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止めろと、どこかで声がしていた。 けれども僕は……。 そう、あの日 僕から声をかけたんだ。 駅前の片隅には、毎日のように ストリートミュージシャンがたむろっていて、 でも、 『あの辺は治安があまりよくないよ』 みんなが、口を揃えて言っていた。 『そういう商売とか、してる人いるし』 つまり、身体だったり薬だったりの話。 そんなの知ってた。 だけど……。
本当は、もう、ずっと前から知っていた。 何も信じられなくなっていたから。 僕は、もう、どうなってもいいって思ってた。 だけど、偶然耳に入ってきたギターの音が、 悲しくて悲しくて悲しくて、悲しくて……。 何度も引き寄せられてしまう。 でも、立ち止まってなんかあげない。 絶対に! 僕は、足を止めない! そう、決めていた。 NEXT |
