(2)武器に転用される時代(第一次世界大戦)

 飛行機は1903年からの飛ぶことだけが目的だった発明家や冒険者による約10年余りを経て、実用化の段階を迎えるが、残念ながらその初めは戦場であった。
 
 飛行機の実用化を端的に言えば、「必要なときに何時でも飛べること」、換言すれば定時運行の実現であったが、戦場では、それを更に「敵よりも優れた性能」を求め、強力な航空エンジンと構造強度の飛躍的な向上を求め、飛行機は急速に発達した。(右はスパッドS)
 
 また航空機の使用目的にあわせた設計が行われるようになり、大戦前には100機レベルの製造が大戦終了期には1000機のレベルになっていた。
 
        以下の機体名(青字)をクリックしてください。イラストと解説をご覧いただけます。 年号は試作機を含む初飛行年
 
008
LFGローラントC−Ua 偵察機
ドイツ
1915 年
009
ショート184 水上攻撃機
イギリス
1915
010
スパッドS.戦闘機
フランス
1916
015
ブランデンブルグDI戦闘機
オーストリア
1916
020
R.A.F.(王立航空機工場)SE5a戦闘機
イギリス
1917
028
ニューポール 25C.1 戦闘機
フランス
1916
030
アルバトロスD.Va戦闘機
ドイツ
1917
031
ヘルバースタット CL.偵察・攻撃機
ドイツ
1918
038
海軍ハンザ・ブランデンブルグ水上偵察機
日本海軍
1923
039
中島 甲式4型 戦闘機 (ニューポール)
日本陸軍
1923
 
 
★次の時代のページへ
 

[HOME/WhatsNew/ClassicPlane/NAKAJIMA/KOUKEN/MUSEUM/QESTIONNAIRE]