監督 福田雄一
原作 あんど慶周（けいしゅう）『HENTAI KAMEN』
出演 鈴木亮平（色丞狂介しきじょうきょうすけ）／清水富美加（姫野愛子）／ムロツヨシ（大金玉男）／安田顕 （教師戸渡）／佐藤二朗／池田成志／塚本高史／岡田義徳／大東駿介／片瀬那奈（ママ・ 色丞魔喜）
メモ 2013.5.25（土）梅田ブルク７
あらすじ
サドの女王に一目惚れした警察官は、マゾだった自分の本性を知る。それから１６年たち、ふたりの一人息子色丞狂介（しきじょうきょうすけ）は１６才の高校生になっていた。突撃隊気質の父親はとっくに殉死。狂介は、あいかわらず女王の仕事をしている母とふたり暮らしで、気は優しいが力持ちではなく喧嘩はめっぽう弱い。
感想
おかしい・・くすくす笑える・・・面白い・・・「おいなりさん」・・・ようやる人々続出。愛子ちゃんと狂介の清潔な純愛もかわいい。
変態仮面はマゾの血も引いているので、打たれ強いというか「打たれるのも好き」というのがよく出来ていると思う。
しかし、さぼてんが一番なのは偽変態仮面が「正統派変態とは・・・」を語る独白。鬼気迫るわ。
偽変態仮面の安田顕（やすだけん）という俳優さんを知ったのは「ハケンの品格」(2006)。女衒派遣会社の担当でシノラーに振り回されていた人。「光るわー」と思っていたが、やはり只者ではなかったわ。（もしかして・・・地ですか）。
お薦め度★★★★戻る
藁の楯
藁の楯
2007年 93分 香港
監督 三池崇史
原作 木内一裕「藁の楯」
出演 大沢たかお（ＳＰ銘苅めかり）／松嶋菜々子（ＳＰ白岩）／岸谷五朗（刑事奥村）／伊武雅刀（関谷）／永山絢斗（刑事神箸）／余貴美子（タクシーの運転手）／藤原竜也（凶悪犯罪者・清丸国秀）／山崎努（蜷川隆興）
メモ 2013.5.4（土）大阪ステーションシネマ
あらすじ
少女を惨殺して捨てた清丸国秀（きよまるくにひで）は、全国指名手配となる。８年前にも少女を殺し、釈放されて後の犯行。少女の祖父の政財界の大物蜷川（山崎努）は、清丸の首に１０億円の懸賞金をつけた。そして、匿われていたダチから襲われた清丸は少しでも生きたいから、蜷川に屈するのはいやだから、懸賞金を誰にも渡したくないから、福岡県警に自首する。日本の警察は、東京の警視庁まで懸賞首の清丸を無事に護送しなければならない。
感想
護送中の警察官は、『日本全国民が、狙っている』状況で身を挺して人間のクズを守る。
どーせ死刑になるのに、法治国家の日本では裁判で裁かなければならない。という納得できるような出来ないような設定はよくできている。けど、人間ドラマがどこかぐだぐだしている。松嶋菜々子はミスキャストじゃなかろか。永山絢斗は無駄にうるさいなあ。
職務を全うするという事と、報われるという事は別物。とわかっていても、生き残った人は成し遂げたろうが、死んだ人たちは浮かばれまい。。。。