キャスト クライヴ・オーウェン(騎士ライデン)/アクセル・ヘニー(敵役の大臣モット)/モーガン・フリーマン(バルトーク卿)/クリフ・カーティス(ライデンの部下コルテス)/ペイマン・モアディ(皇帝)/伊原剛志(イト)/アン・ソンギ(重臣オーガスト)
メモ 2015.12.3(木) なんばパークスシネマ
あらすじ
騎士の時代。悪徳大臣モットは私腹を肥やし権力を握っていた。
賄賂を毅然と撥ねつけたバルトーク卿は、モットの奸計にはまり身を滅ぼす。
城は召し上げられ離散した騎士たちは雌伏し時を待つ。
感想
なんですか、伊原剛志は清水一角(一学)ですか、小林平八郎ですか。
国際的キャストで「CASSHERN」の紀里谷和明(きりやかずあき)監督が「赤穂浪士の討ち入り」を描く。加えて姫を助ける騎士でもある。
そこはダイバーシティ(多様性)の世界。 アン・ソンギさんもいてはる。
敵役の悪徳大臣モット(吉良上野介)がいい。家庭内DV男、愛猫をも殺すサディストの変態。
そして映像がきれい。暗闇の中、城壁の上をひた走る姿がかっこいい。
お薦め度が難しい。空気は冷たく美しい。好み。また監督さんが海外に打って出た姿にも敬意を表したい。一寸の虫にも五分の魂、妻を苦界に沈めてまでして志を遂げた「忠臣蔵」を海外に示すとともに、騎士もまたサムライで同じ魂を持っていること描いている。そして数々の俳優さんをまとめて作品を作り上げたマネジメント力も高い。一方すごく感動したというわけではなく、なんかこそばい感じもする。割とちんまりまとまっていて、ちんまりまとまった映画は好きやねんけどひたすら真面目でユーモアがないの。