Shiraz |
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シラーズ |
クルアーン門 |
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境界線
ペルセポリスから下ってくると最初に目に入るのがクルアーン(コーラン)門。近くで見るとなかなか迫力があります。ここからシラーズという境界線ですね。
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俯瞰
門の脇の階段を登ると展望台やチャイハネがあり、ここからシラーズが一望できます。街に入る前にまず全体像を把握。盆地に開けたことがよくわかります。
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チャイハネ
チャイハネは自然の洞窟を利用して作られているので、中はかなり怪しい雰囲気。中庭には詩人ハージュ・ケルマーニーの廟があるので、こちらも見逃さないように。
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エラム庭園 |
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宮殿図書館
薔薇の都シラーズを代表するエラム庭園。ペルシャ語で「楽園」を意味する「エラム」の名にふさわしい庭園です。もともとこの庭園はシラーズ大学の敷地だったそうで、19世紀に建てられたエラム宮殿の建物は現在、大学の図書館として使われているそうです。いいなあ。こんなところで勉強してみたい。
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タイル
宮殿の壁には繊細な仕事で仕上げられたタイルが貼られています。イスラム圏には珍しい一種の歴史絵巻になっており、こちらも一見の価値があります。
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楽園
バラをはじめとするさまざまな花が咲き誇る敷地にはガージャール朝時代に造られた宮殿や糸杉の森があり、市民の憩いの場となっています。
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バラ栽培
この庭園はバラに関する学術研究機関としての役割も担っています。世界中のあらゆる種類のバラが栽培されており、各国から研究者が集まってくるそうです。
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シャー・チェラグ廟 |
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イラン3大聖地
イランの3大聖地と言えば、マシャドのイマーム・レザーの聖墓、コムのハズラテ・マアスーメの聖域、そしてこのシャー・チェラグ廟が挙げられます。
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チャドル着用義務
ちなみに女性は頭からすっぽりと全身を覆うチャドルを着用しなければ入れてもらえません。せっかく綺麗どころが揃ったので、記念撮影タイム。
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ライトアップ
夕食を食べたら夜の散歩に出かけてみましょう。シャー・チェラグ廟はなんといっても夜がおススメ。とにかくキラキラして何がなんだかわかりません。
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イマーム・レザー伝その1
817年、マシャドのレザーは歴代のイスラム教イマームの中で唯一イランで殉教したため、イランの人々からはマホメットに次ぐ存在として特別視されるようになりました。
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イマーム・レザー伝その2
コムではイマーム・レザーの妹ファーテメが、ここシラーズでは弟のシャー・チェラグが殉教しました。そのためこれらはマシャドに次ぐ聖地となったのです。
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イマーム・レザー伝その3
シャー・チェラグというのは実は通称。本名はセイイド・ミール・アフマドです。ということは、イマーム・レザーも別に本名があるな。偉人とはそういうものか。
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鏡のモザイク
シャー・チェラグ廟の内部は壁から天井からすべて鏡のモザイクで埋め尽くされています。実際に入ってみましたが、細かく刻まれた鏡に照明の光が四方八方に反射してとにかくスゴい。本当にスゴいとしか言いようがありません。金網で囲まれた棺もキラキラしていました。いったい誰がこのような装飾を思いついたのでしょう。シャー・ジャハーンもびっくりです。弟がこれほど派手に埋葬されているなら、マシャドにあるイマーム・レザー本人の聖墓はどこまでスゴいのか想像もつきません。
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カリム・ハーン城塞 |
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女子高生ラッシュ
18世紀ザンド朝時代に建てられたこの城はかつて牢獄としても使われていたそうです。ちょうど街の真ん中に位置し周囲にはちょっとヨーロッパっぽい商店街があります。写真を撮っていたら、いつの間にか学校帰りの女子高生たちに囲まれてしまいました。まるで芸能人になった気分。
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バーザーレ・ヴァキール |
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金物銀座
このバザールの特徴は金物が多いこと。古代から近くに鉱山でもあったんでしょうか。生活物資中心で観光客向けのものは少ない印象がありました。
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迷った!
比較的規模が小さいにもかかわらず道がくねくねと入り組んでいて、ちょっと油断していたら途中で迷ってしまいました。昼食の集合時間も迫っていて、けっこう焦った。
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渋い
象眼細工や銅細工のお店での値段交渉は意外とシビアでなかなか値引きしてくれませんでした(だから買わなかった)。観光客ずれしていないのかな。
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実演レストラン
バザールの近くのレストランで昼食。ここはオープンキッチンというか、ナン焼きの様子を見ることができるので面白い。出来上がってみると1枚のナンがとても大きくてびっくり。直径50cmくらいはあったかな。ケバブも焼き立てで美味しいです。熱くてハフハフしちゃいましたが。
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ハーフェズ廟 |
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六角屋根
イランで最も有名な詩人ハーフェズ。シラーズで生まれた彼は出不精で生涯のほとんどをこの地で過ごしましたが、その名声は中央アジアやインドにまで知れ渡っていたそうです。棺は東屋風の六角屋根で覆われた場所に安置されており、季節の花で囲まれています。
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恋と酒と音楽と
棺には彼の代表作が彫り込まれています。ハーフェズは恋愛や酒や音楽をテーマにした詩を多く残していますが、それらは比喩にすぎず実は神への愛や信仰を詠んだものだと言われています。ロマンチストかと思いきやイスラム原理主義者だったりして。詩集の開いたページに書かれてある詩で占う「ハーフェズ占い」も盛んだとか。どうやって判断するんでしょうね? 観光中、少女マンガに出てくるように詩集を手に佇む可憐な少女がいて、みんなガイドさんの説明そっちのけでこの娘の写真ばっかり撮ってました。
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サアディー廟 |
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放浪の詩人
シラーズが生んだもう一人の偉大な詩人がサアディー。こちらはハーフェズとは反対に中東から北アフリカ〜インドと40年も放浪の旅を続けたそうです。
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ゴレスタン(薔薇園)
サアディーの代表作は「ゴレスタン(薔薇園)」。廟の外壁には「ゴレスタン」にちなんでバラのモザイクが飾られています。ここにも薔薇の都シラーズらしさが。
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ペルシャ文字
もちろん棺が安置されている部屋の壁一面にも詩が描かれています。ペルシャ語なので読めませんが、流れるような文字は見るだけでも美しいものです。
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チャイハネ
サアディー廟にはもうひとつ名物があります。地下にあるチャイハネがそれ。暑い中、観光し続けてきたので休憩するにはちょうどいいと思っていたら……。
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不思議な水槽
チャイハネの中央に水槽があり、なんと日の光が射し込まない地下なのに魚が泳いでいるのです。どうして大丈夫なの? それとも特殊な魚なのでしょうか。
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イラン式アイス
水槽を眺めながら「冷たい春雨に甘いシロップをかけたような」アイスクリームを食べてひと休み。意外とあっさりした甘さで、これはこれで不思議な食べ物でした。
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街角の風景から |
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ホマ・ホテル
薔薇の都シラーズらしく、ホテルの中庭にはバラをはじめとするさまざまな花が咲き乱れていました。敷地も広く、ちょっとした植物園と言ってもいいくらいでした。
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航空会社系
イラン航空グループのホテルとあって、ロビーには飛行機の模型が飾ってありました。壁にはかつて「Down with the USA」とペイントされていたそうです。
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エビのケバブ
この日のメインディッシュは三択。迷わずエビのケバブを選びました。エビはペルシャ湾で豊富に採れるそうですが、あとでメニューの値段を見たらけっこうな高級食材でした。
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