HOME TOP プロローグ 準備編 10/1 10/2 10/3 10/4 10/5 10/6 10/7 10/8 10/9 10/10 10/11 エピローグ

---Quest For Rainbow---
A Travel to UK and France 2002
3rd October, Thursday


3日目。今日は二度寝もせず(笑)、AM5:00にきっかり起きました。
昨夜思いついたことというのは、KさんとSさんへのお礼として、持参のトラベルクッカーと2合のお米でおにぎりを握るということでした。開いたスーツケースの中に鎮座していたトラベルクッカーをふと見た時に思いついたアイデア。どうでしょう?我ながらグッドアイデアだと思ったんですが・・・(^^)だって、KさんもSさんももう何ヶ月もアイルランドで暮らしていらっしゃって、しばらくお米なんか食べてないんじゃないかなぁ、って思ったのです。お世話になったお礼の気持ちをなんとか現せればいいなぁと。
トラベルクッカーの説明書とにらめっこ。しかし・・・逆輸入品かなんかで、日本のメーカー品のくせに説明書がものすごい日本語になっていました(笑)。なんでも、米は180mlしか一度に炊けないということが書いてありました。
・・・しかし、米って、一合何mlなのだろう・・・としばし考え込むわたし。そのときはわからなかったんですが(汗)、帰って来て考えたら一合は一升の1/10。なので、180mlは一合だったんだなぁとわかりました。・・・つうか、米一合って書いてくれ〜っって感じです。(^_^;え?そんなの常識?・・・かなぁ?(笑)そんなこんなで、でもなんとなく二合一緒には炊けないのだろうと考えて一合ずつ炊く事にしました。お米は前夜寝る前にお水につけておいたので準備OK!(ちなみに無洗米)しかし、二合一緒に吸水させていたわたし・・・。目分量で「だいたい半分ずつ」に分けたのですが・・・。多分1回目の炊飯のほうが米が多く、2回目の炊飯のほうが少なかったようです。米の炊きあがりが微妙に違ってしまった・・・2回目のご飯は少し柔らくなってしまいました。(T_T)
それにしてもトラベルクッカーはかなりの優れもの。通電し始めてから20分くらいでご飯が炊けました。
2回目の炊飯をしている間に1回目のご飯を握ります。中身は、これも持参していた梅干。「そんなもの持って行くのか」と家族に白い目で見られていましたが、なんのなんの、こうして役に立とうとしているじゃないの!(笑)そして、ちゃーんとお塩やサランラップや紙皿まで持参してきた甲斐があったってもんです。ああ、これがわたしのスーツケースの中身!(爆)一合のお米で、大きなお握り2つと、小さなお握り1つができました。2回目のご飯は少し柔らかめになってしまったため、これも持参のフリカケで混ぜご飯にして、中身はやっぱり梅干。ああ、こんなことなら昆布の佃煮とか持ってくるんだった、と思いつつ(笑)。2回目のご飯も大きなふたつのお握りと1つの小さなお握りに変身し、KさんとSさんに大きなお握りを二つずつ。小さなお握りは自分のお昼ご飯にでもしようと思いました。梅干が4つしかなかったので、自分用のは中身ナシのお握りに(笑)。ほんとはインスタントのお味噌汁も持参してこようかと思ったのですが、スーツケースの中身削減のときに諦めてしまったのが大変悔やまれました。(T_T)なので、お味噌汁のかわりに持ってきていた日本茶とほうじ茶のパックをつけて、差し上げる準備が完了しました。
これからがちょっと忙しい。まずご飯を炊いたトラベルクッカーを洗って、次に身支度。そして着替えた後はまたパッキングをしなければいけません。今日はもうイギリスを離れる日。ニューマーケットをAM8:55に出るコーチに乗ってロンドンに行かねばならなかったので、AM7:00から調教を見て帰って来てからパッキングをしている暇はないと判断したのです。・・・旅行に出るとわたしは頭の回転と要領が良くなるらしいです、ハイ。(^_^;いつもそうならいいんですが。
思ったより早めにパッキングが出来たので(お米や紙皿などかさばるものが少なくなったのでスーツケースは辛うじて閉まってくれました。紅茶やカタログなど、荷物は増えていたんですが)KさんとSさんへお礼のカードを書く事に。カードは、競馬博物館で見つけたエルコンドルパサーとモンジューの凱旋門賞の絵柄のもの。カードを書き上げて、しばらくするとドアがノックされました。AM7:00。Kさんでした(^^)。
少し恥ずかしかったんだけれど、お握りとお茶を差し出したら「おおー」と喜んでくださったので一安心。Kさんはそれをお部屋に持って帰って行かれましたが、肝心のカードをお渡しするのを忘れてしまったのに気づいて走って追いかけました。そうしたら「すごいよSくん!お握り握ってくれたんだってー」と。Sさんも「どど、どうやって?」と驚いていました。中身がどっちも梅干だったのが自分的にはちょっと悔しいんだけど(おまけにひとつは柔らかい・・・)とにかく大切なのは気持ち、と自分を慰めました(笑)。でもねぇ、よーく考えたらもしかしてアイルランドで自炊なさってたかもしれないし、ダブリンとかロンドンとかパリに行けば日本料理屋さんがきっとそこら中にあるはずだ・・・ということに気づいたときにはあんまりいいアイデアじゃなかったかもしれないと思ってしまいました。(^_^;;;

でも、とにかく、出発進行!昨日は歩いて行きましたが今朝はKさん運転の車で連れて行っていただきました。わーいわーい。(^-^)まず始めは名門厩舎がたくさん並んでいるバリーロードへ。今日は昨日より時間が早かったため人馬がたくさんいます。すごーいすごーい。すると、ゴドルフィンの厩舎の前を歩く一団が。ゴドルフィンカラーのジャンパーと馬装に身を包んだチームゴドルフィン!KさんとSさんによるともしかしたらこの中に有名な馬がいるかもしれない・・・ということでしたが、わたしにはその名前を思い出せません(爆)。そしてまた車でウォーレンヒルへ。やっぱり昨日と違って馬がたーくさんいました。ビックリするほど!!!
