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 リコリス・ピザ/LICORICE PIZZA 
[YOUTH?]
2022 キネ旬[外国映画_第1位]
2021:アメリカ作品/2022.07:日本公開(ビターズ・エンド/パルコ)
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:アラナ・ハイムクーパー・ホフマン
ショーン・ペントム・ウェイツブラッドリー・クーパーベニー・サフディネイト・マンジョセフ・クロス
メアリー・エリザベス・エリスミロ・ハーシュラグ
ハリエット・サンソム・ハリスジョン・マイケル・ヒギンズ/他
2022年アカデミー賞「作品賞」「監督賞」「脚本賞」ノミネート作品ということで
だいぶ前から「観たい映画リスト」にアップしていました!
ポール・トーマス・アンダーソン監督を天才と評する宣伝文句!
今まで一作も観たことないけど観てみましょう!
ただ主演女優の顔が歪んでいる感じなのが気になる…
内容は、1970年代アメリカ、まあ冴えない25歳女性にアプローチする15歳少年!恋なの?の物語
チラシを見ると、ネタの一部が分かってしまうが…
まあ映画評価サイトの評判も良いようなので、安心して観に行きましょう!
ちなみに6月下旬に観たい映画が一斉公開されたため、1週間遅れでの鑑賞!

STORYは…
1970年代、ハリウッド近郊、サンフェルナンド・バレー
高校生(15歳)のゲイリー・ヴァレンタイン、高校の写真撮影会場で列に
ゲイリーはカメラマン・アシスタントとしてやってきたアラナ・ケインに一目惚れする
(アラナ、将来展望がないままダラダラと働く25歳・ユダヤ教徒の家族)
調子よく喋り続けるゲイリーに呆れながら微笑むアラナ
食事の誘い、15歳がお金を持っているの?子役として成功しているゲイリー
強引な誘いが功を奏し、彼の行きつけ「テイル・オコック」で食事をする2人
将来になんの迷いもなく自信満々のゲイリー
「将来の夢は?」「何が好き?」と問うゲイリー、「分からない」と力なく答えるアラナ
電話番号を強引に聞き出すゲイリー
N.Y.公演に母親が付き添えないことになったゲイリー、保護者が必要!
困ったゲイリー、アラナに依頼
N.Y.行きの飛行機に2人、機内食、アラナが横にいるのにCAに絡むゲイリー
アラナはアラナで別の俳優と仲良くなり…デート!(ゲイリーもデート中だけど怒り!)
俳優の彼はユダヤ人だけど無神論者、怒るアラナ、別れ
ある日、ゲイリーは街で見かけた「ウォーターベッド」の大量販売を思いつく!
ベッドを売るために訪れたティーン・エイジで再会するゲイリーとアラナ!
(何の脈絡もなく)突然、殺人犯に間違えられ…警察に拘束されるゲイリー
走って追いかけるアラナ
警察、人違いと判明したゲイリー、外される手錠、謝りもなし…解放!
警察の前、大声で呼びかけるアラナ、大笑いしながら走る2人
それをキッカケに、ゲイリーのウォーターベッド販売を手伝うアラナ
(と同時に、役者を始めるよう勧められる)
しかし店舗販売を開始した初日、水着姿で接客させられたアラナだが…
ゲイリーは客の女の子と裏の部屋へ消える(窓から覗き見るアラナ…激怒)
アラナの女優業としての仕事
ジャック・ホールデンというベテラン俳優と知り合う!テイル・オコックで食事!
女性連れのゲイリーも来店、鉢合わせ
店にいた映画監督レックス・ブラウ、かつてジャックと「トコサンの橋」という映画でタッグ
盛り上がる2人、炎の上をバイクでジャンプ!(スタート時点で振り落とされたアラナ)
ジャックを取り囲む店の客達、1人だけアラナに駆け寄るゲイリー
オイルショック!ウォーターベッド販売にも影響が…
ベッドを注文した映画プロデューサーのジョン・ピーターズ
アラナが運転するトラック、荷物を届けるゲイリー達、狂気じみたジョンの対応
バーブラ・ストライサンドとの約束に出かけるジョン、ベット設置に掛かるメンバー
キレ気味のゲイリー!設置を途中放棄して逃げる!
何故か出かけたはずのジョンが坂道を登ってくる!トラックを止めて乗り込んでくる!
自分の車がガス欠になったと言う!ガソリンスタンドまで連れて行け!ポリタンクを確保!
(途中でガス欠したジョンの車の脇を通り抜ける…アラナに身体を重ねるジョン)
ガソリンスタンド、給油の列、給油中の客を脅してガソリンを奪うジョン
逃げ出すアラナとゲイリー
ガス欠で動かないジョンの車をボコボコにして逃げようとしたら、トラックがガス欠!
ゲイリーに車を押させる!(ピックアップ)バックのまま坂道を下るアラナ
完全に逃げ切り、平地で停車!アラナを褒めたたえるゲイリー
道端に座り込むアラナ(背後をジョンがナンパしながら通り過ぎる)
下ネタで盛り上がる子供達とは、もうやっていけない?
途方に暮れたアラナの視線の先に市長選のポスター!
カリフォルニア市長選に立候補しているジョエル・ワックスの選挙活動のボランティアを始めるが…

