ジェネシックマシン

 緑の星の終末期において、来るべき恒星系復元プログラムに対する抗体としてギャレオンと共に、究極の破壊神たるべく建造された5機の動物型サポートマシン群の総称。ブロウクンガオー(鮫型)、プロテクトガオー(海豚型)、ストレイトガオー(土竜型)、スパイラルガオー(同じく土竜型)、ガジェットガオー(怪鳥型)がそれである。これらは個々が地球製ガオーマシンをはるかに上回る性能を有しているうえ、各々がジェネシックガイガーに装着される事で、ジェネシックガイガーの運用範囲を格段に拡大する事ができる、すなわちガオーマシン装着モードも健在である。
 ジェネシックドライブによって最終安全装置が解除されると、ジェネシックガイガーとファイナルフュージョンし、ジェネシックガオガイガーとなる。
 また、5機のマシンがジェネシックオーラを展開共鳴させる事でバリアフィールドを展開する事が可能である。
 マモル少年、そして遊星種はジェネシックマシンこそ遊星種に対する抗体であり、「再生の力を止める者」と呼ぶ。だが、ジェネシックマシンにはもう一つの役目も与えられていた可能性がある。すなわち、驚異的な速度で拡大を続けていた機界文明の「完全破壊」である。本来対機界31原種用対消滅兵器として開発されたのは赤の星ジェイアークであり、「アルマ」達であったが、彼等の多くはその強大な戦力をふるうことなく破壊された。アベルは最後の希望、すなわちJアークと戒道少年を「青の星」へと逃したが、同時にカインもまたギャレオンとラティオを残した。彼等はJアーク亡き後、機界文明を、あるいは二つの宇宙を犠牲としてでも破壊する。そうした任務を与えられていた可能性は否定できないが、機界文明がGGGとJアークの手によって滅びた今、それを確認する術は残されていない。