今日は馬がたくさん。 もーにん!! ブチの馬。調教師さん?
概して若い人はシャイ。 おじさんは話しかけてくる(笑)。 馬優先主義。
馬道の脇に立って見ていると、続々と馬達が帰って来ます。馬上の人達と目が合ったらご挨拶。「GOOD MORNING!」と言っているのですが、わたしの耳には「モーニン!」にしか聞こえませんでした。向こうから言ってもらったらこちらも笑顔で「モーニン!」(^^)。何十回となく言ったかも。時々、KさんとSさんのお知り合いの方がいらっしゃったりして、妙な日本語で挨拶していたりしました(笑)。それにしてもね、気づいた事は、攻め馬している女の子の多さ。日本だとまだまだ男の職場、っていう感じだけど、イギリスではそうじゃないみたい。半分くらいは女の子だったような気がします。そんな中、来ました来ました、チームゴドルフィン!わかりますか・・・後ろに見えている大きな建物は厩舎です。その前を静々と歩いてくるロイヤルブルーの軍団。何頭くらいいるのかなぁ・・・。とにかく、大集団です。聞けば、こちらでは大きな厩舎では攻馬手が50人以上いたりするそうです。すごい、規模が違いますよね〜。ずんずん近づいてくるチームゴドルフィン。目の前を通過して坂路の入り口まで歩き、2,3頭ずつの坂路調教を順番に行っていました。頭数が多いので延々と。なので坂路の入り口は大渋滞でした。乗り役さんたちのジャンパーもおそろいなら馬のバンテージもおそろい。すごい光景でした。いいもの見た〜(笑)。
1時間ほど調教を見た後、「時間ないからそろそろ帰ろうか」とKさん。そう、わたしがAM8:55発のコーチに乗らなくてはいけないため、Kさんはしっかりそのことを計算してくださっていたのです。B&Bからタクシーでハイストリートのバス停に行こうと考えていたのですが、Kさんが「オレらもちょっとコインランドリーに行かなきゃいけなくてさ、バス停まで乗っけてってあげるよ。」と言って下さったのです。ああぅ、うれしい〜。恐れ入ります・・・(T_T)
なので車でまたB&Bまで帰って、着いてそうそうでしたがお母さんに頼んで急いで朝食を用意してもらいました。朝食はもちろん昨日と同じメニューです。しかし・・・お母さんが昨日わたしがたくさん残してしまったのを気遣って、「
LITTLE ONE!」と言いながら、わたし用のお皿を用意してくれたのです。食べないで捨てるのはもったいないものね・・・お母さんすみませんです。(^_^;なので、今日は昨日の半分くらいの量でした。それでも全部は食べられないほどの量なんですが・・・しかし、目の前のKさんとSさんは見る間にお皿の上の料理を平らげていらっしゃいました。もちろんLITTLE ONEでなく普通の(昨日の画像の)量のお皿です。すごい・・・馬乗りするにはやっぱり体力がいるんだろうなぁ、と感心。そう言えば半袖を着ているSさんの腕の筋肉はモリモリでした。痩せてるのにっ!
