※「モテない問題を考える会通信」は、2000年2月創刊。隔月刊で発行していましたが、現在不定期発行です。
通常価格は200円(6、10、13号は250円)です。
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[モテ・リポート]はじめに たけだぺてろ 「先日『ハイト・リポート』という女性の性に関する調査をまとめた本をぱらぱらとめくってみたんですよ。で、日本版ハイト・リポートとでもいうべき清水ちなみの『大エッチ』もあるじゃないですか。「避妊はどうしてるか」とか「好きな体位は?」とか、初体験のときの血の量はとかそういうことをアンケートしてまとめたやつ。 で、思ったんですが、あれの男版みたいのはいままであったんですかね。セックスに関する言説は男性に支配されてきたと言われますが、ミミズ千匹がどうとか、かずのこが天井とか、男性が支配されてきたわりには、少なくとも僕が聞いたことのある、男性のセックス体験の情報はすごく貧困だと思うんです。どうですか。個人的な体験として、男性のセックス体験談というのはあまりないし、男性は語ってこなかったような気がするのですが。武勇伝にはなりますけどね。 なんか、「半分はイッたふりをしてる」とか、「愛撫が足りない」とか、「強く突くだけで、勘違いしてる」とかいろいろ書かれてて、むかつきます(笑)。男だって射精してもあんまり気持ちよくなかったり、あんた一生懸命フェラチオしてくれてるけどそこは違う!って言いたいけど言えないっていう事もあるじゃないですか。 「モテ問」読者でそういうのやれませんかね。男版『大エッチ』みたいなの。別に百人切りしてたり、風俗大王とかじゃない、普通の男のセックス体験を聞いてみたいなあ、と思ってるんですが。 どうでしょう。どこかでそういうのあるのかな。」 という、たけだぺてろの名木太編集長宛てのメールから始まったモテ・リポート企画です。その後、男女合わせての性意識調査となりました。以下そのアンケートの報告です。(たけだぺてろ) ←全目次に戻る ↑先頭に戻る |
[モテ・リポート]統計 名木太![]() まず、回答者の属性ですが、年齢は20代後半が4人、30代前半が3人でした(「モテ問通信」の読者層の大半はこの範囲と思われます)。性別では男性5人、女性2人でした。 さて、そういった属性をもつ回答者の回答から、以下の傾向が見られました。 「セックスパートナーの有無」は有が0%、無が86%でした。ほとんどの人はセックスパートナーがいないようです。(これに関しては後のページで、他の性意識調査と比較してみました。) 「オナニーをしますか?」では100%の人がすると答えました。オナニーはおよその人がやっているようです。(もしくは「オナニーをしない人はこのアンケートには答えづらかった」のかもしれません。) 「初めてセックスをした年齢」は、20〜24歳が最も多かったです。 「これまでのセックス体験人数」は、おおまかに3つのグループに分かれました。0人(童貞・処女の人)が1つの山。セックス経験者については、3〜5人くらいが1つの山。それを超えると10人以上といった傾向でしょうか? 以上。 ところで、他の性意識調査本の「付き合っている人の有無」の割合を見て気になったことがあるので書いておきます。 ![]() つまり、この統計結果が意味することは、「雑誌「MORE(モア)」の読者には彼氏持ちが(全国平均に比べ)異常に多い」、もしくは、「彼氏のいる女性は性意識調査のアンケートに積極的に答えるが(国勢調査と違い義務ではないので)、彼氏のいない女性はおよそ関心を示さない傾向がある」ということでしょう。 いくらサンプル数が数千人であっても、「雑誌アンケート」であることと「任意のアンケート」であることによる二重の限界があります。他の統計結果についても現実と大幅なズレが生じている可能性は否定できないでしょう。「女性自身」、「SPA!」、「ラジオライフ」で同じ調査をしたら、やはりそれぞれ違う結果・傾向が出るでしょうし、また、例えばもし仮に「セックスに悩んでいる人ほど好んでアンケートを返す傾向がある」とすれば、(現実以上に)「多くの人がセックスに不満を持っている」という間違った結論が出てしまうでしょう。 