一般の有界集合上の2重積分 double integral
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[杉浦『解析入門I』IV章§9定理9.10-11(pp.275-9.)詳細な証明付;
高木『解析概論』8章92節定理77-5(pp.332-334);吹田新保『理工系の微分積分学』195詳細な証明付;
笠原『微分積分学』7.2節 (pp.259-260)]
(舞台設定)
A: R2上の有界な面積確定点集合を表すとする。
R[f;;{Pk}]: 関数fの 、一般分割凵E代表点{ Pk }とした際の、一般リーマン和
d(): 一般分割凾フ分割の細かさ。
f(x ,y ): ここでは、関数f(x ,y )として、Aの上で定義された有界関数のみを考える。
(本題)
〇1 f(x ,y )が(矩形分割によるという意味で)A上リーマン積分可能ならば、
(いろいろな一般分割凾フ採り方に対して、いろいろな一般リーマン和をつくれるが)
任意の(すべての)一般リーマン和R[f;;{Pk}]に、d()→0の極限が存在し、
その極限値は(矩形分割した際の)A上のリーマン積分値に等しい。
すなわち、
f(x ,y )がA上可積分ならば、
〇2 逆に、(いろいろな一般分割凾フ採り方に対して、いろいろな一般リーマン和をつくれるがそのなかの)
少なくとも一つの一般リーマン和R[f;;{Pk}]に、d()→0の極限が存在するならば、
f(x ,y )はA上可積分で、
(証明)
〇1 杉浦『解析入門I』IV章§9定理9.10 (pp.276-8.)を見よ。
〇2 杉浦『解析入門I』IV章§9定理9.11 (pp.278-9.)を見よ。
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