朝食の間も競馬の話に花が咲きます。もっぱら凱旋門賞の話。(^^)そのときに、Sさんが買ってきた競馬新聞「レーシングポスト」を開いていたら、「あ、マンハッタンカフェだ」と。きゃぁ〜!マンハッタンの調教の写真が大きく大きく載っていたのです!感激でした。
←こんな感じ。写真は6ツ切りよりちょっと小さいくらい。
(それぞれクリックすると拡大されます)
奥にいるのはもちろんイーグルです(^-^)
朝食もそこそこに、Kさんの「そろそろ時間だね」の言葉に急いで2階へ上がり、スーツケースを下に運ぼうとしたらKさんが上がってきてくださって、スーツケースを下へ降ろして下さいました。重かったんだけど、Kさんは軽がると持っていました。すごい!力持ち!(^^)「うーん、これは重いな・・・25キロはあるだろうな」と言いながらSさんにも持たせて、Sさんも「重い・・・」と笑っていらっしゃいました。

そうして、Kさんがハイストリートまで車に乗っけて行ってくださいました。ううう、これだけでも大感激なのに、まだこの話には続きがあって・・・バス停に着くとまだ5分くらい発車時刻までに余裕があったのですが、ここでKさんが「新聞、買って来てあげる!」と仰ったのです。そう、さっき、朝食のときにSさんが見せてくださったレーシングポスト。わたしはロンドンでも売ってるだろうなぁと思って、朝食の時に「ロンドンで買おう〜」と呟いたんですね。そのことをKさんは覚えてくださっていたらしく、なんとバス停からダッシュで新聞を買いに走ってくださったのです。あああああああ。(T_T)なんか、ずいぶん遠くまで、見えなくなるくらいのところまで走ってくださったらしくて・・・ほんとに感激しました。なんて優しい方なのだろうと。Kさんが見えなくなってしまった間、バスが来ちゃって「ひゃーどうしよう!」と思ったのですがそれはガトウィック空港行きのコーチだったのでホっ。そして・・・いよいよわたしの乗るコーチが来た!と思ったら同じ方向からKさんも走っていらしたのです。うわぁぁぁぁ。(T_T)そして、バスと一緒にバス停に到着したKさんが新聞を渡してくださって。ほんとに、なんてお礼を言ったらよいのかわからないほどでした。ほんとにほんとに、有難い事です。バスの中から何度もお辞儀をして、KさんとSさんが見送ってくださる中、ニューマーケットを後にしました。これまた昨日のタクシーと同じように猛スピードでぶっ飛ばすバスの中で、しみじみニューマーケットに来て良かったなぁ・・・、と思いました。レインボウクエストとの面会やKさん達との思わぬ出会い。・・・これも、ローレルがわたしに与えてくれた喜びなのだと思って、ローレルに感謝しました。

ヒースローからニューマーケットに行くコーチはスタンステッド空港経由だったのですが、今日はニューマーケットからロンドン・ヴィクトリアコーチステーションまで直通なので、到着予定時刻はAM10:50。2時間かからずにロンドンに到着する計算です。旅行でロンドンに滞在して、ショートトリップとしてニューマーケットを訪れるのも良いかもしれませんね。ロンドン市内に入ってからは結構渋滞。この写真はテムズ川。渡っているのはロンドンブリッヂ!(そういう名前の牝馬がいたなぁ)ロンドン橋落ちた〜落ちた〜落ちた♪の唄でも有名ですね。・・・落ちませんでしたが←お約束(笑)。向こうに見えるのはタワーブリッヂ。この光景を見て「うわーロンドンだー」と喜んだわたし。お上りさんです(笑)。・・・しかし、この直後からロンドン市内の渋滞のためかなりのろのろ運転。結局、1時間遅れでヴィクトリアコーチステーションに到着しました。ロンドンは曇空。これぞロンドンって感じなのかな?

ヴィクトリアコーチステーションからはタクシーでまずウォータールー駅へ向かう事にしていました。なので、まずはタクシースタンドを探さなくては。と、ここでもやっぱり便利だった絵付き案内板に助けられ、ヴィクトリアコーチステーションの建物の外に出るとすぐにタクシーが並んでいるのを発見しました。ロンドンのタクシーは乗る前に目的地を窓越しに言うのがルールとガイドブックで読んでいたので、まず窓越しに「ウォータールー駅に行ってもらえますか?」と聞くとOK。おもむろにふとっちょの運転手さんが出てきてくれて、まずわたしに中に座るように言ってくれ、それからスーツケースをえいやっと中に入れてくれました。画像がないのが悔しいのですが、ロンドンタクシーは最高!なんてったって、中が広いのです〜!お部屋みたいになってるのね。途中、信号待ちで車が止まった時になんかブルブル言うのでなんだろう?と思ったら運転手さんが「うう、クサイ!クサイだろ!ブルブルブル。」と言っています。くんくんすると確かに臭い・・・なんだろうと思ったらそこが川の側だったんですね。昔、中学の教科書かなんかでロンドンの川の汚染の単元があった記憶があるけど、ほんとに汚染されてるらしく、ドブのように臭かった。それにしてもイギリスのタクシーの運転手さんは面白い(笑)。ちなみにウォータールー駅までは9ポンドくらいでしたが、チップを含めて10ポンド渡しました。結構近いと思ったけど、案外遠かったのかなー。

ウォータールー駅はイギリスの国内路線のウォータールー駅とパリ北駅行きのユーロスター発着のウォータールーインターナショナル駅とに分かれています。通路で繋がってるんですけどね。で、運転手さんが「ユーロスターに乗るの?」と聞いてくれて、インターナショナル駅の出口のほうにタクシーをつけてくれました。何故、わたしが真っ先にこのウォータールー駅に来たのかというとそれは身軽になるため。荷物を預けようと思っていたのです。しかし、ウォータールーインターナショナル駅には「手荷物預かり所」の看板はあるものの、そこがどこだかよくわかりません。なので困ったら聞く、の原則に従ってまた勇気を出して警備員のおばさんに話しかけてみました。なんか、ちょっと横柄な態度のおばさんでしたが、多分この人は案内をする係の人ではないため、「なんであたしに聞くのよ」という感じだったのでしょう。ごめんね、おばさん(^_^;。でも、ちゃんと道順を教えてくれました。ありがとう〜!教えられた道順どおり進むと、インターナショナル駅からただのウォータールー駅に続く通路があって、ちょうどその間くらいに地下鉄の入り口があってその手前のちょっと薄暗い通路の奥に手荷物預かり所がありました。そこはなんだか厳重警備で、手荷物は飛行機と同じくX線の検査がありました。手荷物ひとつあたり5ポンドだったような記憶。2つ預けたので計10ポンド。1850円くらいです。高かったけれど、背に腹は変えられず。重い荷物を預けて、足取りも軽くロンドン観光へ繰り出しました。わーいわーい。(^^)
