警察官でもなく、探偵でもなく、殺し屋でもないリュックひとつが財産の女ホームレスが犯罪に巻き込まれる。異色のサスペンス小説やわ。なぜ大金持ちの娘が家を捨てたのかの過去と追われる現在が交互に描かれ重厚。
たったひとりの戦いかと思ったら、後半思わぬ協力者が現れる。ヴァランダーシリーズの「ファイアーウォール」の時も思ったんやけど、インターネット無くして捜査は成り立たんようになってきたね。ミステリ書くのも難しいやろうと思うわ。
作者の大伯母さんはアストリッド・リンドグレーンやねんて! 「名探偵カッレくん」の。幼少の頃何度読み直した事か。