『モア・リポート』も『10000人に聞いた女のコのH』(雑誌「デザート」の読者アンケート調査)もとても気が利いた内容のステキな本ですし、アンケート調査者に悪意はないでしょうけれども。 結果的に現実の「恋人いる(いない)率」に最も近くなってしまった「モテ・リポート」ですが(本当は「恋人の有無」を質問し忘れていたので「セックスパートナーの有無」から推測)、「いない」方が積極的に回答するというのは「モテ問」ならではのことなのかもしれません。(名木太) ←全目次に戻る ↑先頭に戻る |
[モテ・リポート]関連ブックガイド たけだぺてろ ◆『ハイト・リポート ─新しい女性の愛と性の証言』シェアー・ハイト著、石川弘義訳、1977年、パシフィカ 1970年代のアメリカ女性への性意識調査。「ナウなセックスが知りたかったら『ハイト・リポート』を読もう」と裏表紙に書いてありました。ナウからトレンドで、現在はなんでしょうか。とりあえず、恋人、もしくはパートナーが本当に感じているのかどうか不安な人は読んでみてください。 ◆『ハイト・リポート 男性版』(上・中・下)シェアー・ハイト著、中尾千鶴監訳、1982年、中央公論社 上の男性版。1970年代日本で行っていたら日本人男性はどう答えていただろう。 それにしても、「男らしさ」に対するコンプレックスが語られていたり、何処も同じなんだなと共感出来るところもあるのだけれど、アナルセックスへの質問とか、日本では、まだ質問として成立しないだろうと思われることが書かれてて、やっぱ米国はスケールでかいなあと思いました。 性についてはもちろんですが、日頃、日本人が映画や、音楽で親しんでいるつもりになっているアメリカ文化の一面が読めて、面白いかもしれません。 ![]() 雑誌「モア」誌上で1980年〜1981年に行われた日本人女性を対象とした性意識調査。『ハイト・リポート』と同じく、それまで男性の側からポルノとして語られることしかなかった女性の性を女性自身でさぐり、語り直そうとしたもの。「女性にも性欲がある」ということや、その多様性は、性衝動が、溜まればぬいてすっきりとしか思ってなかった男性にとっては、やっぱ言ってくれなきゃわからないわけで、そういうことがわかるだけでも読む価値あり。 ◆『モア・リポート 2』モア・リポート班編、1984年、集英社 日本人男性へ向けてのアンケート。男性が真面目に性と向き合うとき、それについてどう語るのか。そんなこと考えたこともなかったり、人に話すものじゃないと思ってたり、猥談でしか話せなかったり…という人は読んでみるべし。 ◆『モア・リポート NOW ─女の性とからだの本』モア編集部編、1990年、集英社、1748円+税 ◆『モア・リポートの20年 ─女たちの性をみつめて』(集英社新書)小形桜子著、2001年、集英社、720円+税 ![]() ◆『大えっち For men』清水ちなみ著、1995年、扶桑社、1165円+税 ◆『大えっち デラックス』清水ちなみ著、1999年、扶桑社、1333円+税 「H/えっち」という言葉が性交そのものを指すものとしてテレビ、雑誌等で見かけるようになったのはこの本が出たころからではないでしょうか。「エロ話」でも「猥談」でもない「えっちの話」は、フェミニズム理論だけでは変わらなかった性のパラダイムをいとも簡単に変えてしまった。 ちなみに『…For women』(赤い表紙)も『…For men』(青い表紙)も、女性に向けてのアンケート結果です。別に大した違いは無いようですが、例えば、前者には「初体験について」などの回答者自身への質問が、後者には「下手な男とは」といった、男性とのからみについての質問が載っています。 また『大えっち デラックス』(オレンジの表紙)もあります。前の2冊に新たなアンケート結果を足した、400ページを超える『大えっち』の集大成本。読んでるとトランス状態になりカウパー出まくり。僕って濡れやすいのかしらん。 ◆『中国13億人の性』劉達臨著、森田靖郎訳・構成、1998年、講談社 日本にいると実感湧かないですが、性意識が政治と教育によって左右されているものだっていうのが少しはわかるかもしれません。明るい家族計画とか。 ![]() 『大えっち』よりも、怖いのは実はこちらの方かも。12、13歳からセックスしちゃうっていうのはどうなんだ? 日本の未来は?とどうしても危惧してしまうけど、明るく楽しく、最大限の性肯定ならぬ「えっち」肯定はそれはそれでいいのかも!? ちゃんと正しい避妊のしかたも書いてあるし。(たけだぺてろ) ←全目次に戻る ↑先頭に戻る |
