開聞山麓香料園 |
日本のハーブ楽園! |
生い立ち |
「開聞山麓香料園」は、鹿児島県の南端、開聞岳の麓にある香料園です。この香料園は非常に歴史が古く、この香料園の歴史を紐解くことはすなわち日本のハーブの歴史を辿ることにもなります。この香料園の歴史は、別のページ(準備中)に「日本の天然香料の歴史」と題して紹介していますので、そちらをご覧下さい。そこで紹介している鹿児島の農園がこの香料園の前身に当たります。つまりこの香料園は日本で最も古いハーブ園ということになるのです。 |
転換期 |
昭和47年には、香料生産から食べるハーブ、育てるハーブに主な生産を切り替えました。そして、同時にいろいろなハーブを使った商品が開発され、それが何と現在私たちに身近になってきたハーブグッズの礎となっているのです。つまり日本のハーブの歴史は、この香料園から始まったと言っても決して過言ではないのです。 |
現在〜ハーブガーデン |
そして現在では、かつて香料を生産するためにつくられた広大な農園の一部がハーブガーデンとして無料開放されています。もともとこの地は、ハーブを育てるのに適した土地として選ばれた場所ですから、ハーブが元気一杯です。もちろん60年に及ぶハーブ栽培のノウハウも生かされています。
また、大方のハーブ園はハーブ自体の種類は豊富なのですが、残念ながら見た目のボリューム感がイマイチです。しかし、約3万坪の圧倒 的な広さの農園の中にあるこのハーブガーデンは、まさしくハーブの楽園です。
もっとも天然香料を生産する上では、この面積は驚きに値しないそうです。天然香料を生産するためには途方もない量のハーブが必要なのです。ヨーロッパの精油を生産する農園の広さを考えても、この香料園の広さは想像に難くはないでしょう。 |
高級ハーブ |
また、かつて本業だった香料生産では、匂いゼラニウムを始め、レモングラス、パチョリー、ホウショウなど、世界的に認められる品質を誇る精油を生産していました。今では規模こそ縮小されましたが、宮内庁御用達の香水店にオリジナル香水を納めるなど、現在でもその品質の高さはお墨付きです。
さらに、現在主に生産されている食べるハーブも、ほとんど毎日空輸されるほど、高い品質を誇っています。その道でも、鹿児島産のハーブは香りののりが最高との評判を得ています。
しかし、これもいくら香料生産の時に得られたノウハウがあるとはいえ、いかに香りを高く残すか、いかに味を良くするか、試行錯誤の毎日で、本当に苦しい数年間だったそうです。これもやはり、日本のハーブ・フロンティアと称される所以でしょう。 |
その他 |
その他、香料園には喫茶・軽食店「ローズマリー」があり、その品質の高いハーブを使ったいろいろなハーブティーの他、おいしい料理を楽しむことができます。 また、直売所「花と香りの店」では、先程も触れました香水、ポプリなどのハーブグッズや、元気なハーブの苗などが販売されています。特にハーブグッズはオリジナルならではのすばらしさを体感してみて下さい。 |
最後に・・・ |
こうして香料園を紹介して行くと、何かハーブよければ全てよしといった感じがしないでもないですが、本当に質のいいハーブですので、是非実際に訪れてみて本物のハーブというものに触れてみて下さい。それは本当にすばらしい体験となり、きっと新たなハーブの世界が開けるでしょう。
最後に香料園園長である宮崎さんから皆さんにアドバイス。「ハーブは正しい知識をしっかりと身に付けて使用するようにしましょう。」 |
|
お問い合わせ |
(有)開聞山麓香料園
〒891-0602 鹿児島県揖宿郡開聞町川尻
0993-32-3238 FAX:0993-32-3339
開園時間 9:00〜17:00 年中無休
定休日 火曜日(祭日の場合は営業します) |