なんだこりゃ?これの一体どこが評価されているのか?
古き良き70年代アメリカを振り返る映画
15歳(役者・起業家)のマセガキが、やらせてくれそうな冴えない25歳(ユダヤ教徒)女性の恋だか愛だか?
大人の女性への憧れっていうわけでもない?
求めているのはオッパイか?都合の良い使えそうな女か?
自分はやりたい放題だが、10も年上の女性を縛り付ける?自分を見ていないのはダメ!
大人の女性の人生を振り回す!
共感することも、懐かしむことも、没入することもなし!笑えもしなければ、泣くこともなし!
ツルツルの上滑りのストーリー?
何の脈絡もなく殺人犯に間違われるとか…何?仲良くなるキッカケを描きたかったの?
ユダヤ人家庭を描くのは古臭い生活を描きたかったの?
ベテラン俳優と監督の盛り上がりは古き良き時代の演出?
一体何をしたいかが分からない(70年代青春時代)!を映画にした…よく分からない映画
これが「天才監督」が撮った映画なのか?
あまりのくだらなさに途中何度も眠りそうになる!根性で堪えている状態!
物凄く長く感じられた134分…耐えたあげく、最後に失望の溜め息
これがアカデミー賞の「作品賞」「監督賞」「脚本賞」ノミネート作品?
誰が選んだ?古き良き&栄光と繁栄の70年代アメリカを愛するおじいちゃん達か?
宣伝チラシ…「誰もがあの頃の気持ちを思い出す」ということは…
15〜25歳+52年(70年として)67〜77歳が懐かしむ映画か…ダメだこりゃ!
そうだ…不思議なもので、歪んだ顔と言ったアラナ・ハイムだが、134分も観ていると慣れるものだな!
それから「リコリス・ピザ」とは…映画では一度も出てこないが
70年代の南カルフォルニアで人気のレコード・チェーン店のことだそうだ
しまった!「ファースト・デイの1200円」はコッチに回すべきだった!ガッカリ…1900円払っちゃった!
パンフ880円含めて散財である!
まあ観るかどうか迷っている方…配信待ちで良いと思います!
あっ、世間の評価が高かろうが、ツマラナイ時は「ツマラナイ」と言って良いんだよ!念のため…
公開8日目の第1回(12:20)、116席の映画館で30人弱の入り(シネクイント SCREEN2)
2011.09format



 リスボンに誘われて/Night Train to Lisbon 
[DRAMA]
2013:ドイツ・スイス・ポルトガル作品/2014.09日本公開(キノフィルムズ)
監督:ビレ・アウグスト
出演:ジェレミー・アイアンズマルティナ・ゲデック
ジャック・ヒューストンアウグスト・ディールマルコ・ダルメイダメラニー・ロラン
ベアトリス・バタルダアドリアーノ・ルース
 
ブルーノ・ガンツトム・コートネイレナ・オリンシャーロット・ランプリング
クリストファー・リーサラ・ブルマンハンスペーター・ミューラー/他
単館系ミニシアターを回っていてキャッチした情報
謎の女性から手にした1冊の本、その内容に引き込まれた男性が…全てを放り出してスイスからリスボンへ
関係者への聞き込み、作者の男性の身の回りに起きた事件の実情に迫っていく
なんかミステリアスで面白そうだと思い…観ることとした
前日にネット予約入れようとしたら、初回なのにほぼ満員!に驚き、そんなに評判だったかな?

STORYは…
スイスのベルン、高校の古典文献学の教師、ライムント・グレゴリウス、57歳、5年前に離婚
ある雨の朝、橋から身投げ寸前の女性を助ける、付いてくる女性、壁に掛けた赤いコート、授業の見学
逃げるように突然の退室、取り残された赤いコートを持って追いかけるライムント
ポケットから出てきた1冊のポルトガル語の本「言葉の金細工師」、古書店の判
手掛かりを求めて古書店へ、本から落ちた紙…15分後に出発するリスボン行きの列車の切符
駅へ走るライムント、出発する列車、思い悩み夜行列車に飛び乗るライムント、本を読みだす…
著者アマデウ・デ・プラドの写真、「人生の一部しか生き得ないなら残りはどうなるんだ?」ほか…数々の言葉
引き込まれていくライムント、リスボンに到着、あてもなく街を歩き回ると、ホテルを決める
電話帳からアマデウの住所を調べて訪ねる、応対したのは彼の妹アドリアーナ
兄の本業は医師、彼が残したノートが元、100冊のみの出版、スイスまで行っていたことに感動
アマデウの所在をはぐらかす、彼は一体どこ?
老家政婦の情報、プラゼーレス墓地?アマデウの墓!1974年死去、妹にとっては彼は今も生きている…?
街を行き来するライムント、衝突する自転車、壊れたメガネ
新しいメガネを作るために訪れた眼科、眼科医マリアナとの出会い、アマデウの話に興味を示すマリアナ
アマデウを知る伯父ジョアンを紹介、介護施設にいるジョアン、独裁政権時代はレジスタンスの闘士
彼は、アマデウは罪悪感から仲間に加わったと語る
1973年春、ジョアンは残虐な秘密警察のメンデスの拷問で両手を潰された…
その数ヶ月後、メンデスの命を救ったのがアマデウだという
ジョアンから「アマデウを埋葬した」と聞いたバルトロメウ神父を訪ねるライムント
高校時代のアマデウの教師でもあった神父
貴族で高名な判事の息子、飛び抜けた知性(飛び級)、傲慢ながら正義感に溢れた美しい若者だったと…
アマデウが忠誠を誓った親友…労働者階級のジョルジェ、卒業式で神を冒涜するような演説を手伝ったのも彼
10数年後、独裁政権崩壊の日に亡くなったアマデウ
葬儀には革命の象徴の赤いカーネーションを手に大勢が参列
ジョルジェと一緒にいた女性が神父の記憶に残っていた
アドリアーナとジョアンから更に話を聞くライムント
アマデウは民衆に袋叩きにされて瀕死のメンデスに対し、医師としての義務を果たすが
人々に裏切り者と非難され…ジョルシジェまでが足が遠のいた
そこでアマデウはジョルジェの薬局を訪れ、レジスタンスの仲間になりたいと申し出る
その時、ジョルジェの恋人で驚異的な記憶力を持つ美しい女性エステファニアと出会い…恋に落ちる
食事中のトラブル、気管切開術で命を救ってくれた兄を深く愛したアドリアーナ、エステファニアに嫉妬
ある夜、突然、アマデウはエステファニアを連れて出て行ったという、その理由はなんだったのか?
ライムントは今も薬局を経営するジョルジェを見つけて尋ねるが…追いかえれてしまう
自分でも驚くほど行動的になったライムント、いつも車を出してくれるマリアナをディナーに誘う
本から得た知識から結婚生活の失敗談まで生き生きと語るライムント
別れた妻に退屈だと言われた男とは別人の様
最後の謎、ジョアンによると…秘密警察の踏込のあった問題の日、ジョルジェは情報漏れを防ぐため…
エステファニアを消すと決め、ジョアンの銃を奪って行った
アマデウはジョアンからそのことを聞き、エステファニアと逃げたのだが…その後、彼女を見ていないと言う
あの日、アマデウとエステファニアとジョルジェの間に何があったのか?ジョルジェに聞くしかない…
勇気を出して再び彼を訪ねるライムント
全てが明かされたとき、自分の人生に何が起きるのか?ライムントはまだ知らない…


