2012年3月の映画  戻る


シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム SHERLOCK HOLMES: A GAME OF SHADOWS
2011年 米国 128分
監督 ガイ・リッチー
原案 アーサー・コナン・ドイル
脚本 ミシェル・マローニー/キーラン・マローニー
撮影 フィリップ・ルスロ
音楽 ハンス・ジマー
キャスト ロバート・ダウニーJr.(シャーロック・ホームズ)/ジュード・ロウ(ジョン・H・ワトスン)/ノオミ・ラパス(シム)/ジャレッド・ハリス(ジェームズ・モリアーティ リチャード・ハリス(ハリー・ポッターのダンブルドア)の息子)/スティーヴン・フライ(マイクロフト・ホームズ「Vフォー・ヴェンデッタ」「ゴスフォード・パーク」)/レイチェル・マクアダムス(アイリーン・アドラー)
メモ 2012.3.20(火)春分の日 大阪ステーションシネマ
あらすじ
19世紀末、欧州各地で起こる爆破事件。世紀末に現れた怪物モリアーティ教授と対決するホームズとワトソンの冒険物語
感想
痛快! 謎解きというより、テンポのいい活劇。ホームズとワトソンのバディ・ムービー。
前作「シャーロック・ホームズ」より私は好き。
何が前作より良かったかと言うと、スウェーデン版「ミレニアム」のドラゴン・タトゥーの女ノオミ・ラパスがジプシー女シム役で、個性的でフツーのべっぴんさんではなく、結果ホームズがきれいな女の人と「いちゃいちゃするシーン」が少ないのが何しろよろしい。
少し不満なのは、モリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)かなぁ。好みの問題かもしれんけど、ソフトタッチの中にももう少し凄みが欲しかった。
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ドラゴン・タトゥーの女
2011年 米国 158分
監督 デヴィッド・フィンチャー
脚本 スティーヴン・ゼイリアン(「ハンニバル」脚本)
キャスト ダニエル・クレイグ(ミカエル)/ルーニー・マーラ (リスベット・サランデル「ソーシャル・ネットワーク」)/クリストファー・プラマー (ヘンリック・ヴァンゲル)の/ステラン・スカルスガルド(マーティン 「マンマ・ミーア!」)/スティーヴン・バーコフ(弁護士 「ツーリスト」)
メモ 2012.3.3(土)大阪ステーションシネマ
あらすじ
スウェーデンの小説「ミレニアム」3部作の第一作「ドラゴン・タトゥーの女」米国版。
独立系の雑誌ミレニアムは危機に陥っていた。花形記者のミカエルが書いた実業家の汚職が、裁判に負け名誉毀損とされたのだ。刑務所に収監されそうなミカエルに、仕事を頼む弁護士がいた。没落しかかっている大企業の元総帥が、40年前に行方不明になった姪のハリエットを探してくれという依頼だった。
感想
見終わってから、お昼のシーンってあったっけ? と感じるほど夜の闇が美しい。 ダークでスタイリッシュ。
スウェーデン版の映画は、いささか冗長な所があったが、デヴィッド・フィンチャー版は物語を剃り落として緊張と疾走感を保ち続ける。秀でていて、ピアスとタトゥーだらけのリスベットは、ゲテモノか、かっこいい(クール)かの狭間にいて、ひじょーに魅力的だ。
 
説明が少ないので、先に原作を読むか丁寧に作られたスウェーデン版の映画を観てた方がいいかも。最後の実業家がはめられていく話など、わけわからへんかも。
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