ダグラス・ハーディングが開発した自己探求の方法

実験
実験1―ここを指差す
実験2―頭のない体
実験3―鏡の実験(1)
実験4―鏡の実験(2)
実験5―顔対顔がないもの
実験6―目を閉じて実験する
実験7―すべての物事になる
実験8―世界を回転させる
実験9―触る実験
実験10―頭がない円
実験11―紙袋の筒の実験
実験12―手の中の現金
実験13―物との距離をなくす
本当の姿に目覚たままでいる
実験

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実験9‐触る実験

これはダグラスのすばらしいワークから生まれた実験です。私たちは自分が見たり、聞いたりするもの外見を身につけるだけでなく、自分触れる物が何であれ、その感触も身に着けます。では、簡単な実験をしてこれを見てみます。

人さし指を伸ばしてください。では、その人さし指で手近にある物の表面を触れてください。それは、椅子でも、カーペットでも、自分の衣服でも何でもかまいません。

今ここで、感じられるものは何でしょうか?

それは指先と触れられている物の両方の感触でしょうか?あるいは、むしろ、たった一つの感覚、つまり、手近かにある物、衣服の感触、木の表面などのたった一つの感覚が存在しているだけでしょうか? 事実、あなたの指先は、魔術的にあなたが触っているものに変換したというのが、真実ではないでしょうか? あなたの指先は、あの物になったのです! 

あなたの指先は、それが対象である物の感触を身に着けることができるために、それ自身を空っぽにしなければならないのです。事実、あなたの体全体の皮膚と、もちろんすべてのあなたの感覚についても同じことが言えます。

ですから、これは自分に自分の真実で本当の姿、つまり、世界が起こるための空っぽさを見せるためのもう一つの方法です。