ホームあったか下着あったか下着の条件

あったか下着(高機能サーマルアンダーウェア)のポイント

■ 保温性

まずは第一条件だと思います。
保温性は暖かい空気をできるだけ保持して動かさないことが大事になります。
空気は熱伝導率が低いため暖かさを逃がさず、冷気を遮断してくれます。

ウールは、繊維の表面に小さなクリンプ(縮れ)をたくさん持っており、 それが糸になった場合に空気をためる空間が多くできるので保温性が高いとされています。

合成繊維などでは、繊維内部に空気を閉じ込めるための空気孔を持つ、 軽量で保温性の高い中空素材(中空ポリエステル等)が使用されたり、
繊維間の空気層を増加させるために、超極細繊維(マイクロアクリル等)が使用されたりします。

このような動かない空気(デッドエア)が多いほど保温性の優れたものとなります。

■ 発熱機能

最近は、体の蒸気を吸って発熱する吸湿発熱素材が多く出ています。
その原理は、水蒸気の状態の時に一番大きな運動エネルギーをもっている水分子が 繊維に吸着して運動エネルギーを失うと、その分だけ熱エネルギーとして放出されるためで、

どんな繊維でも水分を吸着するときには発熱するそうです。

これを吸着熱と言い、吸湿発熱素材はできるだけ多くの水分を吸着させて発熱量が大きくなるように 加工した繊維を指すことが多いようです。(アクリレート系繊維、レーヨンなど)

多くの水分を吸収し吸着熱を高めても、それを素早く発散させないと飽和状態になり、 発熱機能はなくなってしまいます。また、吸収した水分が発散する時には気化熱で逆に熱を奪ってしまうので 素早く内側から外側へと水分を逃がす吸湿発散性がやはり重要になるかと思います。

基本的に水分を吸収したときに発熱をするため、 体が冷えたとき、寒いときに都合よく発熱してくれるということではないですし、 飽和状態になってしまえば発熱はしません。
また、運動をしているときなどの発汗量が多い場面で、本来は温度を下げたい状態でも 発熱してしまうというデメリットもあります。

■ 温度調整素材

アウトラストで有名な温度調整素材を使用したインナーもあります。
周りの温度の変化に合わせて、素材が暖かくなったり、冷たくなったりしてくれます。

仕組みは、固体や液体へ変化するパラフィンワックスが入ったマイクロサーマル・カプセルが、
身体の表面温度が高いときには熱を吸収して温度を下げ、逆にカプセルの持つ温度より低くなると、
今まで蓄熱してきた熱を放出して暖かく温度を調整してくれます。

ダイワボウからも「サーモカプセル」という温度調節加工素材が出ています。

■ 吸湿発散性

体を冷やさないために、余分な水分(汗)をすばやく吸収して発散させることも重要です。
綿は吸水性は良いですが乾きが遅く、体を冷やしてしまいます。
ポリエステルなどの化繊は速乾性が高くドライですが、親水処理等がされていないと吸水性が悪いので蒸れてしまったり、 汗が体に残ってしまう場合があります。

■ 抗菌防臭性

高機能アンダーウェアは化繊であることも多く、 基本的には綿やウールなどの天然素材に比べて抗菌防臭性が低いです。
そのため、各メーカーも抗菌防臭機能には力を入れているようです。

■ 快適性

保温性、吸湿速乾性と共に、生地の感触や縫い方などで快適性が変わってきます。

肌に直接着るアンダーウェアは、できるだけ身体に密着していたほうが暖かさを感じますので、 適度な伸縮性があったほうが良いです。

フラットシーム(フラットシーマー)という、縫い目が平面になるように処理されているアンダーウェアは肌へのごろつき感がなく、 重ね着をしても着膨れ感がなく快適度もアップします。 縫い合わせの処理が荒い化繊品となると、その部分の肌が擦れてヒリヒリとしてしまう場合もあります。

袖つけの縫い目が袖ぐりから襟口まで達しているラグランスリーブもアウトドアやスポーツの場面では腕が動かしやすく快適です。

また、化繊素材は静電気が起きやすく、痒くなったりすることも多いので、それらが防止されているかどうかでも快適さに差がでます。

■ 耐久性

通常の肌着に比べると高機能アンダーウェアは値段も高くなりますので、耐久性も重視したいです。

比較的低価格のあったか下着には、ストレッチ性機能としてポリウレタンが混紡されていますが、 素材としてのポリウレタンの寿命は短く、製造してから3年〜5年程度だと言われています。 そのため、ポリウレタン混のアンダーウェアは着る着ないに関わらず、 数年経つとその特徴が損なわれる(伸びてしまった状態など)懸念があります。

各繊維比較(※各社カタログ、雑誌などを参考)

■ 比熱伝導率 〜 熱を伝えない

※空気熱伝導率=1
1.ポリプロプレン:6.0
2.クロロファイバー:6.4
3.ポリエステル:7.0
4.ウール:7.8
5.アクリル:8.0
6.レーヨン:11.0
7.コットン:17.5

■ 公定水分率(%) 〜 繊維の水分吸収率

1.ポリプロプレン:0.0
2.クロロファイバー:0.0
3.ポリエステル:0.4
4.アクリル:1.3
5.ナイロン:4.5
6.コットン:8.0
7.レーヨン:13.0
8.ウール:16.0

■ 比重 〜 繊維の軽さ

1.ポリプロプレン:0.91
2.ナイロン:1.14
3.アクリル:1.15
4.ウール:1.32
5.クロロファイバー:1.37
6.ポリエステル:1.38
7.レーヨン:1.51
8.コットン:1.54

■ 帯電性質 〜 相反する繊維の組み合わせで静電気は起きやすくなる

+(プラス)に帯電しやすい
↑.ウール
↑.ナイロン
↑.レーヨン
↑.コットン:1.54
↑.皮膚
↓.ポリプロプレン
↓.ポリエステル
↓.アクリル
↓.クロロファイバー
−(マイナス)に帯電しやすい



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