本日、欧州委員会は食品添加物としての二酸化チタン(E171)の使用禁止を採択した。禁止は、6か月の猶予期間の後に適用される。これは、この夏から、この添加物はもはや食品に添加されるべきではないことを意味する。
健康と食品の安全を担当するステラ・キリヤキデス委員は、次のように述べている。”我々の市民が食べる食品や彼らの健康には妥協の余地がない。これが、消費者にとって最高の安全基準を厳格かつ継続的に精査する理由である。この作業の基礎は、健全な科学的証拠に裏打ちされた安全な物質のみが私たちの食卓に届くことを確実にすることである。本日の禁止により、安全とは見なされなくなった食品添加物を削除する。私は、食品事業者が食品での E171 の使用をやめることを確実にするために加盟国当局が協力することを期待している。”
二酸化チタンは、焼き菓子やサンドイッチ・スプレッド(塗り物)からスープ、ソース、サラダ・ドレッシング、栄養補助食品まで、多くの食品に白色を与えるために使用されている。加盟国は、昨年秋に提案された委員会の提案を満場一致で承認した。これは、E171を食品添加物として使用した場合、もはや安全であるとは見なされないと結論付けた欧州食品安全機関(EFSA)の科学的見解に基づいている。詳細については、この Q&A をご覧いただきたい。 (詳細については、Stefan De Keersmaecker - Tel:+32 229 84680; Anna Wartberger - Tel:+32 229 82054)
訳注:当研究会が紹介した二酸化チタンナノ粒子関連情報
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