まずは地下鉄のウォータールー駅からピカデリーサーカス駅へ。ロンドンの地下鉄は安心して乗れると聞いていたのであまり不安はなかったけど、なんかすごく近代的な感じで構内もきれいでした。ピカデリーサーカスにはジャパンセンターがあり、まぁ日本人向けにいろいろなサービスを行っている施設なのですが、ここでネットができると聞いていたのです。我ながらネットジャンキーだわぁ(^_^;。
喉が乾いたので(そして何故かコーラが飲みたかった)ピカデリーサーカスのど真ん中にあったバーガーキングに入ってコーラを買いました。店内で少し座ってガイドブックとにらめっこ。ピカデリーサーカスは何本も道が交差していて、どこがジャパンセンターのある道なのかよくわからなくて。方向オンチなんですよねぇ(^_^;;;地図をいろいろひっくり返したり回したりしてようやくわかったので、バーガーキングを出てジャパンセンターへ向かいました。ジャパンセンターへ着くと、さすがに日本人だらけ。ロンドンには日本人が多いんだなーと思いました。近くには三越なんかもあります。日本語で買い物できるらしい。便利ですよねぇ。ジャパンセンターの2階に行くと、留学相談やミュージカルのチケット手配をしてくれるカウンターがあり、一角にパソコンが7台くらい並んでいて、ネットができるようになっていました。ちなみに、30分で2ポンドくらいだったと思います。安いなーと思いました。結構たくさんネットをやりたい人が待っていたけど、少し待っただけで使えました。お金を払ってIDとパスワードをもらって、それでログインしてから使うシステム。まずはメールをチェック。おともだちからたくさんメールをいただいていてうれしかったです。ありがとう!(^^)そして、一番気になっていたラウルスの出走がどうなったか調べるためにラフィアンのサイトへ。見ると、ラウルスは除外されたらしい・・・なんだか、かわいそうだったけど、わたしがいない週末に走らなくなったということでちょっとほっとしました。ラウルス、ごめんね(^_^;。そのあと少しネットサーフィンして、30分で切り上げました。
ジャパンセンターはロンドンに留学している日本人学生たちの情報交換の場であるらしく、掲示板の前がとても混み合っていました。きっと、ルームシェアとかアルバイトとか、そういう情報が貼ってあるのでしょう。留学している人達が、ちょっと羨ましくなりました。ロンドン、楽しそうだなぁ。ジャパンセンターの1階にはイートインの丼もの屋さんもあって、うなぎ〜とかのメニュー表にはかなり惹かれました(笑)。しかし、時間もないしまだあまりおなかが減ってなかったので通り過ぎました。でも結構人気らしくて、たくさん人が座っていました。ロンドンのうなぎ、おいしいのかなー。
ジャパンセンターのあるピカデリーサーカスからはどうしようかなーと思っていましたが、まず一番行きたかったところへ行ってみる事にしました。地下鉄でも行けたけど、ロンドンの街を歩いてみたくて、てくてく歩いてその場所に向かいました。一番行きたかったところとは・・・ホースガーズです。
HORSE GUARDS。やっぱり、馬(笑)。このホースガーズは「近衛騎兵連隊司令部」というらしいんですが、馬に乗った衛兵さんが門の左右で警備をしているのです。その馬に会いたかったんですよねー。ふふふ。
でっかいの。 こうして半身は門から出ています。
きゃー。このお馬ちゃんね、めちゃくちゃかわいいーーーーーの!!!サラブレッドではないと思います。サラブレッドよりずっとずっとでっかいの。重種なのかなぁ。ちなみに、このコたち2頭は衛兵さんが乗っているだけであって、繋がれているわけではありません。1時間で交替するらしいのですが、ずーっと黙って立っている姿は尊敬モノです。だって、観光客がひっきりなしに記念写真を撮るのに近づいたりするんだもん。でも、さすがにお馬さんなのでたまには動いたりもします。そして衛兵さんはそれを御すんだからすごいです。片手で手綱を持ってるだけで、もう片方の手にはでっかいサーベルを持ってる(肩にかけてる)んですよ。調べたら、このホースガーズは、人馬とも超エリートなのだとか。なるほどぉ〜。それにしても、衛兵さん、トイレ行きたくなったりしないのかなぁ(笑)。もちろん馬は我慢できませんから、門に隠れている後脚の下にはボロが山のように積もってました。なのでちょっと辺りはボロ臭いの。なはは。
ここでわたしは向かって左側のお馬ちゃん(一番左の写真のコ)に近づき、触って良いですか?と衛兵さんに聞いたら「ウム。」という感じに頷いてくれたので、背伸びしてお馬ちゃんの鼻にキスしてみました。←馬を見るとキスしたくなるキス魔(^_^;;そうすると、周りにいた人達から「あらあら〜おほほ。」と驚きの声が上がってしまいました。ホースガーズの馬にキスする観光客なんて珍しいのかもしれません(笑)。でも、相変わらずお馬ちゃんは平然としていました。かっこいいなぁぁ。(^^)ほんとはこの衛兵さんの交替式というのがAM11:00にあったのですが、時間的に見られませんでした。バッキンガムの衛兵交替式のほうが有名ですが、こちらも同じAM11:00かららしい。機会があったら両方見てみたいものです。
ホースガーズの次に目指すはロイヤルミューズ。王立厩舎(
ROYAL MEWS)です。女王陛下の馬が見られるとガイドブックに書いてあったので、行ってみる事にしたのです。やっぱりどこへ行っても馬が見たーい(笑)。ホースガーズからロイヤルミューズまでは歩くとかなりありそうだったんだけど、この道のりがかなり楽しかったです。首相官邸のあるダウニング街やロンドン・アイ(観覧車)、ビッグベンなんかが見えるのです。道には赤いロンドンバスが走っていたり。おお、これぞロンドンだぁって感じ。(^^)
ロンドン・アイ。今度乗ろう。 ビッグベンとロンドンバス。 ビッグベン。青空!
