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  ● ページのテーマ ●
1.首・肩・手の痛みやしびれはどこにありますか? 
2.頚椎の構造:骨・椎間板・神経がどうなっているか?  
3.頚椎にはどんな病気があるのか? 
4.腰・足の痛みやしびれはどこにありますか?
5.腰椎にはどんな病気があるのか? 
   *このページでは症状の概略を解説しています。
  病気をさらに詳しく理解するには、
  脊髄症・神経根症の解説のページをご覧ください。
■ 肩から手にかけての痛みとしびれのパターン
   頚・肩から手にかけて痛みやしびれがある場合は頚椎の病気が疑われます。病気によって症状のあらわれる場所が異なっています。よくある痛みとしびれのパターンを示します。(下図の赤いところに痛みやしびれを感じます。
   
    A: 腕全体がうずくいタイプ
  B: 腕の内側の小指にかけてが痛かったりしびれがあるタイプ
  C: 首の後ろから肩まで痛くて、痛みが広がってくると腕の外側から親指の
    方向にかけて痛みがでるタイプ。しびれる場合もあります。
  D: 指先と足先がしびれるタイプ
■ 頚椎の構造を理解する
 
   頚椎は7つの椎体という骨がつながってできています。下の椎体どうしは椎間板というクッションで連結されています。脳から続く脊髄神経は硬膜という袋に入った状態で脊椎の中を通っています。この通り道となっているスペースを脊柱管と呼びます。
 
 左の上の図は頸椎をななめ上から見た図です。脊髄(せきずい)という神経が背骨の中のトンネルを通っていることがわかります。脊髄は一本の太い幹(みき)ですが横に向かって神経根(しんけいこん)という枝が出ているのがわかります。これが肩と腕へとのびてゆきます

 左の図は横に切った断面図です。
骨の中に脊髄の通るトンネル(脊柱管、せきちゅうかん)があり、両脇へ神経根がのびていくのがわかります。 
   ■ 頚椎の病気
    頚椎に異常があるために脊髄や神経根が圧迫されると首・肩・腕に神経痛としびれが生じます。このような異常をおこす代表的な病気を下の図に示します。病気の詳しい説明はそれぞれの病気のページにあります。
   
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   ■ 腰痛・下肢のしびれと痛み
   
 赤いところに痛みやしびれがあります
   上の図は腰椎の病気のために、腰からおしりや足にかけて痛みやしびれが広がる様子を赤色の領域で示しています。症状が腰からお尻にかけて広がるタイプ、腰から太ももの前から膝へと広がるタイプ、ももの外側からすねの外側に広がるタイプ、お尻から太ももの裏側からふくらはぎにかけて広がるタイプがあります。左右の両方にでることもあります。
   ■ 腰椎の構造と病対の病気
   腰の骨は5つの椎体(ついたい)からできています。椎体の間にはクッションの役目をする椎間板(ついかんばん)があります。椎体の後ろには神経が通るスペースがあり脊柱管(せきちゅうかん)と呼ばれます。脊柱管には硬膜管(こうまくかん)という神経の袋があって、袋の中には足と膀胱・直腸に伸びてゆく神経の束が入っています。のびてゆく神経が順に袋からでていきます。袋からでてゆく神経の根元の部分をを神経根(しんけいこん)と呼びます。腰椎の病気によって硬膜管ごと神経が圧迫されたり、神経根が圧迫されるとおしり・下肢に痛みとしびれが生じます。
下に次の3つのイラストを示します
1.正常な腰椎の構造
2.腰部脊柱管狭窄症
3.腰椎椎間板ヘルニア
 
正常腰椎










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