1970年代というつい最近の出来事を追う物語
まずは1970年代でポルトガルは独裁政権で、レジスタンス活動が行われていたことに驚き!
親が独裁政権を支える裁判官だという息子、市民を取り締まる秘密警察の命を救った医師、革命の道へ
何でも記憶してしまう特技の美しき女性闘士との恋、友情、苦悩と裏切り
平凡な生活を送っていた高校教師には刺激的なシチュエーション
作者の言葉、一つ一つに共鳴・共感、もっと作者について知りたくなり、調べて回るとともに
退屈と言われ離婚した自分…新たな恋が始まる
そうそう彼にその本をもたらした謎の女性は何処?というのもあった
おおまかな筋はそんなところだが…
なかなかシリアスな場面とコミカルなところの対比が面白い
現在は明るくのんきなものだが…、実はつい最近までの暗い過去を抱えた上での明るさなのね
みんなナカナカ語ろうとはしないけど、主人公の熱心さに口を開くんだよね
でも失うばかりだった著者の妹にだけは救いがないのかな…一生喪に服していくのだろうかな?
反対に、時々にかかってくる校長からの電話(笑)、大丈夫かと不安、更に無造作に切る!クビになるぞ〜
酒とタバコのネタも楽しい、しかし突然タバコ吸ったらゲホゲホどころか、気持ち悪くなるぞ…普通
退屈男の…本人も良く分かっていない恋愛もいいじゃないですか!
ラストのラテンなノリな言葉は特に良くて…上手く締めていると思う
まあそこそこに面白かったかな!べた褒めするほどではないけどね…
しかし…
満員の客の大半が高齢者だったのに驚き!私が平均年齢を下げる側に回るという珍しいパターン
何で宣伝しているのだろうか?それともBunkamuraゆえの事象か?
それから、座席の背もたれが低くて、首を支える物が無くて…首が痛かった!
身体の小さい年配の方には問題ないのだろうが…
私ぐらいの身長で辛くなっちゃうのは如何なものだろうか?椅子を交換しようよ!まっ無理か…
ちなみに公開8日目の第1回(11:10)、152席の映画館で満員(Bunkamura ル・シネマ1(渋谷))
2011.09format



 リック・スプリングフィールドのハード・ツー・ホールド/HARD TO HOLD 
[COMEDY]
1984:アメリカ作品/1984.04日本公開(CIC)
監督:ラリー・ピアース
CAST-1:リック・スプリングフィールドジャネット・アイルバー
CAST-2:パティ・ハンセンアルバート・サルミ/他
アメリカ版アイドル映画

STORYは…
■弾けるサウンド、飛び散る汗、エキサイトする観客…ロック界のスーパースター、ジェイミー・ロバーツのサンフランシスコ公演、興奮と熱狂の中フィナーレへ ■シャワールームに向かうジェイミー、楽屋内でひと悶着発生、デビュー以前から作詞・作曲活動をしてきた女性シンガーのニッキー、ラストで観客への紹介がなかった!椅子を投げ飛ばし&ビール瓶を叩き割りシャワールーム突入しようと大暴れ、気配を察したジェイミー、難を逃れようと別扉を使用、オートロック、裸にバスタオル姿で…通路にポツン ■不慣れなコンサート会場施設、右往左往、ファンの大群に発見&追い回される、なんとか巻くが…依然として楽屋が見つからず、巨漢スタッフから強制的にジーンズを借りるも…ジェイミーが3人入れる大きさ!更に車も借用…宿泊先の高級ホテル“フェアモンド”へ向かう ■ずり落ちるジーンズに気を取られた瞬間…信号が赤に!急停車も間に合わず、接触事故、相手の女性ダイアナ・ローソン…児童相談所を経営するキャリア・ウーマン、自分とは別世界の女性、ダイアナの冷静で知的な態度に一目惚れ!噛み合わない会話、有名人であるはずの自分を知らないダイアナ、戸惑うジェイミー、一方のダイアナ…ひたむきに自分の信じる道を突き進む大人の女性、ジェイミーのような感性最優先の放蕩三昧の男など問題児以外の何者でもなし ■ダイアナへ“プレゼント・リボンを付けたボルボ”を贈るジェイミー、受取り拒否!迷惑がるダイアナ、懲りないジェイミー…次々と奇抜なアイディアでアタック ■深夜、彼女のアパートの窓下の道路、タキシード姿のオーケストラを連れて…“想い出のサンフランシスコ”の演奏、何事か!?飛び出し来るアパートの住人達も…いつの間にか踊りだす始末、これが功を奏してか…開く窓には笑顔のダイアナ、感激のSEXののち…早く帰れとダイアナ…「明日早い!」「知らない人が横にいると眠れない!」、素晴らしい体験だ…去っていくジェイミー ■ずーっとコンビを組んできたニッキーとの溝は深まる一方、ジェイミーは彼女が作る詞に飽きが来ている、ニッキーは人気をかさに着た彼の傲慢な態度が我慢ならず!おまけに…レコード会社からはレコーディングの催促、スタッフ間に気まずい雰囲気が…