ロンドン・アイにも乗りたかったのですが、なかなか人気があるらしくてチケットを買っておかないと何時間も並ぶことがあるらしい。まぁ、また来たときに乗ろう!と思う事にしました。そして、セントジェムーズパークを通りかかりました。・・・ほんとにね、美しい〜!のひとことでした。
セントジェームズパーク。美しい!
ちょうど落ち葉が落ち始める季節だったんですが、なんとも雰囲気があって。上の2枚の写真の右側のほうは公園の前の通りの歩道なのですが、歩くのがとっても楽しくなるような通りでした。少しだけ公園の中も歩いてみましたが、ロンドン市民の憩いの場、という感じでした。うーん、いいなぁ。木にはリスがたくさん居たりして。そしてセントジェームズパークの先にはバッキンガム宮殿。写真を拡大してみるとわかるかもしれませんが、真ん中に旗が立っています。たなびいてないからわかりにくいかもしれないけど・・・ここに旗が立っていると、女王陛下がご在宮だということらしいです。なので、今日はいらっしゃるみたいです。近眼のわたしは肉眼で見て「なんだー今日はいないのか」と思っていましたが画像を見ると旗が立っていたようです(笑)。
目指すロイヤルミューズはバッキンガム宮殿の少し奥にありました。結構歩いたのでヒーヒー言ってましたが(笑)。ロンドン、着いたときには曇ってましたがそのうち青空が見え始めて、コートを着て歩いていたら汗をかくくらいでした。ロイヤルミューズの切符売場のお姉ちゃんは何故かしつこく「あのね、ここは、女王様の馬車とか、馬とかがあるだけよ。ほんとに入るの?」と聞いてきます(笑)。わたしは「うん、いいの。馬を見に来たの」と答えて切符を売ってもらいました。自分が勤めているのに「どうしてこんな面白くないところに来るんだ」みたいな感じでした。なはは。切符は結構高かったなー。7ポンドだったような。1300円くらい?
お人形ですよ(笑)。 馬車!超豪華!キンキラリン!
でも・・・ちょっと期待していたのとは違ったの(笑)。なんでかというと、馬車と馬具がメインなんですよ。確かにいろいろな行事で違う馬車や馬具は装飾がキンキラキンだったりして、すごいなぁ・・・という感じでしたが、期待していた生きたお馬ちゃんは遠くから眺めるだけ。でも、よく考えたら、女王陛下のお馬ちゃんをたやすく見せてくれたりはしませんよね、きっと(^_^;。でも、写真に映っているお馬ちゃんの人形はかわいかったです。こっち向いてるの!でもまぁこのロイヤルミューズ全体としての感想はというと・・・うーん・・・切符売場のお姉ちゃんがしつこくほんとに入るのか聞いた訳がちょっとわかったような・・・(笑)。
ロイヤルミューズの隣りにはクイーンズギャラリーというのがあって、ここでは「イギリス王室の宝物展」というのをやっていました。女王様のティアラとか!あうー、見たい!!!と思ったけれど時間があんまりないのよね・・・。でも自分の時計を見たらあとちょっと時間があるかも・・・見ていこうかな?と半分心が動きましたが・・・ここでちょっと不安になったのは自分の時計が合っているかどうかということ。昨日のこともあるし・・・(^_^;と思ってギャラリーの門のところにいた係員のおばさんに時計を見せてもらったら、ぎゃーーーーーー!また時計が狂ってるぅぅぅぅぅ(T_T)!
