ダグラス・ハーディングが開発した自己探求の方法

実験
実験1―ここを指差す
実験2―頭のない体
実験3―鏡の実験(1)
実験4―鏡の実験(2)
実験5―顔対顔がないもの
実験6―目を閉じて実験する
実験7―すべての物事になる
実験8―世界を回転させる
実験9―触る実験
実験10―頭がない円
実験11―紙袋の筒の実験
実験12―手の中の現金
実験13―物との距離をなくす
本当の姿に目覚たままでいる
実験

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実験4‐鏡の実験(2)

では、空に巨大な鏡を想像してください。それはあなたの外見を反映するでしょうが、そのイメージは、一人の人間のものではもはやありません。

    

この範囲では、あなたは自分の国家の顔を見るでしょう。さらに遠くでは、惑星の顔を見るでしょう。さらに遠く離れれば、銀河の顔を見るでしょう。

あなたが鏡(実際の鏡であれ、想像上の鏡であれ)をもつ場所は、その範囲、そのレベルでのあなたの姿を映し出します。もしあなたが非常に近い範囲の自分自身の映像を見ることができるとすれば、あなたは細胞、分子、原子など、実際ほとんど無にいたるまでを見ることでしょう。

事実、これが、科学者たちが最新の洗練された道具を使って、私たちに映し出してくれる私たちのレベルです。でも、鏡、カメラ、電子顕微鏡、他の人々はすべて、「私たちが自分の中心で何か」を言うことができません。

誰も、自分以外、私たち一人ひとりの中心に踏み込んで、ここで、自分が何であり、誰であるのかを言うことができないのです。なぜなら、私たちはすでにここにいるからです! 

自分が中心では何かを、他の人たちが言ってくれるのを待つ代わりに(彼らは、それを言う位置には決していることができません!)、私たちは自分で単に見ることができます。その顔が人間の顔であれ、惑星の顔であれ、銀河の顔であれ、細胞の顔であれ、原子の顔であれ、他の人たちがあなたの顔を見るまさにその場所で、あなたは今、何を見るでしょうか? 

この場所を指さして、見てください。この<内側を見ること>は、ここ中心では何の外見も示さないのではないでしょうか? でも、この<何の外見もないこと>が、それにもかかわらず、気づいていて、あなたが見るすべてで満たされ、あらゆるレベルのこの素晴らしい、生きている宇宙でいっぱいなのではないでしょうか?