奥の細道二人旅・憧れの松島

仙台 瑞鳳殿・仙台城 宮城県仙台市
 2日目。朝食もそこそこに出発。折角の仙台です。芭蕉とは係わりがなくても見所はある。というわけで先ずは伊達政宗の廟所である瑞鳳殿に参拝しました。石組みの美しさで知られている参道の石段を登ると涅槃門があり、その奥に瑞鳳殿が建っています。昭和54年(1979年)に再建されたものなので色彩も美しく、荘厳な印象を受けました。
瑞鳳殿
 仙台藩祖伊達正宗は寛永13年(1636年)に70歳の生涯を閉じましたが、
二代藩主伊達忠宗は、翌年政宗を祭る廟所として瑞鳳殿を造りました。昭和6年には国宝に指定されましたが、昭和20年(1945年)の仙台空襲で焼失。現在の廟所は昭和54年(1979年)に再建されたもの。再建の際の調査では、廟所から政宗の遺骨の他、太刀、鎧、兜、豪華な蒔絵が施された文箱などが見つかりました。
瑞鳳殿・涅槃門 瑞鳳殿
瑞鳳殿・神号額 感仙殿(二代忠宋廟)
伊達家三代霊屋・資料館  仙台市青葉区霊屋下23-2
       開館 4月〜10月 午前9:00〜午後4:30
           11月〜3月 午前9:00〜午後4:00
       資料館休館日 12月31日〜1月1日
       拝観料 一般・大学生 550円

 続いて仙台城へ向かいました。広瀬川に架かる「大橋」を過ぎて100mほど行った左には三の丸の外堀・長沼が残っています。三の丸の跡地には現在仙台市博物館が建てられておりますが、とりあえず本丸跡へ車を進めます。復元された大手門隅櫓の前を通りると次第に山道となり、登り切ったところに有料駐車場がありました。さすがに日曜だけあって日曜だけあって満車に近い状態でした。本丸跡に立つ政宗騎馬像は、独眼で仙台の市街地を見下ろしています。その前にある青葉城資料展示館の映像シアターでは、昔の青葉城を散った立体映像で見ることができます。また近くには土肥晩翠の詩碑や島崎藤村の歌碑などもありました。
 ひと通り見終わって、仙台博物館に行くために三の丸へ向かおうとするといけません。登ってきた道は日曜は進入禁止になっています。しかたがないので大回りをしてまた大橋から三の丸の仙台市博物館へ。数多くの仙台藩に関する資料が収蔵されていました。
仙台城(青葉城)跡
 仙台城は、初代藩主伊達政宗により築城され、慶長7年(1602年)に一応の完成を見た後、慶長15年に本丸大広間が完成しました。
政宗の死後、寛永15年には二代藩主忠宗が青葉山の山麓部に二ノ丸の建築を開始しています。


広瀬川に架かる大橋を渡ると青葉城
伊達政宗の騎馬像 青葉山からの眺望
土肥晩翠の詩碑 島崎藤村の歌碑
騎馬像前で 大手門隅櫓前
仙台市博物館
  開館 午前9:00〜午後4:45
  休館日 月曜日
       (祝日・振り替え休日は開館)
        祝日・振り替え休日の翌日
       (土・日・祝日は開館)
       12月28日〜1月4日
  常設展観覧料 一般 400円
青葉城資料展示館
  開館 午前9:00〜午後4:30
  年中無休
  入館料 大人700円

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