当時、ストレートでノリのよいアメリカン・ロックで音楽チャート常連であったリック・スプリングフィールドですが…私も好んで聞いておりました、そこへ主演映画の話!日本でいうところのアイドル映画の類だとは分かりつつも、劇中音楽&コンサートの雰囲気でも見に行こうと思い…映画館へ
コンサート・シーンはさすがにカッコイイなぁ〜と思いながら、映画自体は…何がどうという内容のないドタバタ・コメディ映画でして…苦笑というか失笑しながら見た記憶があります
ところでリック・スプリングフィールドは今どこで何をされているのでしょうかね?   (2009.01)
-1999format



 リディック/THE CHRONICLES OF RIDDICK 
[SF]
2004:アメリカ作品/2004.08日本公開(松竹)
監督:デヴィッド・トゥーヒー
CAST-1:ヴィン・ディーゼル
CAST-2:アレクサ・ダヴァロスジュディ・デンチニック・チンランドキース・デヴィッド
CAST-3:コルム・フィオーレカール・アーバンタンディ・ニュートンライナス・ローチ
CAST-4:ロレーナ・ゲイルジョン・マン/他
パンフの紹介文は「…全米席巻のメガトン級SF超大作!!」 「銀河最強のヒーロー伝説が幕を開ける!!」、新聞・雑誌などでは「スター・ウォーズ以来のSF超大作の誕生」などの文句が並ぶが果たしてどうだろうか…?

STORYは…
■遥か未来の宇宙、ロード・マーシャル率いる狂信的(宗教)ネクロモンガー軍によって危機と恐怖に直面、あらゆる生命体の“浄化”を目的、殺した者が全てを受け継ぐとの教義…従わない者には滅び!利用できる者は頭部への外科的処置により教義に従う戦闘部隊へ!今…9つ目の惑星を強大な艦隊で破壊、新たな標的に向け発進 ■UV星系第6惑星(氷の惑星)、飛行艇に追われる男リディック、殺人と脱獄で5つの惑星から指名手配、自分の存在が他者に悪影響を及ぼす?「自己追放」、隠遁生活…所在を嗅ぎつけてきた賞金稼ぎトゥームズ、氷の谷に逃げ込むリディック、無謀な追跡、反撃にあい一瞬で仲間と飛行艇を失うトゥームズ、法外な懸賞金を懸けた人物の存在、依頼主の目的は?奪った飛行艇でヘリオン星系・第1惑星へと飛立つリディック ■ヘリオン第1惑星上空、攻め込もうとするネクロモンガー軍とニアミス、着陸…旧友イマムの元へ向かうリディック、再会も…依頼主がイマムであること &彼に預けていた少女キーラが(リディックに憧れていた)犯罪者としてイグニオン星系クリマトリアの刑務所に収監されていると知り激怒、イマム必死の説得…真の依頼主と対面、エーテル状の生命体エレメンタル族の使者エアリオン、ロード・マーシャルが恐れた或る預言…撲滅したはずのフューリア族の生残りに殺される?その生残りがリディックではないか?一笑にふすリディック ■ネクロモンガー艦隊の総攻撃開始、逃げるイマムの家族(イマムは落命)、壮烈な戦闘、ヘリオン第1惑星は陥落、捕われるエアリオン、リディックに関心を抱き捕捉するロード・マーシャル、強制的尋問、辛くも脱出するリディックだが…賞金稼ぎのトゥームズに捕われる、トゥームズを巧みに操り…惑星クリマトリアの刑務所(キーラの居場所)へ向かわせるリディック ■惑星クリマトリア…昼は700℃&夜は−300℃…地表温度が激変する危険な惑星、地中に存在する(脱出不可能とされる)刑務所、引き渡されるリディック、賞金額で揉めて足止めのトゥームズ、キーラと再会を果すリディック(リディックとの出会い&未知の惑星からの脱出から5年、憧れのリディックに置去りにされたキーラ…リディックを追う賞金稼ぎの仲間入り、数々の事件を起こし投獄中の身)、根性が腐りきった看守達、早々と脱獄準備に動くリディック ■取り逃がしたリディックを追うため…司令官ヴァーコ&ピュリファイア(浄罪師)を差し向けるロード・マーシャル…


大掛かりそう…と、かなり期待していたのに…大分違ったかな、背景画が背景画してるのは置いといて…画像的には申し分なし、デザイン的にも大好きな領域だし(ハイテクなのかローテクなのか意味不明、装飾過多)、面白くないってわけでもなし…でも小さくまとまってる感じ、本当は巨大スクリーンで見たかったのだけれど…時間の都合で近場の小スクリーンだったのも一因?
坊主頭に黒のゴーグル(外すシーンは見飽きた)…意表をつくも、その程度、肉体派ヒーローゆえ…殴る・蹴る・飛んで・跳ねて・登って…でも、光線がキラキラしたりはしない、敵役に魅力がないのがだめなのかな〜?デイムは見るに耐えられないし
隣の女性2人は最初から全開で爆笑しまくっていたけど…たしかにニヤリとするシーン、でもそんなに笑えるのか疑問…もしかして自分はついていけてないか?不安になる…、最後の最後はそれなりに笑えるのだが…(よく見ていれば映画の途中でオチが見えますが)もしかしてラスト1分のための…前振り1時間57分?だったとしたら壮大過ぎるヒマ潰しで…凄いが、まさかね、しかしあのラスト…「2」を意識しているのだろうか?
公開22日目、第3回(16:10〜)、182席の映画館に6〜7割の入り…ケッコウ入っている(渋谷シネパレス2)
2000-2009format



