予告編の様な映画の断面を切り貼りした笑えるシーン満載かと思っていたら違った。海外の謎の名監督を借りたシュールで観念的な映像もあり。(まあコントの連続ばかりでもねえ。) ここは現実か架空の世界かわからなくなっていく場面展開がいい。原作にはなく監督さんが付け加えたオーディションの「不条理もの一人芝居」は確かに印象的。
面白かったのは、「ベンちゃん演技初めてだから」と監督さんに頼まれて、神がかり的に素人を誘導するかと思いきや、ただの酔っ払いになってぐだぐだするところ。
「HK/変態仮面」、
「龍三と七人の子分たち」の
安田顕さんはええ俳優さんやねえ。
えっとこの方は同じ北海道出身という事でGLAYの「DIAMOND SKIN」(2013年)のPV(ミュージックビデオ)にも出てはる。(あのエロいやつ)
映画の上映前にプロデューサと横浜聡子って監督さんの挨拶があったんやけど、俳優でもある戌井昭人(いぬいあきと)という方が映画「松ヶ根乱射事件」で撮影がおして出番がなくなった日に居酒屋で飲んでて発想した小説だそうです。