[モテ・リポート]まとめ ▼性意識調査ということでアンケートしてみたんですが、思ったよりも(思った通りか?)回答が集まりませんでした。アンケート内容に問題があったのか、『モテ問』読者の方々もそんなに暇じゃなかったのか、たとえ匿名と言えどもオナニーのことなんて他人に話したりできない という人もいたのかどうかはわかりません。 結果的には多数の回答を元に性に対しての一般的な言説を浮かび上がらせる、とはいきませんでしたが、ある意味、決して一般的ではない意見が聞けたのではないかと思います。 最初にこの企画を名木太さんに持ちかけたのは、『ハイト・リポート』とか、清水ちなみの『大えっち』などの本を読んで、なんか言いたい放題言われているなあと思って、男版『大えっち』みたいなものは出来ないかと思ったからです。そういう本では、「いままで語られてこなかった女性の本音」として、女性の側からの性生活の実態報告がなされているのですが、では、男は性についてセックスについて何か語って来たのだろうかと考えたら、たしかに、猥談としてのセックスは男性の側から語られる方が多かったかもしれないけれども、実体験としての性は女性と同じように、男性の側からも語られたことがないのではないかと思ったわけです。(その後、『ハイト・リポート男性編』や『モア・リポート2』で男性の性意識調査もあることが判明しました。不勉強でした。) 女性側から、男性側からというのはともかく、そもそも、性について語るということは出来るのでしょうか。誰でも、ある程度は性とか行為としてのセックスに対して何らかの意識は持っていると思いますがそれを言葉にして語るという作業はあまりなされていないし、そういう機会もあまりないのではないかと思います。言葉は難しいとよく言いますが、性について語る言葉は、もしかしたら、政治について語る言葉より難しいのかもしれません。今回のアンケートで、僕もアンケート作成者の一人ですが、回答しながら、自分の、性を語る語彙の少なさに改めて気づかされたように思います。 アンケートに回答して下さった方々、ありがとうございました。(たけだぺてろ) ▼アンケートを回収してから1年以上も経ってしまいました。現在では心境の変化もあるかもしれませんね…。ひとまず、回答して下さった方、ごめんなさい&ありがとう! 昨年の3月に、たけださんから「はじめに」のメールをもらい、共感&盛り上がりました。確かにむかつくんですよね。男だって頑張ってるっつーに! 「勘違い野郎!」みたく言われると、何かね。頑張ってるからこそ、言われるとむかつくんですよね。「このマグロがぁ〜!」とか言い返してやりたくなる。 結局男は「イカせなきゃ」→「勘違い野郎!」→「本当にイカせなきゃ」→「勘違い」→…と「男らしさ」の無限ループをするしかないのでしょう。男には「技術」が求められています。セックスを怖がっている童貞の皆さん、もっともっと悩んで下さい(笑)。男には、「男らしさにとらわれるな」ということと同時に、「真の男らしさ」が求められています。「二重拘束」(ダブル・バインド)のただ中にあります(笑)。本当は、お互いを気持ちよくさせたげたいって「気持ち」で無限ループしたいもんですけどね。 女は語っていなかったから語ればいいのかもしれないけれど、男は偽りをしゃべらされ続け、そのウソと本心の区別もつかなくなってるから、余計困難なのかもしれない。さらに、男は女性の性を支配していることにもなってるけど、そんなこと言われても童貞に至っては困惑するばかり(笑)。 