太鼓胴ベース


太鼓胴ベース 自作革胡 bass fiddle with jambe body 自作 楽器 製作 Self made musical instruments
全長880mm、太鼓胴直径150mm、重さ1340g
本体は市販のミニジャンベ。(革は張り直したもの。)
ネック部はホームセンターの白木材。

中国の楽器で「革胡」、「大革胡」という楽器があります。
胡弓を大きくしたような楽器で「中国のチェロ」と呼ばれる楽器です。この楽器は「革胡」に触発されて作りました。
本物の「革胡」は耳骨のような、リンク機構のような、特殊な構造をしたブリッジを持っており、弦配列とは直交する向きに配置した太鼓面に振動を伝える構造ですが、この楽器では簡略化しています。

胴体には土産物屋で買った小さなジャンベを使っており、ブリッジは直接太鼓幕面に置いています。三味線などと同じ構造です。このため、本物の革胡やチェロの太い弦は使えません。
弦張力による太鼓膜面の押し込み力を小さく押さえるために本物より細い弦を低いテンションで張ることにしました。
実際に使った弦はエレキギター用のフラットワウンド弦です。
本物のチェロ弦は1本で5000円以上もするのですが、この弦はセットで1000円くらいです。

太鼓胴の下の足部を膝の上に置いて座位で弾いたり、ヘッド部の巻貝状の出っ張りを肩にかけて立奏します。

ウッドベースのように弾くことも出来るし、弓奏も出来ます。