学名 |
Digitalis purpurea |
英語名 |
Foxglobe(フォックスグローブ) |
和名(日本語名) |
キツネの手袋 |
名前の由来 |
花の形が釣鐘型で、花にまつわる逸話が多い植物です。
花を逆さにすると指抜きに似ているので、ドイツ名はfingerhut(指抜き)といい、属名のディジタリス(Digitalis)はこれにちなんでレオナルド・フークスがつけたものです。
また、フォークスグローブ(妖精の手袋)の訛りだという説もあります。この植物が深い谷間など、人目に付かないようなところに好んで自生し、妖精が住処としてこの花を好むからだともいわれています。エドワード3世の時代に書かれた植物名のリストにもこの名前が見られます。 |
分類 |
ゴマノハグサ科 二年草 |
原産地 |
ヨーロッパ西部 |
特徴 |
花の中に斑点がいくつか見られますが、これは毒草であることを警告するサインです。
アイルランドでは、デッドマンズティンボルズ(Dead Man's Timbles/死人の指抜き)という不吉な名前でも呼ばれています。
本能的に危険を察知するのか、いかなる動物もこのハーブを食べようとはしません。 |
成分 |
強心配糖体、アントラキノン類、フラノボイド類、サポニン等。 |
効能(効果、効用、薬効、作用) |
強心剤等。 |
使い方(利用法、利用方法、活用法) |
1776年に医師ウィリアム・ウィズリングがこの毒草から、ディジタリン(digitalin)という強心剤を発見するまではほとんど用いられませんでした。 |
注意! |
現在は私たちの生活の中で薬として利用されています。しかし、生半可な知識では利用しないことをお勧めします。 |
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