 リトルショップ・オブ・ホラーズ/Little Shop of Horrors 
[HORROR? & COMEDY]
1986:アメリカ作品/1987.04日本公開(ワーナー・ブラザース映画)
監督:フランク・オズ
CAST-1:リック・モラニスエレン・グリーンヴィンセント・ガーディニアスティーヴ・マーティン
CAST-2:ビル・マーレイジェームズ・ベルーシクリストファー・ゲストジョン・キャンディ
CAST-3:パム・フェリスポール・ドゥーリー/他
アメリカでヒットしたブロードウェイ・ミュージカル作品の映画化作品、まあB級コメディー映画なのでしょうが…私はツボに嵌ってしまったようで、長く印象に残っている映画です

STORYは…
■貧しい人々の住むダウンタウン…スキッド・ロウ、小さな花屋、住込み店員のシーモア・クレルボーン…小さい頃に主人マシュニクに拾われ…奴隷同然の扱い、彼のたった一つの心の拠り所…同僚の女店員オードリー!ちょっとオツムが弱いが…グラマーな金髪娘、しかし悲しいかな…彼女には恋人あり、サディストの歯科医オリン・スクリヴェロ…患者に痛みを与えることが生き甲斐、恐怖のあまり口答えもできず&生傷が絶えないオードリー、実は…シーモアの優しさに惹かれ&彼との結婚を夢に描くオードリー ■シーモアの唯一の趣味…いろいろな花を可愛がること、ある皆既日食の日…中国人街で不思議な鉢植えを購入、名前も判らない植物に…“オードリー2”と命名、地下室で育てるシーモア ■ある日、シーモアが何気なくツボミをく突付いたとき…彼の指先に喰いつくツボミ、更に…全く信じられないことに血をピチャピチャ吸い始める…さも美味しそうに!吸血植物!?驚きながらも…小さなモンスターに要求されるまま…血を与え続けるシーモア、次第に大きくなっていくオードリー2 ■ウィンドーに飾られたオードリー2、不思議な植物見たさ…閑古鳥が鳴いていた花屋は連日押すな押すなの大盛況、有名人となるシーモア…ラジオ&テレビに新聞&雑誌引っ張りだこ、大喜びの店主マシュニク、オードリー2の面倒をチャントみるようシーモアに命令 ■日増しにエサの要求量が増えるオードリー2、次第に…体内からは血が減り&顔色が悪くなるシーモア、店の存亡は彼がオードリー2にどれだけエサを与えるかにかかっていた…


アメリカでヒットしたブロードウェイ・ミュージカル作品(2005年・日本でもミュージカルをやっていた模様です)の映画化です、ハッキリ言って「B級ホラー&コメディー映画」でして、当時あまり期待せずに見に行った記憶がありますが、すっかりとツボに嵌ってしまったようで、長く印象に残っている映画です…ゆえにとしました(今見たら何と思うかは?ですが)
まあアメリカでは怪しい物(よく分からない物)は…グレムリンのギズモしかり、だいたいチャイナ・タウンというか東洋文化圏から仕入れてくるようで…この映画でもトンデモナイ吸血植物!が自国文化圏以外から出現、まあ歴史の浅いアメリカから出現させるには…軍や政府の秘密組織などの研究成果OR副産物として出来あがるか、宇宙から飛来するしかないでしょう、まあそんなことはさておき、オードリー2と名付けられた吸血植物(食人植物?)…マペットの専門家のフランク・オズによって実にコミカルに動き…ナカナカ面白い、また取巻く人物設定も絶対にありえないのだか…笑える(キャスティングもOK)、特にサディストの歯医者とマゾの患者…、歯医者嫌いの私には恐怖の対象でありながら…笑う、まあその他にもポイントはアレコレあったと思うが全部は覚えていない…またビデオでも借りて見てみようと思うしだい、で、評価が下がったりして… (2007.02)
-1999format



 リトル・ダーリング/Little Darlings 
[YOUTH]
1980:アメリカ作品/1980.06日本公開(CIC)
監督:ロナルド・F・マックスウェル
CAST-1:テータム・オニールクリスティ・マクニコルアーマンド・アサンテマット・ディロン
CAST-2:クリスタ・エリックソンアレクサ・ケニンシンシア・ニクソンシモーネ・シャクター
     ジェン・トンプソン
CAST-3:マーガレット・ブライ/他
テ−タム・オニールを観に行った記憶はあるが…、内容自体は、おませな少女達の「処女喪失もの」です…