ユーロスターに乗る時間まで、あと1時間しかないじゃないの!!!ううう。これでもちろんクインーズギャラリーは諦める事に。時間を確かめてよかった・・・ここで見ていたら多分ユーロスターには乗り遅れていた事でしょう(汗)。
あと1時間とわかったのでここからは少し急ぎ足。近くのセントジェームズパーク駅から地下鉄に乗り、ウォータールー駅へ。そして手荷物預かり所に向かいました。スーツケースとカメラの銀箱を受け取ったのですが、係員のお兄さんがスーツケースは重くて大変そうだからそこのトロリーを使っていけば、と教えてくれました。ちょうど、預かり所の前にトロリーが並んでいたのです。で、お兄さんの説明してくれたところによると、このトロリーは有料なのだれけど、チェーンを別のトロリーに接続させればお金は戻ってくるとのことでした。お金は1ポンド。早速コインを入れて、お兄さんにトロリーの上に荷物を乗せてもらって出発。トロリーを押してウォータールーインターナショナル駅へ。途中の通路が上り坂で結構きつかった。そして、ユーロスターの改札口のあるフロアまで行ったのですが、トロリーが見当たらない。やっと1台見つけたけど、それは”一匹狼的トロリー”で、お金の戻ってくるチェーンがついていないのです。とほほ。困っているところに案内係のおじさんが来たので、「あのぉ、これ、どうすれば1ポンド戻ってきますか?」と聞くと、トロリー置き場は駅の外にあるらしい・・・ええ、時間ないんだけどなぁ・・・・(^_^;
なのでおじさんに「え?外?ワタシ、時間ないから1ポンドは諦めるわ!」と言ったら「そんなのもったいないよ!俺が連れてってやるから一緒に行こう!」と言われてしまいました。とほほ・・・仕方ないのでついてゆくことに。しかし、外へ向かう途中でおじさんと話をしていたときに「これからユーロスターに乗るんだ」と話したら「ええ?それじゃぁ外に行く必要ないよ。ユーロスターはホームまでトロリーで上がれるんだよ」と笑われてしまいました。ああ、そうだったのか・・・よかった(^_^;。なので早速トロリーを押しながらユーロスターの改札口で、自動改札機に自分のチケットを通しました。が・・・「ブー」と音が鳴って通れません。何度やってもダメ。なんでだろう?と思ったらさっきの案内係のおじさんが来て改札口のお兄さんと話してくれて、「こりゃだめだ、このチケットは通せないよ。あっちのチケットカウンターで正規のチケットに引き換えてきな」と教えてくれました。ガガガ、ガーン。(T_T)
なので言われたとおりチケットカウンターに行くと、結構並んでいます。あせるわたし・・・。やっと自分の番が来たのでいそいそとカウンターのお姉ちゃんに自分のチケットを見せたらしばし考え込まれてしまう。「・・・これは見たことないチケットだわ。ちょっと奥に行って調べてきます。」と気取った口調のお姉ちゃん。見たことないチケットってなんだよう・・・とかなり心配になるわたし。そしてお姉ちゃんはなかなか帰ってこない。恐らく10分は待ったと思う。発車時刻まであと10分しかなーい!!!(泣)そして泣きそうになっていたところへお姉ちゃんが戻って来て、「よかったわ、コンピュータで調べたらあなたの予約を確認できました。」とまた気取った口調(笑)。どうでもいいけど早くして〜(T_T)と、こんな感じでチケットを引き換えてもらい、急いでまた自動改札に通したらまたブー。通れません。(T_T)
今度はなんだぁぁぁ、と思ったら改札係のお兄さんが「有人改札に行って!」と言ったので有人改札へ。そこでチケットを見せて手打ちでコンピュータに入力してもらったのだけれど、ここでもエラーが出てしまっているよう。どどどど、どうしよう??・・・と思ったら、どうやらユーロスターのチェックインが閉め切られているようでした。途方に暮れていると、改札係のお兄さんが無線でどこかに連絡してくれて、OKという返事をもらったらしく、有人改札のおばさんがわたしのチケットにバン!とチェックインのハンコを押してくれました。そして、2重の厳重な自動ドアをくぐってユーロスターの改札内へ。警備はすごーく厳重でした。そして、ここで忘れていた事がひとつ。
ユーロスターが国際列車だということ!!!(T_T)
・・・そうです、国際列車だけに、飛行機と同じく手荷物検査はあるし、パスポートチェックもあるのです。手荷物検査場では係員の怖いおばちゃんに「荷物は全部台の上!」と言われたのですが、重ーい重いスーツケースはとてもじゃないけど自力では乗せられないほどの台の高さなのです。泣きそうになりながら頑張りましたが無理そう。しかし、係員のおばちゃんは手伝ってくれませんでした。と、わたしのうしろにいたアジア系のお姉さんが手伝ってくれたのです。ううう、ありがとうございます・・・(T_T)それでやっとの思いで手荷物検査をパスし、お次はパスポートチェック。最初何をするところかわからず、係のお兄さんのほうに背伸びして顔をにゅーっと出したらクスクス笑われてしまったのです。笑いながら「パスポートね」と日本語で言われました(笑)。どうやら、ユーロスターの乗客には日本人が多いようで・・・。そしてトロリーを押しながら走ってユーロスターのホームへ。ホームはワンフロア高いところにあって、エスカレーターで昇るようになっていました。そこのエスカレーター係のおばさんにも「急いで!電車行っちゃうわよ!!!」と急かされてしまいました。時計を見たら発車2分前くらいでした。ぎゃーーーーーー。(T_T)しかししかし、ホームに上がったわたしにはまだあとひとつどうしてもやらなくてはいけない仕事が残っているのです。・・・そう、トロリーを別のトロリーに接続して1ポンド取り戻す事!!!(笑)見回すとちゃんとトロリー置き場にトロリーが並んでいて、わたしのトロリーを接続したらちゃんと1ポンド戻ってきたのです。感激でした。あはは。