さて、最初に思ったのは、『大えっち』男性版ならマスコミがやりそうだし、つまんない記事になるだろうなということ。それで『モア・リポート』風の男性版を考えました(後に男女混合案に)。アンケートの質問事項は『モア・リポート』を参考にさせて頂きました。いくつかの項目は丸パクリです。スミマセン。 男性版として『モア・リポート 2』があったようですが、考えてみるとそれは女性誌「MORE」が企画したわけで、結局「女性が企画した男性版」。男的には情けないところ。女性誌には『モア・リポート』が出来ても、男性誌には『モア・リポート』男性版が出来ない。『大えっち』男性版すら出来ない? 女性にはシスタフッドが持てても、男には『大えっち』程度のブラザフッドさえ持つことが出来ないということなのかもしれない。『モア・リポート』から20年経った今も。 ところで、実際にやってみて、アンケートというのは集めるまでは割と簡単だけれど、その集計というか分析というか、後にまとめることの方が本当に大変なんだなということが分かりました。グラフは何とか作ってみたものの、結局まとめる力がないんで、個人的に感じたことを率直に書いてみます。 集まったアンケートを読んでみて思ったのは、およそ「モテ問」だなぁ〜ということ。モテ問的に面白いなぁと思った。 また、避妊への関心、性風俗に対する感覚、セックス観などについての「男女差」は今となってはほとんどないのだろうと思っていたら本当になさ気。男女分けてやると男女差と受け止められがちだけど、アンケート結果を見て改めて男女差よりも個人差の方が大きいように思いました。(「モテ問」読者が特別そうなのかもしれないけど。) ただ、女性の方が性経験が多いことには興味を持ちました。回収少なすぎるので分かりませんが、実感としてもそんな気が。思うに、「モテない問題」における「セックス」の比重は、男子に比べ女子はかなり小さいのではないかと。なぜなら女子は、いざセックスしようと思えば(質さえ問わなければですが)しやすいんじゃないかと思うから。極端な話をすれば、女子の場合やりたそーな顔してれば、誰か声かけてくるでしょう? 男がやりたそーな顔してても嫌われるだけですけど(笑)。だから、大雑把に言えばだけど、男の場合は「セックス出来ない」ことが問題。女の場合は「セックスの質」が問題。(但し、風俗可にすれば男の方が簡単? →風俗問題を考える際の検討事項)そんな感じじゃないのかな?(反論求む) 最後に、重い過去を背負っている人がいるんだなぁということ。重い荷物を消すことは出来ないかもしれませんが、せめて地面に下ろせることを願っています!(名木太) ←全目次に戻る ↑先頭に戻る |
編集後記(13号) ▼今号は「モテ・リポート」と銘打ってのモテ問版・性意識調査の特集号となりました(別冊として発行する予定を変更)。いかがでしたでしょうか?(編集してると同じ原稿何度も読んでるから、新鮮味なくなって分からないんですよね。感想お待ちしてますよ。) もりやさん、映画評ありがとにゃん! 他の皆さんも、映画でも漫画でも「モテ問」的にビビッと来たら投稿してくれにゃん! もちろん、初投稿も大歓迎にゃん! 発行は相変わらずの遅れようです…。発行遅れ→テンション下がり→さらに遅れるという悪循環になってます。あと、今号は簡単に出来ると思ってたけど、アンケート報告をナメてました…。スミマセン。定期購読者の方には特にスミマセン! え〜、前号発行以降も相変わらず不安定な編集長でした。神経症やら、ひきこもり(?)やら、生活不安やら、彼女との別れ話やら(最近また仲良くなってますが)、色々がグワァ〜っとなって、本人もよく分からなくなってます(笑)。起きる時間も寝る時間もメチャクチャで、この間なんか夜の12時起床というのもありました(笑)。「廃人」寸前ですな。 えー、楽しい話題っと。この間TV版の「ガンダム」借りてきて一気に見ました。すご面白かったです。この歳になって改めて見てみて、設定が非常に良く出来てるなぁと感心しました。あと、人物の心の動きがすごく繊細に描かれてますね。あれは子供が見ても分からんよ(笑)。子供の頃は、アムロも弱っちく見えましたけど、頑張ってるし熱いね。