ガキの頃の小田急線
ガキの頃の小田急線

 小田急4000形

小田急でよく見る20m車両ですが、微妙に違うところのある4000形です。
車重の関係で冷房車にできない上(後に台車を変えて冷房化しました)、吊り掛け式という古典的な駆動系で他の車両との連結もできないという、小田急としては誠に使い勝手の悪い車両だったことでしょう。
1800形とつないでいたこともあったそうですが、脱線事故を立て続けに起こして、それ以来いつも一人ぼっちか、4000形同士だけで編成を組んでいたそうです。
1800形でさえ行われた引退式もされなかったという一匹狼姿が素敵な車両です。

準急新宿行きの4000形
小田急4000形
種別表示だけ白地なので、準急になるとあれ?という違和感があります。鶴川−玉川学園前間のトンネル付近。

各停本厚木行きの4000形
小田急4000形
鶴川−玉川学園前間トンネルに入っていきます。

行き先表示の切り替え中
小田急4000形
町田の引き込み線で、片瀬江ノ島方面の表示に切り替えています。
団体専用から試運転と、滅多に使わないところを迂回しないといけないようです。

急行新宿行きの4000形
小田急4000形
4000形同士つないでたまに急行でも使われていました。町田駅付近。

入線する各停新宿行きの4000形
小田急4000形
使いづらそうな割には意外とオールマイティに使われていました。ライト1つはロービーム、2つはハイビームです。

メモ
  1. 20m車で、編成は3両/5両と奇数となっていて、5000系などの4両/6両のパターンとは違っていました。
  2. 4000形はパイオニアVという台車を履いていて、ディスクブレーキの鋼板がピカピカ光って特徴的でした。最初に見た頃はパイオニアVが全車についていたのですが、後に改良されて先頭車両は車輪を直接押さえるブレーキの台車に変わっています。
  3. 字幕は行き先が黒地で、種別が白地でした。


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