学名 |
Houttuynia cordata |
和名(日本語名) |
ドクダミ草(どくだみ草、どくだみそう、ドクダミソウ)、ドクダメ(毒溜め)、シブキ、魚腥草(ギョセイソウ)、地獄蕎麦 |
生薬名 |
十薬(じゅうやく、ジュウヤク)、重薬(じゅうやく、ジュウヤク) |
漢名 |
じゅうさい |
分類 |
ドクダミ科 宿根草 |
原産地 |
東アジア一帯 |
特徴 |
初夏によく訊かれるんですが、「家にドクダミがあるんですが、何に使ったら良いんでしょう〜?」
そこで今回はドクダミを取り上げてみました。
古くからどこの家庭にもあり、日本中に分布しています。
どくだみの葉(ドクダミの葉)は心臓形の先が尖り、葉裏は紫紅色で独特の香りがあります。
初夏には白い花を咲かせますが、十文字4枚の白い花弁状の部分は、正確には花ではなく、花がくに当たる部分で、中央の黄色い小指状の起立が花(花序,花の集まり)になります。 |
成分 |
デカノイルアセトアルデヒド、ラウリールアルデヒト、クエルチトリン、イソクエルチトリン等。 |
効能(効果、効用、薬効、作用) |
○血管壁を軟らかくし、毛細血管を強化し、血液の流れを改善します。
○便秘の解消に役立ちます。
○ニキビや蓄膿症など、膿がたまりやすい方に役立ちます。
○カビやブドウ球菌に有効なので、梅雨時のお掃除などにも役立ちます。 |
使い方(利用法、利用方法、活用法) |
○どくだみの葉(ドクダミの葉)を蒸し焼きにして、化膿した部分に貼ると、膿を吸い出しやすくなります。また、生葉を焙り揉みして、泥状化して貼用すると、より効果的です。
○花にはイソクエルチトリンという香成分があり、どくだみの葉(ドクダミの葉)と違っていい香りです。これを集めてアルコールにつけておくと、その香りが移り、簡単にコロンが作れます。お肌のトラブルの多い方にはおすすめ(お勧め、オススメ)です。
○小さなお子さんの汗疹などには、どくだみの葉(ドクダミの葉)と桃の葉を混ぜてお風呂などに入れてあげると良いです。
○たくさん収穫できる方は、開花時期に地上部を刈り取って、乾燥どくだみ(十薬)にして蓄えておくと、どくだみ茶(ドクダミ茶、どくだみちゃ)として使用(利用)できるので便利です。利尿、緩下剤、動脈硬化予防などに効能(効果、効用、薬効、作用)があります。 |
注意! |
軟便症体質の方は注意してください。何事も摂取のし過ぎは良くありません。 |