命題論理の論理式「P⇒Q」の意味論 : トピック一覧・論理式P⇒Qの呼称 [ 条件法・含意 / 前件・後件 ] / 論理式P⇒Qの読み・論理式「P⇒Q」の真理値 ・論理式「P⇒Q」の付値 / 論理式「P⇒Q」の真理関数 / 論理式P⇒Qの真理値表 ・論理式「P⇒Q」の形成木 / 論理式「P⇒Q」の真理値分析 ※命題論理関連ページ:命題論理の論理式 /命題論理の意味論[真理値/真理関数/真理値表] ※ 論理関連ページ:論理記号 ※総目次 |
P⇒Qの呼称・読み
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【呼称】 【読み下し】
論理式「P⇒Q」は、 |
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論理式「P⇒Q」の真理値 truth-value
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・論理式「P⇒Q」の真理値は、 命題変数Pの真理値 命題変数Qの真理値 の組み合わせに依存して、決まる。
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論理式「P⇒Q」の付値 valuation
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命題変数Pを含む論理式「P⇒Q」の付値 は、 |
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論理式「P⇒Q」の真理関数 truth function ,truth -value function
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はじめに読む定義・命題変数P,Qを含む論理式P⇒Qの真理関数とは、 * その規則って、どんなの? → P⇒Qの真理値 / 論理式P⇒Qの真理値表 厳密な定義 〜 「真理値」「関数」の概念を用いて
・論理式「P⇒Q」の真理関数とは、 * この関数f⇒って、どんなの? → P⇒Qの真理値 / 論理式P⇒Qの真理値表 厳密な定義 〜 「真理域」「写像」の概念を用いて・論理式P⇒Qの真理関数とは、《命題変数Pの真理域》と《命題変数Qの真理域》の直積から、 《論理式「P⇒Q」の真理域》への写像 f⇒: 「Pの真理域」×「Qの真理域」→「論理式P⇒Qの真理域」 のこと。 * この写像 f⇒ って、どんなの? → P⇒Qの真理値 / 論理式P⇒Qの真理値表 |
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論理式P⇒Qの真理関数の真理値表 |
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命題変数P,Qの真理値( M(P),M(Q) )と f⇒( M(P),M(Q) )との順序対 (( M(P),M(Q) ), f⇒(M(P),M(Q)) ) をすべて集めた集合 を、表に書き出したものにあたる。 [戸次3.2.3(p.35)] |
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論理式「P⇒Q」の形成木 formation tree |
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・《2個の命題変数P,Qを含む論理式》P⇒Qの形成木formation tree とは、 P⇒Q が「P,Qから帰納的に定義される論理式」に認定されるに至ったプロセスを、 P,Qの認定ステップから、 P⇒Q そのものの認定ステップまで、 再現してたどり直し、 |
【一般的に】 →2個の命題変数を含む論理式の形成木
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各ステップで認定した「P,Qから帰納的に定義される論理式」を特定した下記履歴のこと。
(step1) [条件1]より、 P,Qの各々を「P,Qから帰納的に定義される論理式」に認定。
* ここでの認定されたP,Qの各々の真理値は、真理値決定原理(1)によって定まる。
(step2) (step1)で「P,Qから帰納的に定義される論理式」に認定された P,Qを、[条件2]の「A⇒B」の A,B に代入した
P⇒Q
を「P,Qから帰納的に定義される論理式」に認定。
* (step2)での認定と同時に、
真理値決定原理(2-2)に従って、
(step2)で認定された「P,Qから帰納的に定義される論理式」の真理値が、
(step1)で認定され、真理値も確定した「P,Qから帰納的に定義される論理式」をもとに、
定まる。
[論理式認定プロセス完了]
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P⇒Qの真理値分析 truth-value-analysis |
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→ 真理値分析とは? → 真理値分析の手順 【真理値分析とは?】 ・命題変数P,Qのみを含む論理式P⇒Qについての真理値分析とは、[目的] 論理式P⇒Qの真理関数 すなわち、 《命題変数Pの真偽,命題変数Qの真偽の組み合わせ》の各々(付値)に対して、 《論理式P⇒Qの真偽》を対応づける規則 を明らかにするために、 [方法] 論理式の真理値の決定原理に従って、 |
【真理値分析の一般】 →2個の命題変数のみを含む論理式の真理値分析 →n個の命題変数のみを含む論理式の真理値分析
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[作業]
論理式P⇒Qの真理値表を書き出す作業
すなわち、《命題変数Pの真偽,命題変数Qの真偽の組み合わせ》の各々(付値)(22通り)に対応する《論理式P⇒Qの真偽》を書き出す作業
[手順2] 《命題変数P,Qに与えた真理値の組み合わせ》の各々(付値)に対する、
P⇒Qの形成木の各ステップで認定したP,Qから帰納的に定義される論理式の真理値を、
論理式の真理値の決定原理に従って確定。
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