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柳生伸也 web

DiscographyPortrait - Vocodacappella - (Album)

CD Data

店内イメージ

4th Album
12 Tracks

2017年6月28日発売

Tracks
01 こんなメロディーはどう?
02 空へ(GT non effect)
03 Telephone Line
04 約束
05 愛逢月
06 青空
07 浅き夢見じ
08 君住む街を
09 I'm on your side
10 1999
11 空へ
12 VOX


Self Liner Notes

初のセルフカバーアルバム『Portrait - Acappella -』と対となるこのアルバムです。
実は、セルフカバーアルバムを制作すると決めた時に最初に思い付いたのはこちらのアカペラアレンジの音でした。

このアルバムは全編『ヴォコーダー』と言うシンセサイザーの音とヴォーカル・パーカッションの音だけで構成されています。
ヴォーカル・パーカッションは聴き馴染みのある方も多いと思いますけど、ヴォコーダーはご存じない方も多いのではないかと思います。

その原理は実は携帯電話の通話でも利用されているので、実は多くの人はほとんど毎日その音を聞いていると言っても過言ではないんですが、ヴォコーダーと言うのはその原理を利用して『楽器が喋っている(歌っている)』ような効果を出すことができるようにしたシンセサイザーなんです。
ヴォコーダーの代表的な使用例はYMOの『TECHONOPOLIS』のオープニングです。
あの楽曲で『TOKYO』と言っているのがヴォコーダーの音ですね。

その『歌うシンセサイザー』でアカペラを作ったら面白いんじゃないかと思ったのが今年の2017年の年初くらいで、2017年の前半はほとんど全てこれともう一つ同時発売の『Portrait - Acappella -』の製作で過ぎて行ってしまいました。

このアルバムの中で最初に制作したのは9曲目に収録されている『I'm on your side』だったんですが、それを作ったときに『この音はいけるかも?』と思ったんですね。
大勢のロボットがアカペラをやっている感じで、何とも不思議な音ができましたから。

この新しい音楽は、ヴォコーダーで演奏するアカペラと言う事ですので、『vocoder』と『acappella』の二つの言葉をつなぎ合わせて『Vocodacappella』と名づけました。

収録曲は僕の楽曲の中でも特に思い入れのあるもの、多くの方から愛してもらっている楽曲を中心に、アカペラアレンジにしたときに面白い音になりそうな歌を選びました。

アルバムの最後には、僕がアカペラバンド『MatchVox』を結成したころに書いた、同バンドのテーマソングである『VOX』を収録しました。

この歌はある時期の僕のほとんど全てと言っても良いくらいに一生懸命活動したMatchVoxに対する思いが詰まった大切な楽曲で、アカペラのアルバムを作るのであれば絶対に収録したいと思った楽曲です。
元来アカペラのために作曲した楽曲ですので、聴き返してみると収録曲中で一番アカペラと言う音楽に適した楽曲だと感じます。

ジャケット写真ですが、僕のポートレートを鉛筆画風に加工したものです。
実はこの画像、『Portrait - Acappella - 』のジャケット写真の元となった画像と全く同じ写真を使って加工したものです。
『全く同じ楽譜を使って全く違う音を作る』と言う2つのアルバムのコンセプトをジャケットでも表したいと思って、人間の生の声でするアカペラは鉛筆画に、ヴォコーダーで演奏するロボットボイスのアカペラはポリゴンのCG風と、全く同じ画像を全く違う形で加工することを思い付いたんです。
それぞれのジャケットはそれぞれの音楽性をうまく表せていると思うんですが如何でしょうか?

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