アジョワン

学名	Trachyspermum ammi
英語名	Ajowan（アジョワン）
別名	アジョワイン、アジワン、カロム、タイモルシード、ロヴァージュ、ワイルドセロリシード等
分類	セリ科　一年草
原産地	インド、パキスタン、エジプト
特徴	名前はAdarjawanというヒンズー語に由来していますが、そのルーツはギリシャにあるのではないかとも言われています。 世界的にはマイナーなスパイス（香辛料）ですのでその歴史はいまだはっきりしていませんが、現在ではエジプト原産でそこからアラビアを通じてインドに伝わって行ったのではないかと考えられています。 植物としての形は野性のパセリに似ており、別名「ワイルドセロリシード」と呼ばれています。 他にも呼び名がいくつかあり、アジョワイン、アジワン、カロム、タイモルシード、ロヴァージュ等々。 沢山あって少しややこしいですね！ インドではカレーに欠かせないスパイスですが、西洋料理ではあまり使用（利用）されていないようです。 香りは清涼感があり、タイム（タチジャコウソウ）に似ていると言われています。 タイム（タチジャコウソウ）にある成分「チモール」がアジョワンにも多くあるからかもしれません。 インドではコップ1杯（200cc）の水にアジョワンを小さじ2杯入れて一晩漬けておいた「アジョワンウォーター」を天然由来の胃腸薬として飲用します。 また、南インドの伝統医学であるシッタ医学では湿布として使用（利用）されていました。
成分	チモール、α-ピネン、β-ピネン、リモネン、γ-テルピネン、テルピネン-4-オール等。
効能（効果、効用、薬効、作用）	○神経痛、関節痛、関節炎、捻挫等の鎮痛作用。 ○整腸、風邪の予防、喘息等の抗菌、抗炎症作用、駆風作用等。 ○爽やかな香りが、呼吸器系、消化器系、口中清涼剤としてリラックス作用等。
注意！	○長期間の使用（利用）は避けてください。 ○妊娠中の使用（利用）は避けてください。 ○使用（利用）の際には医師や専門家にご相談ください。