STORYは…
■夏休み!アメリカの子供達にとって最大の楽しみであるサマー・キャンプ、今しも「キャンプ・リトル・ウルフ」行き専用バスが出発しようとしている、群がる子供達&見送る親達、ポンコツ車でバス停に到着した下町育ちのエンジェル、15歳!タバコをふかし、いきがっている鼻っぱしの強い女の子、対照的にロールスロイスで父親の見送りを受ける金持娘フェリス、白いパンツスーツをエレガントな着こなし…バスに乗り込む彼女に、バスの中から白い目が集中!バスの席のことでフェリスに嫌がらせのエンジェル、取っ組み合いのケンカ、最初からテンヤワンヤの大騒ぎ ■目的地の美しい湖畔のキャンプ場に到着、割り当てられるキャビン、よりによって同じキャビンで隣同士のベッドになったエンジェルとフェリス!同室は…テレビCMにチョイ出演&14歳で女になったことを自慢している娘シンダー、耳年増&シェイクスピア引用好きのタナ、ヒッピー哲学に生きるサンシャイン、赤毛で“人参”の渾名のキャシィ、小学生のくせに同年輩のガキは我慢できないと…上級生キャビンに潜り込んできたペネローブ、個性あふれる顔ぶれ、いずれもSEXに興味津々、分かったような顔をして、実は何も分かっちゃいない思春期の娘達、なかでも“体験”を鼻にかけるシンダー、反目しあうエンジェルとフェリスに意地悪くけしかける…あんた達まだ経験ないんでしょ!どっちが先に処女を失うか!先に失ったほうに100ドルよ!あとに引けない2人、レースがスタート、エンジェル派とウェリス派に分裂、レースの行方を見守り始めた… ■フェリス、自分の相手としてキャンプの運動コーチのケリー・キャラハンに狙いを定める、20歳過ぎだがハンサムで感じのいい青年 ■賭けはいいけど妊娠したら大変、しからば…大型バスを借用、ガソリンスタンドの男子トイレ、チビのペネロープが突入、その間…トイレを借りに来たランディと知り合うエンジェル、湖水を隔てたキャンプ場(キャンプ・トマホーク)に来ているというランディ、ロックオン!ペネロープがトイレからコンドームの自販機ごと持ち出してくる!あとは実行のみ! ■キャラハン・コーチの気を引くべく精一杯色っぽく話しかける&プールで溺れる真似のフェリス ■エンジェルは、キャンプ・トマホークに潜入してランディ接近作戦を開始!


先にも書いた通りにテータム・オニールを観に行った映画でして、内容はあまり真剣に考えずに行って、苦笑しながら観た記憶があります、ただノーマークだったクリスティ・マクニコルは拾いものだったかな…?監督はクリスティ・マクニコルでもう一本映画撮ってるので観に行ってしまいました…
-1999format



 リトル・ブッダ/LITTLE BUDDHA 
[HUMAN DRAMA]
1993:イギリス・フランス作品/1994.05日本公開(東宝東和)
監督:ベルナルド・ベルトルッチ
CAST-1:アレックス・ウィーゼンダンガーキアヌ・リーブスブリジット・フォンダクリス・アイザック
     イン・ルオ・チェンラジュ・ラルグラシュマ・マカール・シングーアイルサ・バーク/他
ジャンル分けに苦慮して「ヒューマン・ドラマ」などとしてしまいました…チベット仏教の世界を描く作品です

STORYは…
シアトル…父ディーン、母リサと暮す9歳のジェシー・コンラッド…突然の訪問者、4人のラマ僧、驚く家族、高僧ラマ・ノルフの話…チベット仏教:全ての生命は生まれ変わると信じる、彼の師で、ブッダの魂を受け継ぐと言われた尊師ラマ・ドルジェが9年前に他界したこと、ジェシーこそ「尊師の生まれ変わりに他ならない」と語る…ノルフから贈られた本…”古代インドに生まれたシッダールタ王子の物語、なに不自由なく暮してきた王子、成人して始めて知った世界、王宮を出る決意をする王子…” ジェシーは他の候補生と共に試練を受け、儀式に望むためブータンへ行かねばならない…非現実的な話を疑うディーン、ある事件をキッカケに信じていた世界が崩壊、息子ジェーンと共に未知の世界へと旅立つ…


チベット仏教の世界を描く英&仏映画、「全ての生命は生まれ変わる」という教え…ブッダの魂を受け継ぐと言われた亡き尊師の生まれ変わりを探すラマ僧達、彼らがあげた候補の一人は…地球の裏側シアトル、普通の家庭に育つ9歳の少年だった…、導入部はこんな感じ、3人の候補のうち誰が尊師の生まれ変わりか?儀式(と訓練)のためにブータンに行く必要が… 突然そんなこといわれても困っちゃうに決まってますが…
タンタンと進む映像とストーリー、この手のものはケッコウ好きです、難はストーリーの途中に、割って入ってくるキアヌ・リーブス演じるシッダールタ王子のストーリー、キアヌが気持ち悪いは、なんとも気だるく、幻想的に作りすぎちゃったシーンはチョット… まあそれは置いておいて、修行中の僧達が描く砂絵のシーンは美しい…見ものです、それから音楽を担当しているのは坂本龍一[※]です、またブータン、ネパール両国でのロケによる圧倒的な風景映像などもナカナカ良いのに、あのシーンの気持ち悪さ、浮いちゃった加減がやはり残念
※音楽→坂本龍一、最近のベルトルッチ作品(ラスト・エンペラー&シェルタリング・スカイ)で連続して音楽を担当
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 リバイアサン/LEVIATHAN 
[SF]
1989:アメリカ作品/1989.05日本公開(松竹富士)
監督:ジョージ・P・コスマトス
CAST-1:ピーター・ウェラーアマンダ・ペイズリチャード・クレンナダニエル・スターン
     アーニー・ハドソンマイケル・カーマインリサ・アイルバッハーヘクター・エリゾンド
     メグ・フォスター/他
「エイリアン」の深海版リメイク?忘れろと言っても忘れられない間抜けなラスト?それはそれで印象的?

