学名(意味) |
Hyoscyamus niger L.(にわとりの毒) |
英語名 |
Henbane(ヘンベイン、ヘンベーン) |
和名(日本語名) |
ヒヨス |
歴史 |
古代ギリシャでは、ディオスコリデスが催眠剤、麻酔剤として用いています。
中世では、ドワール(dwale)と呼ばれていて、アヘンと併せて催眠剤とされていました。
現代の麻酔剤の原形とも言われています。
シェークスピアの「ハムレット」の中にも、ヘベノン(hebenon)として描かれています。
ジェラードも「葉、種子、葉汁は内用すると酔って眠りについた時のように荒々しい眠りを誘い、それは長く続き、死ぬほどの苦痛をもたらす。このハーブの煮出した水で足を洗えば、その香りが眠りを誘う」と書いています。
これらのことから判るように、昔からよく使われていたハーブだったということです。 |
分類 |
ナス科 一年草 |
原産地 |
西アジア、南ヨーロッパ |
特徴 |
ギザギザの深い切れ込みの入った葉、クリーム色の花びらには黒い斑点があり、いかにも毒性を帯びていそうな植物です。高さ50〜60cmくらいになる一年草です。
花の後、茎に沿って一列に種子が入った、茶色い実ができるのが特徴です。 |
成分 |
全草に有毒アルカロイドが含まれていて、強い香りです。 |
効能(効果、効用、薬効、作用) |
香りを利用して、根をネックレス状にして痛み止めに、特に子供の首にかけて、ひきつけを防ぐお守りにしていました。 |
注意! |
決して飲用はしないで下さい!! |