そしてゼーゼー言いながらユーロスターに乗車。よかった・・・乗れた(T_T)と、バッグからデジカメを取り出して撮った写真が→です。ユーロスターのホームです。これを撮ったらすぐにユーロスターは発車しました。(画像の中の時計はPM3:22ですが発車時刻はPM3:23・・・)ほんとにすべりこみセーフ!という感じでした。あとで聞いたら、ユーロスターのチェックインは出発の30分前に閉め切られてしまうとか。それを過ぎると超めんどくさい手動チェックインとなります・・・もし今後乗る方があったらご参考に・・・(笑)

無事に乗り込んだユーロスターでしたが、そこはどうやら2号車のようです。しかし、わたしは自分の切符を見てもどれが号車番号の表示だかわかりませんでした。とりあえず車両と車両の間の荷物置き場にスーツケースを置きましたが、ここには日本人の名札のついたスーツケースだらけ・・・パスポートチェックのお兄さんが日本語喋れるはずです(笑)。そして2号車に入ってみると日本人の団体さんがいました。やかましいほど喋りまくっている。ちょっとは外でも見なさいよってなくらい・・・(^_^;しかし、旅先で日本人に会うのはうれしいもの。なんかちょっとホっとしたような気分でした。しかし相変わらず自分の乗るべき号車番号がわからないため、ちょっと離れたところに座っていたイギリス人だかフランス人だからわからないけれどそれらしきおばさんにチケットを見せながら「あのぉ、わたしの号車番号は何号車だかわかりますか?」と聞いたら、「あなたは14号車って書いてあるわ」との答え。えええええ、14号車・・・狭い車内の通路をあと11コもスーツケースを押していかなきゃいけないの・・・?と途方に暮れていたらそのおばさんが「大丈夫よ、どこに座ってもいいと思うわ。だって、ガラガラじゃない!」と言ってくれたのです。ナルホド・・・見まわしてみると確かに日本人の団体さんはいるものの、あとはぽちぽち乗客が座っているだけ。改札に来ないかなぁとちょっと心配ではありましたが、とりあえずそう言ってもらったので空いている席に座ることにしました。
そこで発見したモノが。(左の写真参照)・・・でっかいスーツケースが座席の上の棚(日本では網棚にあたるところ)に挟まっています。すごいアンビリーバブルな光景でした。どうやって乗せたんだ・・・中身は入ってないのだろうか(^_^;;;しかし、とりあえず座って安心したはいいけれど喉がカラカラです。ウォータールー駅で走りまわったからなぁ(笑)。多分車内販売が来るとは思っていましたが、喉が乾いて我慢できそうもなかったので車内の探検も兼ねて売店がある車両まで行ってみることにしました。たしか6号車くらいだったと思いますが、売店がありました。行ってメニューを見てみるといろいろあるみたい。迷いましたがおいしそうに見えたBLTとミネラルウォーターを買いました。ユーロでもポンドでも買えましたが、わたしはユーロも日本から持って行ったのでユーロで払ってみました。7ユーロくらい。1ユーロは120円くらいなので840円くらい。やっぱり高いなぁ。そして席に戻ってまずお水。ゴクゴク。生き返りました。(^^)右がその時のお水と、今朝握ったおにぎりです。記念撮影。この後、このおにぎりはわたしのお腹におさまりました。おいしかった。ちょっと柔らかかったけど(笑)。
ロンドンでお昼を食べなかったため、おなかもぺこぺこ。結局、さっき買ったサンドウィッチも半分食べてしまいました。これがすごーくおいしかったんですよ。この旅では結構たくさんサンドウィッチというものを食べましたが、その中でも1,2を争うおいしさ。・・・やっぱり、さっきイギリスを出国したのでもうこの車内はフランスなのかもしれない・・・だからサンドウィッチもおいしいのかも・・・なんて思いながら(笑)。ふふふ。
イギリスとフランスの間にはドーバー海峡があり、トンネルで国境を越えるのですが、あまり感動はなかったです(笑)。少し電車が減速して、トンネルに入って、フランス語とフランス語なまりの英語のアナウンスがあったところが多分国境だったのでしょうが、何を言っているんだか全くわかりませんでした。ああ、これから先はフランス語だ。大丈夫なんだろうかと結構不安になりました・・・(^_^;;国境を過ぎ、フランスに入ると電車は超高速になりました。最高速度は300キロだとか。日本の新幹線とどっちが早いのかなぁ?そしてやっぱり、イギリスとフランスの景色って違うの。どう違うかってうまく説明できないのだけれど・・・。フランスは田舎の真ん中を突っ走ってるという感じで、とても牧歌的でいい感じでした。
イギリスとフランスの間には1時間時差があります。フランスのほうが1時間遅いんですね。なので、所要時間は3時間ですがパリ北駅に着いたのは出発の4時間後、PM7:30ごろでした。
パリ北駅。駅名切れてるっちゅうねん。<自分 ユーロスター。結構汚れていた(笑)
