ファミリーのボス・カポスは非情な男だ。そのうえハバネロのように凶暴。そんなボスの娘ポリーナとねんごろになって見つかってボコボコにされたジャック。そのままトンズラすればいいものを、ポリーヌとの仲を認めてもらおうとトコトコボスの所に顔を出したもんだから、すわっ「お礼参り!!」と思い込んだボスはゴルフのクラブで撃退〜〜の所がゴルフボールにつまずいて転倒、失神。 頭がピーマンなジャックは相棒のムドに招集をかける。
ところが、その隙に掃除夫はボスを裸にひんむいていた。ボスとは幼馴染で血の絆を誓ったはずなのにあてがわれた仕事は”掃除夫”だった彼。20年来の恨みを果たすためこれ幸いと、ボスのスーツやら金ぴかの時計やら靴やら一式を身に着けて事務所を後にする。意気揚々の彼を待ち受けていたのは”誘拐”。ボスと間違われてしまった。しかも誘拐したのは我が息子・ボッチャ。いっぱしのワルになっていたボッチャは父の無念を晴らすためボスを誘拐した・・・・と思い込んで「父を誘拐した」という
おおたわけ。
一方ジャックとムドは下着姿のボスを前に途方にくれる。事態は一層悪くなっている。この難局を軟着陸させる方法はないものか? ムドは昔馴染みのルベンに連絡する。ルベンは元”伝説のレスラー”マスカリータであった。薬と女と酒でリングを去った男は昔の名前「マスカリータ!」を呼ばれるとキレル。ルベンの相棒は”人喰いトニー”。どこが”人喰い”かって? とっても「テクニシャン」なのだ。おみそれしやした。
感想
熱い血の国
メヒコ(メキシコ)からやってきた
「運命じゃない人」 「スナッチ」 「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」。
「運命じゃない人」は醤油味だったし、「スナッチ」 「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」は皮肉に満ちていたけど、この
メキシカンはチリのように濃い味だ。
これは
男の友情物語である。結果、熱い絆で結ばれたチームは局面をしのぎきり、心がばらばらだったチームは物理的にも崩壊する。
メキシコ・シティの5人に1人が見たとかの痛快なバディ・ム−ビー。ムドとボッチャがイケメンでね。眼福なんよ。そやねんけど、お気に入りはルベン(マスカリータ)なのだ。メンクイではないのだ。
上映20分も前に行ったのに60席は「残4」だった・・・・・。<教訓>レイトショーをなめてはいけない。
しっかし21:10からの「レイトショー」ってのはちょっと不良に
戻ったなったようで、
わくわくするうぅ(ぬほほほほ)。