ベース三味線


ベース三味線 bass shamisen 自作 楽器 製作 Self made musical instruments

全長640mm、太鼓胴直径140mm、重さ390g
太鼓胴はお祭り用の小太鼓。ネックはホームセンターの白木材。

最初に作った弦楽器です。
ホームセンターの貸し工房で作りました。
当初は三味線用の弦を張っていましたが、音が普通過ぎて面白くないのでガットギターの2〜4番目の弦を張っています。

指板面が多少湾曲してしまい、弦の「びびり」が出ましたが、それがかえって面白いです。
三味線では意図的に付けた「びびり」を「さわり」と呼び、インドのシタールなどでは「ジャワリ」と呼び、「びびり」をを発生させる構造をわざわざ組み込んでいます。
適度に歪んだ音は独奏楽器には良く見受けられます。歪んだ音は個性的で表現の幅が広がるためだと思います。エレキギターの音をわざと歪ませるのと同じ理由だと思います。

胴には細い鎖をぶら下げています。
細い鎖を太鼓膜面に垂らすと更にびびりが増し、更に面白い音にはなります。
ただし、音程は不明瞭になり、あくの強い音色になります。。

太鼓の裏面の膜は制作時に切り取ってあります。太鼓胴を貫通し、ネック部に刺さっている棒状の部材にチューニング用のピエゾピックアップを挟めば、エレキベース三味線としても使えます。