ユーロスターは、まぁ、普通の電車でした(笑)。2等車に乗ったのだけど、日本の新幹線の普通車と変わりません。1等車は食事が出たりシートが良かったりということで素晴らしいらしいけど・・・予算に余裕があったら1等車に乗るべきかもしれません。でも、陸路でイギリスとフランスを往復できるのはいいです。飛行機嫌いにとっては(笑)。
北駅に着いて面白かったのが、ユーロスターで同じ列車にいた日本人の団体さんの行動の早さ。・・・まことに、見事に蜘蛛の子を散らすようにあっというまにどこかへ消えてしまったのです。きっと、添乗員さんに連れられてバスにでも乗りに行ってしまったのでしょう。それにしても早い逃げ足・・・って逃げてないんだけどね(笑)。わたしは、というと、のろのろとスーツケースをトロリーに乗っけているところでした。このトロリーの使い方、これもわからずマゴマゴしていたら(多分イギリス人の)おじさんが英語で使い方を教えてくれました。ありがとう。(T_T)ちなみにこのおじさんはおばさんと2人連れで、ヴィトンのスーツケースをたくさん持ってました。超リッチそうだー。お金持ちにも優しい人っているのね・・・と感激してしまった(笑)。ちなみに、フランスのトロリーはケチです。2ユーロ入れて使えるようになるんだけど、イギリスと同じように別のトロリーと接続するとお金が返って来るという仕組は同じなんですが返す時に返って来るお金がたったの20セント。なんたるケチっぷりだ!イギリスはそのまま1ポンド返って来たって言うのに・・・なんて、ブツブツ(笑)。でもまぁいいか。何事も、経験経験。そうして人っこひとりいなくなってしまった寂しいホームをひとりトロリーを押しながら歩きましたが、パリ北駅はすごく古くて、でもそれがとっても旅情があっていい感じ。ズラっと並んだ国際列車もかっこよかったです。特に、ベルギーへ行くTGV、タリスの車両は真っ赤でとてもかっこいい。ベルギーにも行ってみたいので、今度はあのタリスに乗れるといいな。(^^)
ホームから駅のコンコースに出ると、もうそこは一般の人も入れる場所です。外国の駅で面白いなぁと思うのは、駅の構内に入ることが自由だということ。国際列車の発着駅でも切符がないと入れないところはホームだけ。ロンドンのウォータールー駅は近代的で厳重だったけど、それでも制限されているのはユーロスターのホームだけ。だからこそ、スリとか白タクの客引きとかが駅構内に居て怖いらしいんですけどね。
コンコースでトロリーを返して20セント奪還。うーむ。けち。まだ言う(笑)。そしてタクシー乗り場に行きましたがそこには長蛇の列・・・。しかし、ここのタクシー乗り場が常に混んでいるというのはガイドブックにも出ていたことなのであまりびっくりしませんでした。でも結構ここでタクシーを待つのに時間をくいました。北駅のまわりは治安が悪いらしく、たしかに酔っ払いらしき人の叫び声やパトカーのサイレンが響き、挙句の果てには警察のヘリコプターがビルの上に止まったりしてました。これにはびっくり・・・。(T_T)その叫び声はずっと続いて、そっちのほうから歩いてくる人がみんな「頭のオカシイやつがいるんだ」って言っているようでした。ああ、怖い・・・
”パリって怖い。”・・・これがわたしのパリの第1印象でした。やっと自分の番が来たので乗ったタクシー。パリのタクシー運転手さんはみんなぶっきらぼうで愛想がない。正直言うとちょっとコワめです。(^_^;しかし、ホテルの住所を書いたメモを見せるとちゃんと連れて行ってくれました。結構北駅からは近いみたい。チップ込みで11ユーロくらいでした。そしてホテルに到着。うーん・・・はっきり言って、ちょっと治安に不安あり、という印象の地域でした。到着が夜だったからかな。でも仕方ない、パリはホテルの料金が高いので、比較的安く泊まれるホテルを探して選んだんだから、と諦めました。一応、高級住宅街といわれている17区のホテルだったんですけどね・・・18区寄りだったからちょっと庶民的だったのかな。でもまぁこうして無事にパリの宿へ到着。今日から7泊連泊する予定になっています。部屋に入ったら期待していたほどの部屋ではありませんでしたが、冷蔵庫はあるし、まずまずと言ったところ。しかし・・・いくら探してもモジュラージャックが見つからない。電話の線の元を見てみましたが、ベッドヘッドの机の裏にあって見えませんでした。ちぇー。せっかく、部屋でネット接続できますっていうホテルを探したのに!なんてこったい。(-_-;)でも仕方ない、と潔く諦めました。とほほ。そしてもうひとつとほほなことが。浴槽がないのです。うをー。これにはちょっとショックでした。このホテル、一応三ツ星なんですけどねぇ・・・。しかし、よく調べたら三ツ星の条件の中に、浴槽かまたはシャワーが80%以上の客室についていること、とありました。うーむ。
でもまぁ仕方ない。たまたま空いてた隣の部屋を覗いてみたら同じつくりになっていました。きっとこのホテルには浴槽のある部屋はないのでしょう。
今夜の夕食は昼と同じ(笑)。自分で握ったおにぎりのかたわれと、そしてユーロスターの売店で買ったサンドウィッチ。そしてトラベルクッカーでコーヒーを沸かして飲みました。おいしかった。(^^)今夜はニューマーケットからパリまでの移動。ロンドンでも相当歩いたので疲れました。早めに就寝。おやすみなさーい♪

次の日へ→
HOME TOP プロローグ 準備編 10/1 10/2 10/3 10/4 10/5 10/6 10/7 10/8 10/9 10/10 10/11 エピローグ