栄光のイラン〜ヤズド
 
Yazd
 
 
ヤズド
 

 
ケルマーン→ヤズド
 


       
 
ワード講習会
道端で見つけたペルシャ語版word講習会の案内チラシ。こんなイランの田舎町にまで進出しているとは、さすがマイクロソフト。おそるべき世界戦略ですね。
 
ピスタチオ
ケルマーン〜ヤズド間にあるラフサンジャニはピスタチオの産地として有名。ちょうど実をつけ始めた時期でした。この街は元大統領の出身地としても知られています。
 
ピスタチオ畑には大きな蟻の巣がありました。この蟻、日本のものと比べると黒々として大きく、襲撃されると払い落とすのが大変でした。咬まれると痛いし。
 

   
トイレ
バスでの移動につきものなのがトイレ休憩。昨日のバムへの行程に続き、今日も青空トイレです。だんだん慣れてきたぞ。日本と違ってドライブインなどないので、キャラバンサライ(昔の隊商宿)跡がトイレとして使われています。しかし、こんなことでいいんでしょうか。貴重な遺跡だろうに。
   

 
ジャーメ・モスク
 


     
イラン一番の高さ
ここのモスクの売りは何と言っても「高さ」。ただでさえ細長い門の上にイランで最も高いというミナレットがついています。建てられたのはティムール時代の14〜15世紀と言われており、当時からこの高さだったとか。同じティムールが建設したサマルカンドのレギスタン広場に似ているような気もします。もちろん細かなタイル装飾も手を抜くことなく、間近で見れば見るほど細かで見事な出来映えです。ところがモスクの中はほとんど装飾されておらずヤズド人の見栄っぱりな性質がよく表れています。
     

       
 
モンゴル様式
イランの他のモスクと異なり、建材として煉瓦が多用されています。モンゴルの特徴だそうなので、イル・ハン国以来の伝統なのかもしれません。
 
見栄っ張り
ほら、中に入るとこの通り。全然装飾していないでしょ。合理的と言えば聞こえはいいけど、見えないところで手を抜いてるんだから、やっぱり見栄っ張りなんだな。
 
街路樹
ジャーメ・モスクへ向かう道は両脇に街路樹が植えられ、まるで参道のよう。その割には人も車もほとんど通らず閑散としていました。ヤズド市民は信心薄いのか。
 

 
ゾロアスター教寺院
 


  宗教界のシーラカンスと言われる(誰が言ってるんだ?)ゾロアスター教は、イスラム以前にはイランの支配的宗教でした。  

   
拝火教
ここでは開祖ゾロアスターの肖像画と1550年燃え続けているという聖なる火を見ることができます。火といっても炭火なので炎はありません。ここだけの話ですがこの聖火はときどき消えることがあり、その都度何事もなかったかのように着火し直しているという噂です。
   

 
沈黙の塔
 


       
 
鳥葬
ゾロアスター教の最大の特徴である鳥葬。火以外に水や土も神聖なものとみなし、それらを汚す火葬や土葬が嫌われたため鳥葬が採用されました。
 
塔の内部
女性用の塔の内部に入ってみました。50年前に使用禁止になったはずなのに、遺体を安置していた中央の穴に近づいてみるといまだに死臭が残っていました。
 
塔の頂上から
塔は街外れの荒野にあるため、頂上から現在の街が一望できます。樹の茂る塀で囲まれた一角は現在の墓地。その手前に見える廃虚は通夜に使われた集会所です。
 

       
 
男女別
沈黙の塔と一口に言っても、実は男性用の塔(方形)と女性用の塔(円形)のふたつがあります。どちらも岩山の頂上にあり、登るのはひと苦労でした。
 
自己責任
男性用には希望者のみ登りました。内部への入口はこの一ヶ所のみ。階段はなく、ガケの斜面を自力でよじ登らなくてはなりません。けっこう辛い。
 
観光バス
点のように見えるあのバスのところから登ってきたのか。そう考えると自分で自分を褒めてやりたい。下手な登山よりハードなんじゃないかな。
 

 
街角の風景から
 


       
 
コスプレ
土産物屋に置いてあった兜と刀で寸劇の始まり始まり。ここのコスプレは運転手仲間で有名らしく、ガイドさんいわく「先週の運転手さんもかぶっていました」。
 
高級ホテル
サファイエはヤズド一の高級ホテル。コテージタイプで天井が高く、もちろん部屋も広い。リゾートホテルのように開放感があります。普通の部屋もスイートみたい。
 
朝の散歩
翌朝、ホテルの敷地を歩いていると、猫やアヒルが出迎えてくれました。ヤズドは高原で標高が高いため、朝は湿度が低く清々しいのです。
 


   

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