距離空間のあいだの連続写像とコンパクト性・連結性トピック一覧  

 定理連続写像のコンパクト不変性/コンパクト空間上の連続写像の一様連続性 
 
定理連続写像の連結不変性   

 ※距離空間の間の写像の諸概念写像の定義/極限の定義/連続性の定義/
 ※
距離空間のあいだの連続写像の性質の具体例1変数連続関数の性質/ 2変数連続関数の性質/ n変数連続関数の性質/
                       実数値連続関数一般の性質/ベクトル値連続関数の性質 
 ※距離空間のあいだの連続写像の性質の一般化位相空間のあいだの写像
 
総目次

定理:距離空間のあいだの連続写像のコンパクト不変性

要旨

コンパクト空間を連続写像によって写した像はコンパクト。

設定

この定理は、以下の手順で設定された舞台の上で成り立つ。
Step12つの集合を用意する(集合ならなんでもよい)
      ・
集合X
      ・集合Y
Step
2:「集合Xから「集合Yへの写像 f を用意。
    つまり、「
fXY 」 
Step3:集合X距離dX を定めて、
    集合
X上に距離空間( X , dX )を設定。
Step4:集合Y距離dY を定めて、
    集合
Y上に距離空間( Y , dY )を設定。

[具体例]1変数関数/2変数関数/ n変数関数/実数値関数/ベクトル値関数
[一般化]位相空間のあいだの写像のケース

[文献]
矢野『
距離空間と位相構造』定理4.7(p.131)
ルディン『現代解析学4.14(p.87)距離空間一般上。
斉藤『
数学の基礎:集合・数・位相3.4.19 (p.90):ベクトル値関数で;5.2.10 (p.144):位相空間間の写像で;

定理

命題P写像fXY』がX連続
かつ
命題
QXがコンパクト」
ならば
命題
R写像fXYによるXの像 f (X) はコンパクト」

 
     

[トピック一覧:連続・コンパクト・連結]
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コンパクト距離空間上の連続写像は一様連続

     

舞台設定

この定理は、以下の手順で設定された舞台の上で成り立つ。
Step12つの集合を用意する(集合ならなんでもよい)
      ・
集合X
      ・集合Y
Step
2:「集合Xから「集合Yへの写像 f を用意。
    つまり、「
fXY 」 
Step3:集合X距離dX を定めて、
    集合
X上に距離空間( X , dX )を設定。
Step4:集合Y距離dY を定めて、
    集合
Y上に距離空間( Y , dY )を設定。

[具体例]
1変数関数/2変数関数/ n変数関数/実数値関数/ベクトル値関数

[文献]
矢野『
距離空間と位相構造』定理4.6(p.131)
松坂『集合・位相入門6章§3-A定理6(p.254)
神谷浦井『経済学のための数学入門』定理4.6.6(p.159)
ルディン『
現代解析学4.19(p.88):証明付。
斉藤『
数学の基礎:集合・数・位相5.4.2 (p.168);

定理

命題P写像fXY』がX連続
かつ
命題
QXがコンパクト」
ならば
命題
R写像fXY』がX一様連続

 
     

[トピック一覧:連続・コンパクト・連結]
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定理:距離空間のあいだの連続写像の連結不変性

要旨

連結な距離空間を連続写像によって写した像は連結。

設定

この定理は、以下の手順で設定された舞台の上で成り立つ。
Step12つの集合を用意する(集合ならなんでもよい)
      ・
集合X
      ・集合Y
Step
2:「集合Xから「集合Yへの写像 f を用意。
    つまり、「
fXY 」 
Step3:集合X距離dX を定めて、
    集合
X上に距離空間( X , dX )を設定。
Step4:集合Y距離dY を定めて、
    集合
Y上に距離空間( Y , dY )を設定。

[具体例]
1変数関数の中間値定理/2変数関数の中間値定理/ n変数関数の中間値定理/ベクトル値関数の連結不変性 
[一般化]位相空間のあいだの写像のケース

[文献]
ルディン『
現代解析学4.22(p.91):証明付。
矢野『
距離空間と位相構造』定理5.5(p.168):位相空間間の写像で。
松坂『
集合・位相入門5章§1定理1(p.196):位相空間間の写像で。
斉藤『
数学の基礎:集合・数・位相5.3.4 (p.161):位相空間間の写像で;

定理

命題P写像fXY』がX連続
かつ
命題
QXが連結」
ならば
命題
R写像fXYによるXの像 f (X) は連結」

     

[トピック一覧:連続・コンパクト・連結]
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