学名 |
Angelica archangelica(アンゲリカ・アルカンゲリカ) |
英語名 |
Angelica(アンジェリカ、アンゼリカ、アンゲリカ) |
和名(日本語名) |
西洋当帰(セイヨウトウキ、ヨーロッパトウキ) |
生薬名 |
当帰(トウキ、とうき) |
別名 |
アンジェリカ、ガーデンアンゼリカ、アンゲリカ、セイヨウトウキ、西洋当帰、ヨーロッパトウキ |
分類 |
セリ科 二年草 |
原産地 |
ヨーロッパ北部、中央ロシア |
特徴 |
草丈2mにも生育する巨大ハーブ(香草、薬草、植物)です。全草強い香りを持ちます。葉は羽状複葉で、黄緑がかった白色の小さい花が傘状に密集して咲きます。
アンジェリカ(アンゼリカ、アンゲリカ、セイヨウトウキ)は16世紀にヨーロッパに広がったとされています。どちらかといえば北方系のハーブ(香草、薬草、植物)ですが、今ではイギリスや北アメリカにも帰化しています。
古代の本草学者には、根(アンジェリカルート)は「ホーリースピリットルート(聖霊の根)」として知られ、万能薬と信じられていました。また、大天使ミカエルの保護の下、邪悪な霊魂や魔法に対する確かなお守りと信じられていました。
アンジェリカ(アンゼリカ、アンゲリカ、セイヨウトウキ)には強い芳香があり、茎を噛むと最初は苦い味がして、それから強烈な暖かみが口に広がります。
以前はこの堅い茎を砂糖漬け(クリスタル・アンゼリカ)にしてケーキのデコレーションに使用(利用)していました。葉軸は皮をむき、水にさらして苦味を取って、茹でて野菜として食べたり、種子(シード、たね)は飲料の香り付けに使用(利用)します。
葉(リーフ)、茎、根(アンジェリカルート)、種子(シード、たね)と使用(利用)でき、すべての部分にアロマオイル(精油、エッセンシャルオイル)を多く含み、特に根(アンジェリカルート)の部分に多く存在します。
アンジェリカ(アンゼリカ、アンゲリカ、セイヨウトウキ)は強壮剤として広く知られており、漢方薬でもアンジェリカ(アンゼリカ、アンゲリカ、セイヨウトウキ)の仲間「カラトウキ(Angelica sinensis、アンゲリカ・シネンシス)は滋養強壮剤として信頼も高く、幅広く使用(利用)されています。
日本のものは大和当帰といいます。 |
成分 |
苦味イリドイド、樹脂、クマリン類、ビタミンA、ビタミンB、オルネオール、リナロール、ベルガプテン、シモネン、フェランドレン、ピネン等。 |
効能(効果、効用、薬効、作用) |
強肝作用、強壮作用、去痰作用、駆風作用、健胃作用、催淫作用、刺激作用、鎮痙作用、通経作用、発汗作用、利尿作用、刺激作用等。 |
使い方(利用法、利用方法、活用法) |
柔らかい茎や葉柄は砂糖漬け(クリスタル・アンゼリカ)にしてケーキの飾り付けにします。葉(リーフ)はハーブティー(ハーブ茶、お茶)に使用(利用)します。 |
注意! |
妊娠中の方や糖尿病の方は使用(利用)を避けましょう。まれに皮膚に刺激がある方もいますので注意しましょう。 |
育て方(栽培方法、管理方法) |
種まき(種蒔き)は春と秋、半日陰の場所に株間を30cmあけるように定植します。二年草ですが、結実する前に花梗を切除すると3〜4年は楽しめます。増やし方は、夏の終わりに株分けをします。 |