ローン・レンジャー |
[ACTION]
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2014 ゴールデンラズベリー賞[最低リメイク・盗作・続編賞] |
2013:アメリカ作品/2013.07日本公開(エンタテインメント) |
監督:ゴア・ヴァービンスキー |
出演:ジョニー・デップ/アーミー・ハマー |
ウィリアム・フィクトナー/トム・ウィルキンソン/バリー・ペッパー |
ジェームズ・バッジ・デール/ルース・ウィルソン/ブライアント・プリンス/ヘレナ・ボナム=カーター/
W・アール・ブラウン/他 |
昔懐かしの「ハイヨー!シルバー!」の映画化である!
これは観るしかないな!
しかもジョニー・デップが出るし、パイレーツ・オブ・カリビアンのスタッフである
やってくれるに違いないと… |
STORYは…
1933年、サンフランシスコの遊園地、一人の少年がアメリカ開拓時代の展示室に入る
頭にカラスを乗せた老人の異様な迫力に惹きつけられた少年だが…人形だと思ったのは…
1869年、東部の大都市で法律を学び、検事となってなったジョン・リード、故郷テキサスへの8年ぶりの帰郷
囚人車の中、先住民コマンチ族の悪霊ハンターのトント、残虐な絞首刑確定のブッチ・キャヴェンディッシュ
脱出の機会を伺うキャヴェンディッシュ、一味が(馬で)列車に並ぶ、隠していた銃がレンジャーを撃ち抜く
突然叫ぶトント「ついにこの日が」!、レンジャーの銃を拾いキャヴェンディッシュへ向ける
だがトントの謎の復讐劇は…法の番人ジョンが割って入って失敗、速やかに脱出していくキャヴェンディッシュ
機関士を一味に殺された列車、荒野を暴走
駆け付けたテキサス・レンジャー、機関車と客車を切り離すジョンとトント、危機一髪、脱出する2人
故郷の町、テキサスのコルビー、連れ帰ったトントを牢獄へ
開拓者が多く住むコルビーの町、日々無法者達と戦っているジョンの兄ダン・リード率いるテキサス・レンジャー
ダンの妻レベッカは7歳の息子ダニーと共に町外れのダンの牧場を守り暮らしていた…
そんな兄嫁レベッカのことを何年も密かに思い続けていたジョン
キャヴェンディッシュ一味の追撃に向かうダン、同行を申し出るジョン、手渡される父の形見の保安官バッチ
地元の名士、大陸横断鉄道建設に命を燃やす鉄道王レイサム・コールの見送り、出発するテキサス・レンジャー
行く手に待つのは惨劇、仲間のコリンズの裏切り、渓谷での待ち伏せ、全滅するレンジャー部隊
息を引き取る寸前、ダンは「レベッカを頼む」と瀕死のジョンに言い残す…だが直後、ジョンも銃弾に倒れる
牢を抜け出したトント、“復讐”という悲願を叶えるパートナーを選ぶため、無残に横たわるレンジャーの元へ
不思議な白馬がジョンを選ぶ(トントはダンを選びたかったのだが)、聖なる力で甦るジョン
トントは“偉大な戦士が自分の復讐に手を貸す”という聖なるお告げを信じていた
その男は死の世界から甦り、2度と戦いで死ぬことのない“スピリット・ウォーカー”であること
なぜにダンでなく、ジョンなのか?腑に落ちないトント、ジョンことを“キモサベ(出来の悪い弟)”と呼ぶ!
ダンの革のベストから切り出した“マスク”をジョンに渡すトント、くり抜かれた穴は…兄の命を奪った銃弾の跡
キャヴェンディッシュ一味から素顔を隠すためのマスク
兄の敵を探すためにトントと手を組む決意、孤高の“ローン・レンジャー”の誕生
だが法に基づく正義の執行を求めるジョン、復讐の為に手段を選ばないトント、全く噛み合わないコンビ
キャヴェンディッシュ一味を探すため、荒くれ者達相手に興行小屋を営む女主人レッド・ハリントンの元へ
象牙の義足に仕込み銃を隠す謎の女レッド、ダン殺害の裏に邪悪な企みがあることをほのめかす
その頃…相互不可侵の協定を破り、コマンチ族による開拓者の襲撃が続出、レベッカとダニーの身にも危機が迫る
愛馬となった白馬(シルバーと命名)を駆り…牧場に到着したローン・レンジャーとトント
既に火が放たれ、レベッカとダニーはさらわれた後!激しい戦いの末に残党を倒すが…
全ての襲撃は、コマンチ族を装ったキャヴェンディッシュ一味の仕業だった!
一味を追跡する2人、コマンチ族の土地である砂漠の真ん中であり得ない物を発見…砂中に隠された線路!なぜ?
謎が解けないまま…2人はコマンチ族に捕われてしまう
彼らは、コマンチ族の協定破りを信じて動き出した騎兵隊との戦いを決意していた
止めようとするローン・レンジャーに、コマンチ族のチーフ、ビッグ・ベアはトントの子供時代の悲劇を明かす
それは…2人の白人に騙されて、村の秘密=銀の在り処「川の始まるところ」を教えてしまったトント
村全体が口封じのために全滅させられてしまった
それ以来、トントは部族を離れ、敵への復讐の機会を求めて孤独な旅を続けているのだと!
「川の始まるところ」を知るトントに導かれ、巨大な銀の鉱山に辿り着くローン・レンジャー
爆破の煙の中、ローン・レンジャーは胸バッヂを光らせ…キャヴェンディッシュ一味の前に現れる
コマンチ族との協定と平和を守ろうとしたダンを殺害し…
26年前にトントを地獄に陥れた白人の1人がキャヴェンディッシュ
だがココには、レベッカとダニーの姿はなし
様々な謎の断片が繋がり…キャヴェンディッシュの背後に蠢く巨悪の正体が…
正義を貫こうとするローン・レンジャーと復讐に燃えるトント
信念は異なろうとも同じ目的を持つ2人、いつしか奇妙な友情が生まれ始めていた
「恐れるな“キモサベ”よ!」…ジョンを鼓舞するトント
すでに“キモサベ”は本来の意味を離れ、2人の絆を示す言葉となっていた
愛する者に再び魔の手が迫る今、果たして、世界を救うのは…正義か?復讐か?
◇
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この映画、「パイレーツ・オブ・カリビアン 3部作」のゴア・ヴァービンスキーが監督
ディズニー映画だし…新たなアトラクション作りのためにも力入ってるだろうな〜と
上映時間の長さもある程度は覚悟してましたが
いやー、やっぱり長いな〜
最初に昔懐かしと書いたが、オンタイムで観ていたわけじゃない…それじゃ老人になってしまう
おそらく再放送の再放送あたりじゃないかと思うのだが…果たして如何に?
で、今回の映画化だが…原作ドラマがあまりに古過ぎて
いろいろ説明しなくちゃ、背景やらローン・レンジャーとトントの出自が分からないわけで
いろいろイベントは織り込んでるけど、そこんとこが意外とタンタンとして長い!アクションまでが遠い〜!
「ウィリアム・テル序曲」に「ハイヨー!シルバー!」まで長いこと長いこと…待ちました!
と言うか、出てきて一安心でした…もう出てこないのかと心配しました
ここから一気に盛り上がりました、えっ?肝心なとこがチョット短くないかい?11分?
「2」「3」に続くってか?
トントの復讐は終わってないと思うし…
続編ありの今作なら、バランスの悪さも理解できるな… |
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公開初日の第2回(14:30)、371席の映画館で2割程度の入り(TOHOシネマズ六本木ヒルズ SCREEN 2) |