製造業界で作った物

「え!?、和田君て普通に就職したの!!」
数年前に大学の美術部の先輩(※)に言われた一言です。
(※ : 慶應義塾大学の教授をされている方です。この人も変な人。。。)

変人呼ばわりする方も多々いますが、いいえ、私はしごく真面目な人間であります。
何気に20年、真面目に真面目に勤め上げて参りました。

我が妹いわく、「危険なほど、真っ当。」。

と、いうことで、それなりに製造業界で作った物、関わったことは多々あるのですが、
辞めてもなお、付きまとう「守秘義務」というのがあるので書ける範囲に止めます。
そのため、本分野の内容は幾分物足りない感じがしますが、ご容赦下さい。

まあ、電子部品実装機関係なんて、やめて3年もたつのだけれど。
そのうち、書き足します。

電子部品実装機関連 ( 1991〜2009年7月 フィーダー開発設計 )
inteligent tape feeder panasonic 以前、私は電子部品実装機の開発設計者でした。
勤めていたのは佐賀県鳥栖市にあった大手家電メーカーの
子会社です。
その会社の開発拠点は2009年9月に山梨県甲府に移転し、今は九州にありません。

拠点移転の時点で私は退職を選びました。
私の赴任は共働きの妻の退職を意味し、子供もまだ幼く、家族との生活を優先したかったのです。

会社自身は現在でも存続しており、今でも高いグローバルシェアを確保しているようです。

その会社に在籍中、私の仕事は「フィーダー」を開発設計することでした。入社直後より18年半の間ずっとです。

担当したフィーダーは現在も主力商品として出荷され続けて
います。
製作に関わった機械が今日も世界中のどこかで働き続けているというのは、やはり、どこか、暖かい気持ちが残ります。

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製造設備の仕事 ( 2009年10月〜2014年現在 )
ピン挿入スポット溶接機 電子部品実装機の会社を2009年7月末に退職した後、
過去の上司や先輩が起こした会社で働かせていただきました。

九州内の色々な企業の製品を請負設計したり、生産設備
を設計製作する会社でした。社員のほとんどが前の実装機
の会社のOBで、グタグタと気易い職場ですが、会社として
十分な利益を確保することは難しい状況です。
(自分の仕事については給与分の利益を確保出来ていた
ようです。)

リーマンショック後の厳しい環境下にもかかわらず雇い入れて
下さり、本当に有り難かったと思います。

通勤時間や企業の経営体力など様々な事情で、自宅で
CAD設計をするためのSOHO環境を構築しました。

多分に自信がなかった作図技能を補うための3D-CADを
自腹購入。
AutoCADもどきの2D−CADも自腹で購入しました。
会社のパソコンにはパワーポイントもなかったので、それも
自腹購入。

部品の整列機構など原理機構のモックアップが必要な場合
も自宅工房のちゃぶ台の上で自作。
(工作は得意ですから。でも工作材料は自腹。しくしくしく。)

と、いうわけで下記の設計業務のほとんどは、自宅パソコン、
自腹ソフト、自宅のちゃぶ台の上で行いました。

いろいろあって、2013年9月に独立。
現在は機械設計や商品企画、技術アドバイスなどを営む
個人事業主です。
日本全国あちこちに出向くことも多くなりました。国を超える
ことはまだありませんが。電子部品実装機の仕事も再び
ちらほらしています。
ペットボトルキャップ色分別装置 ( 2011年11月〜2012年6月 )
妙なものを作ってしまったのですよ。色んな意味で。

2012年6月の産業展のときには、福岡局のテレビニュースでもとり上げられたりして、それなりに注目も集めたものの、

やはり何というか。 「妙。。。。。」

何を作ったのかと申しますと、
ペットボトルのキャップを色ごとに分別(選別?)する
リサイクル用途の機械装置。
投入口にキャップを放り込むと0.15秒に1個のスピードで
色ごとに分別します。

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