奧の細道二人旅・憧れの松島
憧れの松島
白石から登米まで 2000.7.29〜8.1
 奥の細道の旅も三年目。また夏休みが来ました。今年の夏休みはちょっと余裕ができて4日の日程です。北上は今年で終わらせようということで、石巻を過ぎて登米まで行きました。今年は行き帰りも含め、完全に和服での挑戦。ちょっと暑くて閉口しましたが、それなりに気分のいい4日間でした。
今回の旅の概略
7月29日(土)
 6:40出発。いつものように大泉から外環自動車道に乗り、東北道へ。やはり夏休み中の土曜の朝。外環は混んでいましたが一路白石を目指します。白石IC到着が11:00。まあまあでしょう。白石藩武家屋敷を訪問後白石城に登城。続いて岩沼市の日本三大稲荷の一つ「竹駒神社」と武隈の松を見、さらに芭蕉が見ることができなかった笠島「藤原実方」の墓に詣で、いよいよ仙台に入ります。時間がなく、とりあえず宮城野の国分寺跡の薬師堂、榴ヶ岡天満宮を訪れて、仙台駅前のホテルに入りました。
白石
岩沼
名取
仙台・宮城野
7月30日(日)
 早々と宿を出発し、まずは伊達政宗廟の瑞鳳殿に御参りしてから、青葉城へ登城。一気に本丸跡へ登城し伊達政宗候に拝謁して青葉城資料展示館で映像を見学。大手門に戻り三の丸跡の仙台市博物館へ。さらに亀岡八幡、大崎八幡、東照宮を見学しました。
 続いて松島へ向かうため車を走らせます。仙台郊外の十符の菅近くの東光寺に立ち寄ってから、芭蕉が関心を持っていた多賀城の壺の碑をを見て東北歴史資料館を見学しました。さらに歌枕の末の松山沖の石を見たところで時間切れ。とりあえず松島の宿に入りました。
瑞鳳殿・青葉城
亀岡八幡から東光寺
多賀城
7月31日(月)
 五大堂の真ん前の宿に車を置いたまま、松島散策。雄島、観瀾亭、瑞巌寺、五大堂と見学し、松島の景観を堪能しました。昨日時間がなくて塩竃は通過しただけだったので再び塩竃へ戻ります。鹽竃神社、御釜神社に参拝。その後再び松島を通過し、本日の宿泊地石巻に向かいました。 石巻に入って先ずは芭蕉がはるか金華山を眺めた日和山に登り太平洋に注ぐ北上川の壮大な景色を楽しみ、また日和山公園に建つ、啄木、茂吉等の文学碑も見ました。日和山を下るとすぐに本日の宿「気仙屋旅館」に入り、疲れを取りました。
松島・雄島
松島・瑞巌寺
塩釜
石巻
8月 1日(火)
 美味しい料理と温かな接待に触れた「気仙屋旅館」をあとにして、今回の旅の最終地「登米」に向かいます。登米については、奥の細道では泊まったことしか書いていませんが、いざ行ってみたらいい街でした。「みやぎの明治村」と名付け、街をあげて景観の保護をしており、静かな落ち着いた町並みが気に入りました。
 残念ながら今回の旅はここまで。次回の平泉に思いを残しつつ一路東京へ帰りました。
登米
今回の旅で利用した資料
          「俳聖 松尾芭蕉・みちのくの足跡」 LAP Edc. SOFT
          「奥の細道を旅する」 JTBキャンブックス
          「奥の細道を歩く」   山と渓谷社
          「奥の細道を行く」   読売新聞社

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