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手足のしびれ・痛み、腰痛、坐骨神経痛に対して行われる脊椎の代表的な手術の術式を解説します。(クリックでより詳しいページに移動します)
1. 頚椎前方除圧固定術
2. 頚椎後方除圧術
3. 腰椎後方除圧術
4. 腰椎後方除圧固定術
5. 腰椎椎間板ヘルニア切除術
   
■ 頚椎前方除圧固定術
  次のような病気の治療法です
1. 頚椎椎間板ヘルニア
2. 頚椎症
3. 頚椎後縦靭帯骨化症
4. 化膿性脊椎炎
5. 頚椎後わん変形
 
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   頚椎の前方から椎体の骨や椎間板を削って神経に到達します。削った分の空間により神経の圧迫が解除されます。骨を削ることで脊椎が不安定になるのを防ぐために骨のブロックを削った部分にはめ込み安定化します。インプラントを併用することで安定性が増します。この方法の長所と短所は、主な長所は神経の前方にある圧迫原因を取り除くことができることです。固定化することで神経にとって良い状態が術後も保たれます。手術を受けた部分の頚椎の動きがなくなることが、手術していない上下の椎間板の負担を増やす可能性があることです。このために長い範囲を固定すると必ずではありませんが将来的に上下の椎間に問題が生じることがあります。
   ■ 頚椎後方除圧術
  次のような病気の治療法です
1. 頚部脊柱管狭窄症
2. 頚椎症
3. 頚椎後縦靭帯骨化症     
 
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    首の後ろ(頚椎の後方)から手術を行い神経の圧迫を取り除く手術を頚椎後方除圧術といいます。神経の入っているスペース(脊柱管)の後方の部分を椎弓といいます。椎弓は薄い骨が弓状になって下の神経をおおう屋根のような構造物です。椎弓形成術という術式では、この骨を真ん中に切れ目を入れて、さらに両脇に溝を掘って薄くし、扉を開くように広げます。これにより脊柱管のスペースが広がることで圧迫されていた神経に余裕ができます。 
   ■ 腰椎後方除圧術
  次のような病気の治療法です
1. 腰部脊柱管狭窄症
2. 腰椎変性すべり症
3. 腰椎変性側わん症 
 
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  後方除圧術とは背中側から切開して、腰椎の病変を手術する方法です。上の図は腰部脊柱管狭窄症に対する椎弓形成術です。神経の入った硬膜管が椎間板ヘルニアや分厚くなった黄色靭帯で圧迫されています。この神経の通るスペース(脊柱管)の後方の骨(椎弓)を削り、硬膜を圧迫する黄色靭帯を除去することで圧迫を取り除きます。 
   ■ 腰椎後方除圧固定術
  次のような病気に手術法です。
1.腰部脊柱管狭窄症
2.腰椎変性すべり症
3.腰椎変性側わん症
4.腰椎椎間板ヘルニア
5.腰椎分離症・分離すべり症     
   
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   腰椎後方除圧固定術は腰部を切開して神経を圧迫する骨・椎間板・靭帯を取り除いた後に、金属インプラントを設置することで安定化させます。骨移植(インプラント以外に削った自分の骨を固定に使い、これが固まることで固定部がさらに安定化する)
   ■ 腰椎椎間板ヘルニア切除術(建設中)