ガキの頃の小田急線
ガキの頃の小田急線

 小田急3000形SE車

この当時で既に古かったロマンスカー3000形SE(Super Express)車。
特急券を発券して、ホームに向かう途中に見えてくると、ちょっとがっかりな車両でした(しかしそのまた昔は乗りたくても乗車券がとれない超人気車両だったそうです)。
国鉄御殿場線に乗り入れるため5両編成と短く、大変混雑している小田急のダイヤを走らせるには贅沢な車両です。
乗客が多い町田駅6時半頃出発の新宿行きロマンスカーなどは、3000形が2連にして使われていました。

乗客を待つあさぎり号
小田急3000形SE車
乗務員も交代中です。5両なのでホームの中程まで行かないと写真が撮れません。
連結器カバーがぼろぼろです。町田駅。

新宿行きえのしま号
小田急3000形SE車
運転手が身近に感じる車体です。鶴川−玉川学園前間のトンネル付近。

小田原方面行きさがみ号
小田急3000形SE車
さがみ号は町田には止まりません。写真の通り短い車両です。鶴川−玉川学園前間のトンネル付近。


SE車の異変!?
小田急3000形SE車
いつものように快調に飛ばす3000形SE車。ところが次の瞬間・・・。
                   ↓↓↓
小田急3000形SE車
あ!連結器カバーがとれた!大丈夫か−!
・・・
というのは冗談で、種別マークを見ればわかりますが別の車両です。
同じような時間帯に別々に通った模様です。あしからず。


メモ
  1. 区間競合する国鉄に対抗するために作られた車両で、1957年に狭軌線路での世界最高速度145km/hをたたき出しました。
  2. 鉄道友の会の第1回ブルーリボン賞を受賞した車両です。
  3. 車両と車両つなぎ目に台車が1台あるという連接車構造でした。目をつぶってもレールのつなぎ目を通る音の間隔でロマンスカーかどうかがわかります。
  4. 当初8両編成で作られましたが、御殿場線乗り入れのため5両編成に改造されました。短くなったのでShortをつけてSSE車とも言われます。
  5. 5両編成ですが、連接車なので通常の20m車両3.5両分しかありませんでした。
  6. 高速走行対応のため車体が低く、台車が直下にある連結部分を通るには頭を下げて通る必要がありました。


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