追憶のミャンマー〜ニァウンシュエ
 
Nyaungshwe
 
 
ニァウンシュエ
 

 
ニァウンシュエの街角
 


   
安直
インレー湖のほとり、観光の拠点となっているのがニァウンシュエの町です。入口にはゲートがあり、「ようこそニァウンシュエへ」とミャンマー文字で描かれています。ところで、ニァウンシュエの名前の由来はシュエニァウンと上下ひっくり返しただけじゃないかって? そうです、本当にその通りなのです。
   

 

 
黄金のパゴダ、白銀のパゴダ
町の南東角、僧院の隣に位置するヤダナマンアウンパゴダは、ニァウンシュエのランドマーク。黄金色に光り輝く姿が見事です。と言っても、高さがあまりないので、町のどこからでも見えるというわけではありません。慎み深いのか、単に田舎だからなのか。一方、町の北西角、黄金のパゴダから対角線上にあたる位置には、外壁全面を鏡細工に覆われたパゴダがありました。夕陽を反射してキラキラ光る様はまさに「白銀」といった印象。これらふたつのパゴダの配置には、何か風水的な理由でもあるんでしょうか。
     

       
 
僧院
町はせいぜい1km四方。一時間もあれば隅から隅まで歩けます。特に見どころもないのですが、ときどき立派な建物を見つけます。これは僧院。王宮みたいですね。
 
現役トラック
コンクリートのブロックがいくつも並んでいるその奥には年代もののトラックが。プロック運搬用なんだろうな。それにしてもこんな古い型、記録フィルムでしか見ないよ。
 
残照
夕陽に染まるニァウンシュエはただただ美しいです。ガイドブックにも載ってなく何も期待していなかっただけに、予期せぬ感動に胸がジーンと熱くなりました。
 

   
路上の竹ボール
夕方になると街角のあちこちで「竹ボール」が始まります。蹴鞠の要領で地面に落ちたら負け。やってみたいと思っていたところに都合よくボールが転がってきたので、拾って蹴ってみました。あれ、明後日の方向へ飛んで行ったぞ。ごめんごめん。簡単そうに見えて結構難しいです、これ。
   

       
 
面影橋
白銀のパゴダの向かい、運河にかけられた木造の橋が町の西端と言ってよいでしょう。木製のためか、どことなく哀愁を感じます。「面影橋」と名づけてみましたが、いかが?
 
船着場
運河に面した路地に係留された小舟。インレー湖クルーズ用だけでなく、野菜運搬用など住民の生活の足として、タクシーのように使われているみたいです。
 
モスク
町の北外れに変わった建物があるなと思って行ってみたら、なんとイスラム教のモスク。仏教国ミャンマーではかなり珍しいのでは?後にも先にもここでしか見ませんでした。
 

 
ニァウンシュエの市場
 


   
五日市、再び
昨日シュエニァウンで開かれていた少数民族の五日市が、今日はニァウンシュエにやってきました。ガラガラの空き地だったマーケット用地にござを敷いて、足の踏み場もないくらいの露店ラッシュ。日本の花見に勝るとも劣らない場所の取り様です。ひょっとして昨日よりパワーアップしてない?
   

   
朝食屋
五日市が最も人出を集めるのは朝。ということは当然、食堂もかきいれ時です。もうもうと湯気が立ち込める中、おばちゃんたちが商売の合間に腹ごしらえ。重い篭を背負ってはるばる山を越えてきたんでしょうから、そりゃお腹も空くよね。やっぱり朝定食とか、あるのかな。
   

       
 
八百屋
山の市だけあって、主役はやはり生鮮野菜。いかにも「畑で取れたものをそのまま持ってきました」という感じでみずみずしい。文字通りの産直販売です。
 
刃物屋
包丁。のこぎり。ナタ。刃物ならなんでもござれ。やたら品揃えが豊富なお店です。市というと農産物のイメージが強いのですが、実際にはいろいろなものが売っているのです。
 
シャンバッグ
ミャンマーの代表的なお土産にもなっているシャンバッグ。さすが本場だけあって、誰もが学生鞄のような独特の形を肩から提げていました。へえ、本当に使ってるんだ。
 

   
可愛い尼さん
五日市を散策中、何人かの尼さんに出会いました。ピンクの袈裟に黄色の帯がとってもフォトジェニック。でも尼さんはみな恥ずかしがりやで、カメラを向けるとすぐ隠れてしまいます。そこで、行く先を予想して待ち構えることに。シャッターチャンスを見事激写! と思ったら、こんなおチビちゃんでした。可愛いねえ。
     
米屋
ずらりと並んだ缶に入っている米は、すべて種類が異なるとか。さすがアジアの穀倉地帯です。主流はパサパサとした長粒米(いわゆるタイ米)ですが、中には日本のもち米のような丸いものもありました。みんな一度に何kgくらい買うのかな。主食だけに、好みの銘柄にもきっとこだわりがあると思うんだけどな。
   

   
追いかけっこ
大勢の人でごった返す五日市の中でも、尼さんのピンクはやはり目立ちます。見かけるたびに気になっていたら、あっちにもいる、こっちにもいると、だんだん凄い人数がいるような気になってきました。でも、よく見ると同じ子があちこち歩き回ってるだけ。何をそんなに探しているのかな。
   

 
シャン料理
 


       
 
昼食
少数民族の宝庫シャン州では料理もビルマ族のものとは一味違います。というか「おこわ」や「佃煮」みたいなものもあり、日本の正月料理に近い感じがしました。
 
夕食
夜は少し毛色を変えて、スープや炒め物など温かい料理を中心に。どこか中華っぽいのは雲南省と接しているからか。あっさり塩味がお腹に優しくて美味しかったです。
 
朝食
翌朝はさらにヘルシーにお粥。白粥に各種の佃煮を好みに応じてトッピングします。卵料理とコーヒーもついて和洋(?)折衷。外国人向けのサービスなのかな。
 


   

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