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立ち止まってなんていられなかった。 まだ雨の降り続いている街中を、 彼を探して走った。 似ている人はたくさんいるのに。 彼がいない。 見つからない。 どこにもいない。 まるで最初から、そんな人はいなかったかのように。 走り抜けるアキを、迷惑そうに見る人の 視線なんて気にしていられなかった。 もう一度、会いたい。 できることなら。 やり直せないの? 彼だけが、いない……。 誰かにぶつかって、傘が飛んだ。 冷たい雨に、体を打たれる。 頬を伝う雫は、 強張っていた心を優しく包んで。 ごめんなさい。 ごめんなさい。 届かない想いを、どうすればいい? 伝えられない心を、どうすればいい? NEXT |