STORYは…
Leviathan…それは恐れを知らない獣の王、地上にはこれと似たものはない(旧約聖書・ヨブ記)
近未来、フロリダ沖の海底4800m、トランス・オーシャン・コーポレーション所有の潜水基地”シャック7” 対水圧スーツを着用、海底資源の採掘、2ヶ月の勤務期間、破格の給料で働く8人…地質学者ベック(会社の幹部候補)、名医だが会社とトラブルを起こしたトンプソン博士、美人の電気主任ウィリー、酒と女のシックスバック、住宅資金を貯めるジョーンズ、スイス旅行(スキー)資金を貯める”ヘイジー”デジーサス、財テク好きの冒険家の女性ボウマン、水中生活がお気に入りの哲学者コップ、任務完了2日前…海底探査中のウィリーとシックスバック、沈没したソ連原潜”リバイアサン”を発見、データベース上はロシア艦隊で現役のハズ…、艦内捜査で見付けた金庫、持ち帰り、中身はウオッカの瓶1本…盗み出したシックスバック、ボウマンと共に飲み干してしまう… 翌朝(任務完了1日前)、苦しみだすシックスバック、黒い斑点、診察とコンピュータ解析…「遺伝子の転換中」?8時間後、人間とは思えぬ異様な姿で死亡(秘密)、同じ頃、吐気に襲われるボウマン、救護室へ、鱗に覆われていく腕、悲鳴、シックスバックの寝ているはずのベッドへ!…シャワールーム、ボウマンの自殺死体を発見するトンプソン、召集命令、他の隊員に異常なし、そして台風接近の情報、帰還延期、正体不明の不安、大きな音、救護室に向かうベックとジョーンズ、2つの遺体が塊状に変形、海中に沈めることに…袋詰め作業中、飛出す暗色の物体、コップの腕に噛み付くボウマンの頭部…パニックの末、海中投棄完了、放心状態の6人、シックスバックの荷物から発見された件のウォッカ、そしてソ連原潜内捜査時のビデオに映っていた異様な遺骸…指&手足が長く、巨大な頭、鋭い歯…、ソ連が新種の水中生物を生み出そうと遺伝子操作?実験の失敗で原潜ごと沈められたと結論をくだすトンプソン、更に各種情報より、この生物はウロコに覆われ、細胞の再生が可能、人肉(血)を食し…その知能も吸収していく、直後戦場と化す基地、袋詰め&投棄されなかった手足…怪物に成長、他の隊員がTVを見ているその後ろで襲われるデジーサス、そして腕を噛まれていたコップが怪物に変身、周りを囲まれ涙しながら殺されていくトンプソン…、破壊される基地内のシステム、気圧低下、基地破裂の危機、事態の隠蔽を図る会社幹部、全員死亡のニュース… 生き延びるには…怪物退治し、自力で浮上するしかない…


設定違いの「エイリアン」、しかも”オイオイそりゃねーだろ続出”状態、でも何故か記憶に残ってしまった映画、特に、凶悪な怪物のラストの間抜けさは”忘れろと言っても無理だ” 食べられた人間の知能を吸収している割りに…食われた隊員は幼稚園児以下の知能だったのか? また、下着姿で対水圧スーツに潜り込むウィリーは「エイリアン」のリプリーそのまんまなんてシーンも多数あり…でも面白くないわけではない、パロディ映画か?
-1999format



 リフテッド/LIFTED 
[ANIMATION]
2006:アメリカ作品/2007.07日本公開(ブエナ ビスタインターナショナル ジャパン)
監督:ゲイリー・ライドストローム     製作総指揮:ジョン・ラセター
CAST-1:
CAST-2:
CAST-3:
「レミーのおいしいレストラン」の前に上映された短編アニメ

STORYは…
■田舎の一軒屋、出現する円盤、ベッドで眠る男、彼を確保すべく無数のレバーを操り重力操作(?)…持ち上げ、窓外に出して円盤に取り込む予定が…ヘタクソ!呆れる上官、必死の操縦だが…円盤も誤操縦、激しく地面に叩き付けられる…浮上、円柱状に残る地面、その上に残ったベッドと男、落下〜激突音!

「レミーのおいしいレストラン」の前に上映された短編アニメ 、単純だけど笑えて…最後は音だけでブラックなオチです
(渋東シネタワー1:渋谷)
2000-2009format



 リメンバー・ミー/Coco 
[ANIMATION]
2018 アカデミー賞[長編アニメ賞][歌曲賞]
2018 ゴールデングローブ賞「作品賞(アニメーション)」
2017:アメリカ作品/2018.3:日本公開(ウォルト・ディズニー・ジャパン)
監督:リー・アンクリッチ
出演:アンソニー・ゴンザレスガエル・ガルシア・ベルナルベンジャミン・ブラット
アナ・オフェリア・ムルギアレニー・ヴィクターハイメ・カミーユソフィア・エスピノーサ
ナタリア・コルドバ=バックリー/他
なんか観たい映画がない!
来週は密集しているというのに…半分回してくれ
ところで何観よう?
まあ「リメンバー・ミー」なら外さないかな?
アカデミー賞の「長編アニメ賞」も取ったし、劇中歌「リメンバー・ミー」も賞取ってるし

