ガキの頃の小田急線
ガキの頃の小田急線

 小田急2400形

ガキの頃、江ノ島方面4両編成の電車として大活躍していました。
片面3扉ながら両開きしますし、性能も他の車両との連結の相性もよかったのでしょう。
このHE車(High economy car)と言われる2400形ですが、ちょっと変な車両でした。
先頭車2両と中間車2両の長さが違うのです。
当時の動力性能とコストの制約でやもなくの措置だったとのことですが、そんなことを知らなくて通勤時間に先頭に乗っちゃった人は、なんだかやけに混雑しているなぁと思っていたことでしょう。
小田鈍ともいわれる鈍行ダイヤで、高度成長期のお父さんらは、ギュウギュウ詰め車両に耐えて新宿に行っていました。

町田方面へ飛ばす急行の2400形
小田急2400形
鶴川−玉川学園前間(和光大学付近)。ブレブレです。

町田駅から出発する急行の2400形
小田急2400形
昔は町田駅がこんなにがらんどうな時もあったんですね。

何もない黒川駅へ入線する2400形
小田急2400形
晩年は決まって多摩線で使われます。多摩線が開通してから10年は経った後の写真ですが、寂しいところでした。

唯一の冷房車だった2400形
小田急2400形
4両編成のうち、江ノ島方面の1両だけ試験的に冷房が導入された、幻のクハ2478です。町田駅付近。

メモ
  1. 16m-19m-19m-16mの4両編成で、扉は片側3ヶ所、両開きでした。
  2. 天井のベンチレターは2200形のものから小さくなりすっきりしました。
  3. 乗務員室すぐ後ろの扉袋は窓ではなく換気口になっています。


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