こうしてようやくINVOICEを作りFAXで送り、17日の夜にクロノポストからようやく「いいニュースです。あなたの荷物を発送しました!」というメールが来ました。いいニュースって・・・アンタ・・・(笑)と怒るよりも力が抜けちゃって、アハハと笑ってしまいました。
多分、パリの郵便局で荷物を出した時に書くべきだったINVOICEという書類を郵便局員が出すのを忘れたのが原因だったのでしょう。それに、私のミスもありました。荷物を自分宛にして「別送品」という記載をしておけば、INVOICEが必要なかったそうです。・・・そして、一番の間違いは、クロネコヤマトか日通で送っていればこんなことにはならなかった、ということでしょう(笑)。郵便局員の対応はオソマツでしたが、クロノポストの係員はとても親身になって荷物を探してくれたりしたので、感謝しました。あ、でも、パリで荷物を出すときは郵便局ではなく宅配業者で出されることを強く強く、お薦めいたします(笑)。
ということで荷物は無事に届きました。家に届いたときにはパリで買ったヤワなダンボールはボロボロになっていました(←の写真参照…)。一部は破れていて、FEDEXのテープで辛うじて留めてあるような状態。あ、クロノポストの荷物は最終的に日本国内ではFEDEXにより配達されるようです。うーん、なら最初からFEDEXのほうがきっと安かったのでは・・とはもう考えないようにしよう。悔しいから(笑)。パリ市内をフラフラとさ迷い、ようやく私の手元に戻ってきたボロボロの荷物君。思わずナデナデしてしまいました。よく来たねぇと(笑)。

これにて旅行記は終了!長い長い旅行記、読んでくださってありがとうございました。馬好きのみなさんは是非、機会があったら馬を追っかけて海外に飛び出しましょう!楽しいですよ〜♪
興味がある方は旅のお小遣い帳も見てください。いろいろとかかった費用についてまとめています(^_^)

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