シンジ君なんかだと、座ってるだけで周りの一生懸命な人たちから褒められたり、叱られたりと構ってもらえて、エスカレーター乗ってるように(良くも悪くも)話が自動展開するというオタク世代にとっては夢のような設定だものね。努力や「熱さ」なくして向こうからドラマがやってくる! 現実もそんなだと楽でいいよね(ハハハ)。 ところで、先日「タイガーアイ」(「パワーストーン」系のブレスレット)の実物を初めて目にしました。まさか本当につけてる人がいるとは思ってなかったので(ってあれだけ広告出てるんだからいるハズなんだけど)、非常にビックリしました。彼はパチ屋の常連仲間で、一緒に飲みに行った時にその話題になり、彼の左手首にある数珠状のものが「タイガーアイ」だと知ったのでした。 自分の中ではパワーストーンのことは、もちろんバカにしてるんだけど、いざ本人を目の前にすると批判する気はなくなります。第一彼はなかなかいいヤツなのです。もちろん即座に「うそっ! そんなの効かないよ」とは言ったけど、彼みたいな控え目で人のいいヤツが買ってんのかぁと思いました。悪徳企業許すまじだね…。「効かないって返品すればいいじゃん」とは言ってみたけど、「いやぁ〜」と笑ってました。 えー、次号か次々号で「タバコ屋の娘(息子)」特集やろうかなと思ってるんですけど、どうですか? お店の店員さんをいいなと思って…というヤツ。みなさん経験あるんじゃないでしょうか? 体験談募集します。ストーカーちっくのでもいいし、ショボい短編でもOKです。千〜4千字程度で。送ってきて、にゃん! 今月のお言葉。「他人のことで気持ちを乱されたくない──だなんて/だけどいったい他に他人を知るどんな方法があるというのかしら/そしてわたしにとっては”知ること”と”愛すること”とはほとんど同じ言葉でした」(樹村みのり「ジョニ・ミッチェルに会った夜の私的な夢」より) スペシャル・サンクス、ホワイト・ベースの皆さん&モテ問と関係ないけど田山幸憲さんin『ベスト・オブ・パチプロ日記』!(名木太) ←全目次に戻る ↑先頭に戻る |
「モテ問通信」をどうしても置いて下さらないステキな公共図書館 ■東京ウィメンズプラザ 図書資料室 東京都渋谷区神宮前5-53-67 TEL 03-5467-1970 開室時間 9〜20時(日祝17時まで) 第3水曜休館 ミニコミ・ビデオも多数扱う、女性会館の図書室。メンズ・フェミ系のミニコミも置いてありますが、「モテ問通信」は創刊時に持ち込むも、「収集方針と違う」と断られました。 去年の7月、再度置いて欲しいと9号までの見本と一筆を送りました。すると今回もじらしにじらされ、12月25日クリスマスに次のような返答が送られてきました。(私信ではなく、公共の施設からの返答なので勝手に掲載。注は引用者。) ご連絡が大変遅れまして申し訳ありません。重ねてお詫びいたします。 貴ミニコミ誌ですが、寄贈で、移動書架(注1)に排架、ということでよければ所蔵いたします。 選書委員会では様々な意見が出されました。主に社会性とテーマ性の評価についてですが、「私的」な印象が否めない、テーマ・主張があいまいではないか、との意見が少なからずありました。それらが例にあげられていた「シャドウ・ワーカー通信」「We」(注2)などとの違いとして出てきた意見です。ですが、現時点である程度の継続性があるようですし、これからの発展に期待して、今回の決定となりました。今後も例にあがった2誌のように、実績、認知度が高まるよう、ご活躍をお祈り致します。(注3) (注1)資料室の一番奥、地下の誰も行かないような場所にある電動書架(私も行ったことがない)。通常、ミニコミは入ってすぐのミニコミコーナーに面出しで陳列される。 (注2)編集長のリスペクトするミニコミ。お願いの一筆にて、「モテ問通信」編集長の個人的立場としては、ウィメンズプラザにも置いてあるこの2誌と近いつもりと書いた。 (注3)うるせぇ、バカ! ←全目次に戻る ↑先頭に戻る |
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