STORYは…
音楽が大好きな少年ミゲル
この町が生んだ伝説のスター、エルネスト・デラクルスのようなミュージシャンなる夢
しかしミゲルの家族は昔に起こった哀しい出来事がキッカケで…音楽禁止の生活
曽祖母ちゃんのココ、エレナおばあちゃんを中心とする大家族の深い愛情に包まれた幸せな生活
家族には夢を隠していた、いつか夢を認められたいと願いながら…
だから、屋根裏の秘密部屋でデラクルスのビデオを見ながらマスターしたミゲルの天才的なギターの腕前
知っているのはいつも一緒にいるノラ犬ダンテだけだった
先祖の魂を迎える祭り、年に一度の“死者の日”、マリーゴールドの花やキャンドルで飾られる町
ミゲルの家にも先祖達の写真が飾られる
その中の1枚、ひいひいおばあちゃんのイメルダの隣に立つ彼女の夫の顔部分が破られている
ある日、不注意で写真立てを落してしまったミゲル
隠されていた(折り返されていた)写真、そこに写るドクロの装飾のギター
特徴的なデラクルスのギターと一緒
憧れのデラクルスは、自分のひいひいおじいちゃん!?
だから自分はこんなに音楽が好きなんだと大興奮
昂ぶりを隠せないミゲルの言動、呆然とする家族
夢を理解してくれない家族、衝突、“死者の日”でにぎわう町に飛び出していくミゲル
“死者の日”の祭、音楽祭に出るため、壊されたギターの代わりを求め…
デラクルスの霊廟に忍び込むミゲル、件のギターを入手
ギターを奏でた瞬間、先祖達が暮らす〈死者の国〉に迷い込んでしまう
“死者の日”にだけ出現するマリーゴールドの花びらで作られた橋を渡ったミゲル
テーマパークのような楽しさに満ちたカラフルな巨大都市〈死者の国〉の景観に息をのむ
そこには〈死者の国〉の住人、ガイコツ達の活気に満ちた暮らしがあった
そこにはオフレンダに並ぶ写真でしか見たことのないたくさんの先祖達
威厳に満ちた家族のリーダ、ひいひいおばあちゃんイメルダの姿も!
しかし、ここは〈死者の国〉、国に迷い込んだ“生きている人間”は日の出までに元の世界に戻らないと…
体が消え、永遠に家族に会えなくなってしまうルール
元の世界に戻るためには…先祖から「許し」を得ること
大切なミゲル、何としても元の世界に戻したいイメルダ、音楽を永遠に諦めることを条件に!
ミゲル一家に音楽禁止の掟を作ったのはイメルダだった
それでもミュージシャンになる夢を諦めないミゲル
ひいひいおじいちゃんだと信じるデラクルス(ギターの写真が一緒)を探し出し…
彼から「音楽の許し」を得て元の世界に戻る決意
追いかけてくるイメルダや大勢の先祖達から隠れ…
“生きている少年が紛れ込んでいる”ことで大騒ぎを巻き起こしながら…
付いてきてしまった野良犬ダンテと一緒に必死に逃げる
そんなミゲルが出会った陽気だけど孤独なガイコツのヘクター
実は彼も、自らの存在が永遠に消え去る危機にさらされている
それは〈生者の国〉の誰からも思い出されなくなった時、二度目の死!
離れてしまった家族にもう一度会いたいヘクター
ミゲルが元の世界に戻る手助けをする代わりに、ある願いを彼に託したいと考えていた
生きているミゲルと2度目の死を死を目前とするヘクター
冒険は、この何ともチグハグなコンビを思いもよらぬところへ導こうとしていた
やがて2人が辿り着いたのは、ミゲルの家族の驚くべき“秘密”
全ての謎を解く鍵は、デラクルスが歌うミゲルの大好きな曲「リメンバー・ミー」に隠されていた


は〜?ナニコレ?賞取るほどのもんじゃない気がする
というか、笑えもしなければ泣けもしない、楽しくもない、何が狙いだったのか?
もしかして…子供心がないってか
「リメンバー・ミー」が有効に使われていない気もする
まあ画面は綺麗だが…そこどまり
これは「アナと雪の女王/家族の思い出」の同時上映でもしなければ、持たないってか
でも「長編アニメ賞」でしょ?よっぽど他がダメだったんだろうな
TOHOシネマズの6ポイントでタダ券行使していて正解だった
ああ〜、データ投入も苦痛だな
えっ、原題は「Coco」なのね…ひいおばあちゃんの名なのね
まあ同時上映の「アナ雪」も20分もかけてたいした内容ではなかったな
あっ、そっちもデータ投入か、しかも個別ページ化して…
公開9日目の第2回(11:15)、202席の映画館で8〜9割程度の入り(TOHOシネマズ新宿 SCREEN4)
2011.09format



 隣人は静かに笑う/ARLINGTON ROAD 
[SUSPENSE]
1998:アメリカ作品/1999.04日本公開(日本ヘラルド映画)
監督:マーク・ベリントン
CAST-1:ジェフ・ブリッジスティム・ロビンスジョーン・キューザックホープ・デイピス
     ロバート・ゴセット
CAST-2:スペンサー・トリート・クラークメイソン・ギンブル/他
サスペンス映画、いったい隣人は何者?安全とは何?安心とは?どこで道を間違えたのか?あちらこちらに張られた伏線、ハリウッド映画にしては珍しい結末の作品

STORYは…
不安を掻き立てるタイトル・バック。少年達の声。道路を血だらけで歩く少年。助ける主人公、実は向いの家の子供(2ヵ月前に引っ越してきていたのに知らなかった)、始まる近所付合い。主人公の家は父子家庭(妻は元FBIで殉職:心の傷)+父の恋人。主人公は大学でテロリズム史を教えている。家族付合い、しかし、手紙、図面…不信、向いの男は何者?調査、疑惑、告白、しかし疑惑は深まる、信じなかった恋人も不信な動きを目にするが…今回の事件と彼の持論での裏付け調査、サマーキャンプへ行った息子の身に…、追跡調査…、犯人?犯人って?息子はどこ?爆弾?爆弾?犯人?犯人って何?爆発!向いの家族?安全って?安心って?

よくある隣人は何者?のようですが、いえいえどうして。カット割、テンポも良いが、配役・設定がうまい。あちらこちらに張られた伏線、気付いた人はより楽しめます。ラスト辺りで、あーあれか!あそこだ!やはりそうーきたかと…
安全・安心とは、どのようなものなのか、主人公はどこで進む道を変えられてしまったのか、とやかくうるさい最近のアメリカ映画にしては過激なラストです
(渋谷ジョイシネマ)
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