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ずっとずっと寒いんだ。
優しくしてやるから。 でも、特別な人がいた。
アイツの死顔を見た時から、 自分のものではないみたいで。 アキは、足に手を掛けられて開かれても、素直にしたがった。 夢のように、現実味がなかった。 「あぁ…」 自然に漏れた吐息にも気づかない。 この人は、優しい。 どうして…… こんなに優しいの? 手のひらが、舌が、アキの上を滑る。 心地よさに溺れそうだ。 その時、ふとコウイチの手が脚に触れた。 「!!」 アキはビクリと身を竦ませた。 そこは、あの事故の時に自分も傷を負った場所だから。 よく見なければわからないほどに、 傷は完治しているはずなのに。 「いっ……」 ズキンと、脚が疼いた。 「どうし…?」 不審に思ったコウイチが顔を上げると、 真っ青なアキが動けないでいた。 「おいっ!」 心臓が痛む。 チカチカと、目の奥で瞬くものが幻覚を連れて来た。
どうしたんだよ! アキは、声を聴いた。 NEXT |
