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ソッチ系ではないつもりだった。
昨日まで女を抱いてたその腕で、今は男を抱いてる。 酷く死ぬほどの目にあえば、もしかしたら……。 もしかしたら、ナオトは優しかったのだと、 また信じられると思ったのに。 この人は、誰よりも僕を壊れないように扱ってくれる。 やめてよ。 もう、そんなに……。 小さな震える声でアキが言った。 「震えてるくせに」 ちょっと意地悪にコウイチが言い返した。 アキはカアッと血が上って、叫んでいた。 「知らないくせに!」 どんなに、僕が・・・ コウイチが、つまらなさそうに言った。
お前のことなんて、何も知らない 「知らない男と、遊びたいんだろ?」 帰れない。 戻れない。 でも一人が……。 クルシイ。 「やあっ!」 押し返そうとするアキの手を強い力で掴んだ。 「おとなしくしてろよ」 初めて目にする身体は、 同じ男とは思えないくらいに綺麗に見えた。 アキは、抵抗を止めていた。 虚ろな瞳が、コウイチを通り越して、 見えない何かを見ていた。 息が、熱くなる。 速くなる。 張り裂けそうな心が、 求めていた。 NEXT |
