スウェーデンの小説「ミレニアム」3部作の第一作「ドラゴン・タトゥーの女」米国版。
独立系の雑誌ミレニアムは危機に陥っていた。花形記者のミカエルが書いた実業家の汚職が、裁判に負け名誉毀損とされたのだ。刑務所に収監されそうなミカエルに、仕事を頼む弁護士がいた。没落しかかっている大企業の元総帥が、40年前に行方不明になった姪のハリエットを探してくれという依頼だった。
感想
見終わってから、お昼のシーンってあったっけ? と感じるほど
夜の闇が美しい。 ダークでスタイリッシュ。
スウェーデン版の映画は、いささか冗長な所があったが、デヴィッド・フィンチャー版は物語を剃り落として緊張と疾走感を保ち続ける。秀でていて、ピアスとタトゥーだらけのリスベットは、ゲテモノか、かっこいい(クール)かの狭間にいて、ひじょーに魅力的だ。
説明が少ないので、先に原作を読むか丁寧に作られたスウェーデン版の映画を観てた方がいいかも。最後の実業家がはめられていく話など、わけわからへんかも。