山河のラオス〜ヴィエンチャン(市場)
 
Vientiane(Talat)
 
 
ヴィエンチャン(市場)
 

  ワットに飽きたら「タラート」と呼ばれる市場巡りはいかがでしょう。ヴィエンチャンは滞在するのに何の苦労もいらない街なので、日がな一日メコン川を眺めながらのんびりと過ごすのもお勧めです。  

 
タラート・サオ
 


   
バスターミナル
タラート・サオの隣には国内各地へと向かう長距離バスのターミナルがあります。お世話になった日本人バックパッカーの方も多いことでしょう。現地の人はというと、野菜やら生きたニワトリやらを山のように抱えて乗り込んでいました。きっと地方に住んでいる人が買出しに来たんだろうな。
   

   
トゥクトゥク
ラオスの乗り物の代名詞にもなっているトゥクトゥク。タラート・サオは最も人が集まる施設だけあって、周辺にはたくさんのトゥクトゥクが客待ちをしていました。ところが、ヴィエンチャンでは大抵のところへは歩いて行けてしまうため、結局乗らずじまいでした。もったいないことをした。
   

   
デパート
ヴィエンチャンには大きなタラートがいくつかあり、それぞれ扱う商品分野が異なります。こちらは街で一番大きいタラート。いわゆる発展途上国のマーケットをイメージしていくととんでもない。印象としてはほとんどデパートです。衣料品や雑貨、家電製品から宝飾品まで、豊富な品揃えを誇ります。
   

 
タラート・トンカンカム
 


       
 
食品スーパー
ご覧の通り、タラート・サオと違ってこちらは肉や魚、野菜など生鮮食品がメイン。同じ野菜でも日本のものとは形が違っていたりして、見ているだけでも楽しいです。
 
ココナッツ搾り器
どういう仕組みかわかりませんが、山と詰まれたココナッツの皮を剥き、機械に入れるとアラ不思議。真っ白いパウダーになって出てきます。水に溶かせばジュースだ。
 
トリュフ?
そういえばトリュフに似たキノコらしきものも売ってました。写真左下に見えるジャガイモみたいなやつがそれです。やたら安かったけど、あの正体は何?
 

   
魚屋、というか肉屋
左の写真、何だと思います? 大きなたらいの中でうごめく無数の生き物。そう、カエルです。飛び出さないように網を被せているんですね。10cmを超える大物たちが、工業製品のように整然と並べられているさまは、なかなか圧巻、というか生理的にインパクトがあります。
   

 
メコン川沿いの屋台レストラン
 


       
 
ディナータイム
夜の帳が下りる頃になったら、川沿いのレストランに出掛けましょう。頬を撫でる心地よい涼風、茜色に染まる空。暮れゆくメコンを眺めながらの夕食はまた格別です。
 
夕映え
メコン上流の彼方に陽が沈むにつれて、空は青からオレンジに、川は泥の色から水色に、少しずつ表情を変えていきます。それだけのことなのに、見ていて飽きません。
 
納涼床
地上だと思ったら川の上だったんですね。夏の京都・鴨川みたい、と言えば聞こえはいいが、実際に見るとちょっと心細い。増水したらどうなるのかな。
 

       
 
ビアラーオ
一日の観光を終えたら、これがないと始まらない。屋台なのにどうやって冷やしたんだと思うほどキンキンに冷えたビアラーオ。ラオスに来て良かったと思う瞬間です。
 
タイすき
メニューを見てもよくわからなかったので適当に頼んだら、メインで出てきたのは鍋。タレの味からしてどうやらタイすきらしい。ラオス料理なのかどうかは謎。
 
ネオンサイン
無理やり日本に例えると博多の中州ですかね。ネオンというか裸電球の列が煌々と輝いていました。バイクの若者もいたりして、盛り場らしい活気はありましたよ。
 

 
伝統音楽と舞踊ショー
 


  ランサンホテル内のレストラン「サロンサイ」では、毎晩19:00からラオスの伝統音楽と舞踊ショーを開催しています。お近くにお立ち寄りの際はラオス料理のコースを食べながらどうぞご観覧ください。そうそう、ビアラーオの注文も忘れずにね。  

       
 
伝統音楽
まずは伝統音楽の演奏から。木琴や笙に似た楽器によって奏でられる曲は雅楽に通じるものがあり、日本人にとっては聞き覚えがあるようでないような不思議な感じです。
 
伝統料理
挽肉を香草と混ぜたラーブ、トムヤムクンをマイルドにしたようなスープ。どれも美味しいのですが、やはり何といってもカオニャオ(写真右下、もち米のご飯)。これはウマい。
 
伝統曲芸
これはラオス伝統かどうかはかなり怪しいのですが、とりあえず芸は見事です。上海雑技団を素朴にしたような感じ、って褒めてるのかどうか微妙な表現だな。
 

   
不思議ノ声
やがて宴もたけなわになり、若い男女が入り乱れての民族舞踊が繰り広げられます。そして終盤、何の変哲もないおじさんがステージに上がったかと思いきや、次々と野鳥や豚の鳴き真似を始めました。お客さんは大喜び。この日一番の拍手喝采でした。ラオスの江戸屋猫八。一聴の価値あり。
   

 
街角の風景から
 


       
 
ワッタイ国際空港
ラオスの空の玄関口はターミナルビルも新装され、とても美しくなりました。でも、いかんせん人が少ない。リノリウム貼りの建物の中は素晴らしく声が響きます。
 
健康中心
旅の疲れを癒そうと出掛けたのは中心部から車で十数分の健康センター。若いお姉さんによる入念なマッサージと薬草サウナでリラックス。でもエッチなところじゃないよ。
 
国立文化会館
中国の援助によって建てられました。ヴィエンチャンでもダントツに立派です。ライトアップされる建物という意味でもほぼ唯一の存在です。それにしても派手ですよねえ。
 

   
おばあちゃんのサンドイッチ屋
ラオスに来たならフランスパンのサンドイッチはぜひ食べてみましょう。ヴィエンチャンではラオプラザ斜め向かいのこの店が一番美味しいと評判です。ドリンクはもちろん練乳入りのアイスコーヒーで。ベトナム系の名物おばあちゃんとその娘さんが、途絶えることのない客足を元気に切り盛りしています。
   


   

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